開講年度
開講学部等
2011
人文学部
開講学期
曜日時限
授業区分
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
YFL育成プログラム
前期
月9~10
講読
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1011121026
美学・美術史講読[Reading Class in the Aesthetics Art History]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
藤川 哲[FUJIKAWA Satoshi]
ー
担当教員[ローマ字表記]
藤川 哲 [FUJIKAWA Satoshi]
区分
対象学生
対象年次
2~4
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
開設科目名(英訳)
美学・美術史講読(Text Reading)
概要(共通教育の場合は平易な授業案内)
日本美術交流史に関する本を読みます。毎週1章ずつ全員が読んできて、意見交換を行います。
一般目標
一、日本美術交流史について基本的な人名、事項名を理解する。
二、日本美術交流史における問題系を把握し、各自の課題を発見する。
三、日本美術交流史データベースの構築。
授業の到達目標
知識・理解の観点
基本的な人名、事項名について説明できる。
思考・判断の観点
日本美術交流史における問題系を理解した上で、独自の課題を設定できる。
関心・意欲の観点
自ら設定した課題について探究し、調べた結果を報告できる。
授業計画
【全体】
毎週1章ずつ取り上げ、12回で1冊読み通します。毎回2人を発表者とします。発表者は、担当箇所を要約し、関係事項について調べ、討論のための話題提供をお願いします。講読テキストは、木下長宏『岡倉天心―物ニ観ズレバ竟ニ吾無シ』(ミネルヴァ書房、2005年)。開国後の日本で東京美術学校の創立や帝国博物館の開設に立ち会い、「日本美術史」を生み出した人物の生涯について学び、彼の活動が現在の私たちの「美術」とどうつながっているかについて、一緒に考えましょう。
項目
内容
授業外指示
授業記録
※
A
B
C
D
E
F
第1回
オリエンテーション
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第2回
第1章 旅の支度
1 号、誕生日、出生地
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第3回
第1章 旅の支度
2 子どもの頃から学業生活のおわりまで
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第4回
第1章 旅の支度
3 美術界へ
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第5回
第2章 若き指導者
4 東京美術学校創立と『國華』出版
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第6回
第2章 若き指導者
5 帝国博物館開設
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第7回
第2章 若き指導者
6 美術史の企て
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第8回
第3章 放浪する指導者
7 日本美術院創立
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第9回
第3章 放浪する指導者
8 インド旅行
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第10回
第4章 異邦人の旅
9 ボストン生活と英文著作
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第11回
第4章 異邦人の旅
10 未刊の美術史「泰東功芸史」
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第12回
第4章 異邦人の旅
11 岡倉をめぐる〈女〉たち
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第13回
第4章 異邦人の旅
12 臨終とその後
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第14回
総括
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※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
①A〜Fのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
【E:振り返り】、【F:宿題】
②【多】、【中】、【少】は授業時間内におけるALが占める時間の割合を指しています。
【多】:授業時間の50%超、【中】:授業時間の15%〜50%、【少】:授業時間の15%未満。「振り返り」と「宿題」については該当する場合に【あり】と表示されます。
成績評価法
【全体】
1.各担当回における発表内容、2.その他の回における議論への参加度、3.日本美術交流史データベース構築への貢献度、によって総合的に評価します。
【観点別】
知識・理解
思考・判断
関心・意欲
態度
技能・表現
その他
評価割合(%)
JABEE収集資料
定期試験(中間・期末試験)
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評価に加えず
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小テスト・授業内レポート
○
○
○
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20%
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宿題・授業外レポート
◎
◎
◎
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25%
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授業態度・授業への参加度
◎
◎
◎
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25%
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受講者の発表(プレゼン)・授業内での制作作品
◎
◎
◎
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25%
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演習
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評価に加えず
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出席
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○
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その他
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評価に加えず
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教科書にかかわる情報
教科書
書名
岡倉天心―物ニ観ズレバ竟ニ吾無シ
ISBN
4623043266
著者名
木下長宏
出版社
ミネルヴァ書房
出版年
2005
備考
参考書にかかわる情報
参考書
書名
西洋絵画の到来―日本人を魅了したモネ、ルノワール、セザンヌなど
ISBN
4532124123
著者名
宮崎克己
出版社
日本経済新聞社
出版年
2007
参考書
書名
〈日本美術〉誕生―近代日本の「ことば」と戦略
ISBN
4062580926
著者名
佐藤道信
出版社
講談社
出版年
1996
参考書
書名
眼の神殿―「美術」受容史ノート
ISBN
4568201314
著者名
北沢憲昭
出版社
美術出版社
出版年
1989
参考書
書名
ジャポニスム―幻想の日本(新装版)
ISBN
9784434044618
著者名
馬淵明子
出版社
ブリュッケ
出版年
2004
参考書
書名
日本美術の流出
ISBN
4397501939
著者名
瀬木慎一
出版社
駸々堂出版
出版年
1985
備考
詳しくは宮崎克己『西洋絵画の到来』の「参考文献」404-412頁を見てください。
メッセージ
近代日本における西洋美術との接触について学びます。現在の私たちの美術をめぐって、さまざまな点で見直すきっかけになると思います。受講生は木下長宏『岡倉天心』を購入してください。線を引いて、書かれている内容をしっかりと自分のものにするためです。
キーワード
フランシスコ・ザビエル、井上馨、大原美術館、石橋美術館、ブリヂストン美術館、林忠正、松方コレクション、南蛮屏風、高橋由一、黒田清輝、白樺派、ロダン、ルノワール、モネ、学芸員、美術コレクション、エドモン・ド・ゴンクール、サミュエル・ビング、アンリ・リヴィエール、狩野芳崖、高橋由一、フェノロサ、フォンタネージ、岡倉天心
持続可能な開発目標(SDGs)
関連科目
美学・美術史特殊講義(私が担当する後期の講義で、関連展覧会を紹介することがあります)
連絡先
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オフィスアワー
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