開講年度
開講学部等
2025
医学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
金1~4
4.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
00038
医療環境論[Medical Treatment Environment Theory]
日本語
1
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
白澤 文吾[SHIRASAWA Bungo]
ー
担当教員[ローマ字表記]
白澤 文吾 [SHIRASAWA Bungo], 桂 春作 [KATSURA Shunsaku], 久永 拓郎 [HISANAGA Takuroh], 吉冨 千尋 [YOSHITOMI Chihiro]
特定科目区分
対象学生
医学科
対象年次
3
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
「医療環境」とは、医療が前提とする(あるいは、医療の前提をなす)自然・社会・文化的条件である。人が病気になるとはどういうことか、これに応える医療とはどのような行為であるかという問いかけを核に、医療とさまざまな周辺学問領域の橋渡しを試みる。特に、医療を取り巻く問題の解決には多職種の連携が欠かせない。本授業では、学科横断的なグループ学習を通して、各学科の学生がそれぞれの専門領域の枠組みを超えた観点から、問題の解決に向けてディスカッションし、発表する。学習方法としては、主にチーム基盤型学習(TBL; team-based learning)を用いる。また、様々な分野の専門家による講義や学生によるグループ発表を通じて、望ましい多職種連携と医療環境の在り方について理解を深める。
授業の到達目標
知識・理解の観点:医療に関わる様々な学問分野の視点、基本的用語、概念、方法論を理解できる。
思考・判断の観点:・与えられたテーマ・課題について、自分なりに考察し意見を表明できる。
・Small group discussion (SGD)を通じて、医療人として共通するもののみかた・考え方を指摘できる。
関心・意欲の観点:与えられた課題への理解を深めるために、積極的に資料収集できる。
態度の観点 :毎回出席し、他者に迷惑をかけない授業姿勢を保つことができる。SGDの際に積極的な参加が認められる。
技能・表現の観点:・課題完遂を目指してグループメンバーとコミュニケーションを図ることができる。
・与えられた課題への保健・医療・福祉のアプローチについて説得力のあるプレゼンテーションができる。
授業計画
【全体】
本科目は、山口大学医学部(医学科3年生、看護学専攻2年生、検査技術科学専攻3年生)と山口東京理科大学薬学部(薬学科4年生)との合同授業です。
第1・2回:山口大学にて対面講義を行い、山口東京理科大学へ同時配信します。さまざまな分野の専門家による講義で構成されるオムニバス形式の授業です。
第3・4回:山口東京理科大学にて対面講義を行い、山口大学へ同時配信します。さまざまな分野の専門家による講義で構成されるオムニバス形式の授業です。
第5・6回:医療を取り巻く問題に関するテーマについてスモールグループディスカッション(SGD)を行います。山口大学の学生半数が山口東京理科大学へ、山口東京理科大学の学生半数が山口大学へ移動します。
第7・8回:SGDの成果を発表します。山口大学の学生半数(第5・6回で移動しなかった学生)が山口東京理科大学へ、山口東京理科大学の学生半数(第5・6回で移動しなかった学生)が山口大学へ移動します。山口大学2会場、山口東京理科大学2会場の計4会場に分かれ、会場毎に発表会を行います。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
医療環境論
オリエンテーション・講義(担当:看護)
授業の際に次回の授業に関する指示を行う。
学習時間の目安:2時間以上。
第2回
医療環境論
講義(担当:医学)
感染症に関する講義(附属病院感染制御部)
前回の講義の復習を行う。授業の際に次回の授業に関する指示を行う。
学習時間の目安:2時間以上。
第3回
医療環境論
講義(担当:検査)
SGD及び発表についての説明
前回の講義の復習を行う。授業の際に次回の授業に関する指示を行う。
学習時間の目安:2時間以上。
第4回
医療環境論
講義(担当:看護)
前回の講義の復習を行う。授業の際に次回の授業に関する指示を行う。
学習時間の目安:2時間以上。
第5回
医療環境論
SGDを行います。グループは各学科の学生から構成され、互いに意見交換、学修を繰り返しながら、発表スライドの作成に取り組みます。
前回の講義の復習を行う。授業の際に次回の授業に関する指示を行う。
学習時間の目安:2時間以上。
第6回
医療環境論
SGDを行います。グループは各学科の学生から構成され、互いに意見交換、学修を繰り返しながら、発表スライドの作成に取り組みます。
前回の講義の復習を行う。授業の際に次回の授業に関する指示を行う。
学習時間の目安:2時間以上。
第7回
医療環境論
グループ毎に発表を行います。ルーブリック評価表にて他グループの評価を行います。
前回の講義の復習を行う。授業の際に次回の授業に関する指示を行う。
学習時間の目安:2時間以上。
第8回
医療環境論
グループ毎に発表を行います。ルーブリック評価表にて他グループの評価を行います。
前回の講義の復習を行う。
学習時間の目安:2時間以上。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 15% B: 15% C: --% D: 10%
成績評価法
毎回の出席及び、授業態度や授業への参加度、最終日に行うグループ発表を評価対象とする。グループ発表については、内容、構成、態度などを評価する。
授業態度・授業への参加度 10%、授業内の発表 90%、出席 欠格条件
ルーブリック等の評価基準
ファイル名
備考
ルーブリック等の評価基準
医療環境論ルーブリック 控え.pdf
(注)ルーブリックとは、評価水準である「尺度」と、尺度を満たした場合の「特徴の記述」で構成される評価指標のことを言います。
教科書にかかわる情報
備考
用いない。
参考書にかかわる情報
備考
授業中に提示する。
メッセージ
問題意識を持ち、とにかく自分の頭で考えること。そしてそれを皆と語り合うこと。学科、学部間の交流を深めること。
キーワード
医療環境、Life、身体、認知、文化、医療人類学、社会、多職種連携教育(IPE)、協働、チーム基盤型学習(TBL)、チーム医療、 福祉、 地域
持続可能な開発目標(SDGs)
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
医療環境論
履修条件
連絡先
医学教育センター
0836-85-3747
mec01@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
各自、オリエンテーション時に担任教員に確認すること。
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