開講年度
開講学部等
2025
共通教育
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
月7~8
講義
8.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1001010001
基礎セミナー(基礎セミナー)[Introductory Seminar]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
岩谷 北斗[IWATANI Hokuto]
ー
担当教員[ローマ字表記]
岩谷 北斗 [IWATANI Hokuto], 志村 俊昭 [SHIMURA Toshiaki]
特定科目区分
STEAM関連科目
対象学生
理(地球)
対象年次
1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
地球圏システム科学科の学習・教育目標をわかり易く解説するとともに、野外観察などの実体験を通じて地球科学が対象とすることがらに興味を深め,地球科学の役割を理解できるようにする。さらに,自らの観察と考察に基づいた問題提起やレポートの作成(プレゼンテーション),グループディスカッションを行う。
自然科学について広く知り、人間や文化との関わりについて理解するため,また,岩石学、鉱物資源学、層位地史学および応用地質学の基礎知識を体系的に理解するために学ぶ。さらに,地球的視点から物事を捉え、多面的に取り扱う能力とその素養を養うために学ぶ。
なお、この授業は地域環境科学コースの学習・教育到達目標の、A-2「人間生活の安全と質的向上に地球科学が深く関わっていることを理解する」に対応し、「地球科学が様々な分野からなること」、「地球科学における自然観」を修得することを目標とする。
授業の到達目標
高等学校から大学への円滑な移行を図るため、学習および大学生活に必要なスキルを習得するとともに、自ら考え・判断・表現・行動・発言する基礎的な能力を身につける。
【知識・理解の観点】
・地学現象の観察の中から地球科学的な課題を見いだし,その意味を説明できる。 (DP1-1)
【思考・判断の観点】
・自分の頭で考え、問題提起や議論することができる。(DP2-6-A)
【関心・意欲の観点】
・専門分野に関して、主体的に物事を考えることができる。
【態度の観点】
・自分の専門分野に関して、積極的に取り組むことができる。
・自分の将来進むべき方向を見定めながら、地球科学の学問分野に深い関心を寄せる。
・野外での安全に配慮しながら、露頭観察を行うことができる。
【技能・表現の観点】
・質問やレポート作成など大学での学習活動における基本的な態度や技能を身につける。
・位置確認,地層や岩石の記載,地形判読などの地質調査の基礎を身につける。(DP1-2-a)
【その他の観点】
・互いに協力しながら、グループワークができる。
・スケジュールを守って行動することが出来る。
授業計画
【全体】
初回は,地球圏システム科学科の学習・教育目標の説明,調査道具の配布,安全講習,巡検の説明を行う.
2週目以降は,野外における地層や岩石の記載法についての講義と,大学バスを使った終日巡検(週末に実施)を行う.
巡検では野外観察を体験し,地学への興味を養うとともに,課題探求の糸口をつかむ.
地球科学教室の標本室や博物館を利用して,岩石・鉱物,化石の観察方法を学ぶ.
レポート作成やグループでの討議を通じて,日本語表現とプレゼンテーション能力を養う.
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
オリエンテーション
地球圏システム科学科の教育研究内容の紹介,調査道具の配布,安全講習
事前にシラバスをよく読んでおくこと.テキストの予習と配布物の復習をすること(目安時間:4時間)
担当教員からの指示に従うこと
第2回
(1) 野外の歩き方入門(4月21日 4コマ目前半)
(2) 学内オリエンテーリング(4月21日 4コマ目後半~6コマ目)
コンパスの使い方,地図の読み方,現在位置の確認の仕方について
テキストの予習と配布物の復習をすること(目安時間:4時間)
担当教員からの指示に従うこと
第3回
(1) 秋吉台での野外巡検(4月26日 土曜日終日)
(2) 地質調査法入門
(1) 秋吉台の地質,形成過程,自然環境,および人間生活との関わりについて
(2) 地質調査の目的と方法について
(1) 巡検レポート作成の課題があります。復習(目安時間:4時間)
担当教員からの指示に従うこと
第4回
地質調査法入門
巡検レポートの作り方について
テキストの予習と配布物の復習をすること(目安時間:4時間)
担当教員からの指示に従うこと
第5回
砕屑物の粒度階区分と粒度表の作成
砕屑物のふるい分けと粒度分布図,粒度表の作成
(1) テキストの予習と配布物の復習をすること(目安時間:4時間)
(2) 粒度表の作成
担当教員からの指示に従うこと
第6回
(1) 堆積岩の記載法入門
(2) 須佐での野外巡検(5月24日 土曜日終日)
(1) 砕屑物の粒度と堆積岩の区分法・記載法について
(2) 須佐層群の堆積岩を観察し,記載方法を学ぶ
(1) テキストの予習と配布物の復習をすること(目安時間:4時間)
(2) 巡検レポートの作成の課題があります
担当教員からの指示に従うこと
第7回
野外安全教育
野外での安全に関する講義(おさらい)とグループワーク
これまでの内容を復習をすること(目安時間:4時間)
担当教員からの指示に従うこと
第8回
まとめ
読図法,地質調査法,堆積岩の記載法についてのおさらい,レポートの返却と解説
これまでの内容を復習をすること(目安時間:4時間)
担当教員からの指示に従うこと
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: 10% C: 60% D: --%
成績評価法
各教員から提示された課題によるレポートと学習態度を対象として、以下の観点・割合で評価する。
巡検レポートは評価の割合が大きいため、十分に注意すること。
なお、複数ある巡検のうち1つでも出席しなかった場合は欠格となる。レポートを期限までに提出しなかった場合も欠格となる。
野外における危険行為(ヘルメットを着用しない,危険な場所でふざける,教員やTAの指示に従わない)や、スケジュールを守らないような行為は、態度の観点から減点評価となる。
レポート:90%、授業態度・授業への参加度:10%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
山口県のフィールドガイドブック 第3版
ISBN
著者名
山口大学理学部地球圏システム科学科
出版社
出版年
教科書
書名
地球科学実験テキスト
ISBN
著者名
山口大学理学部地球圏システム科学科
出版社
出版年
備考
参考書にかかわる情報
備考
特定の参考書は指定しないが、この授業に関連する参考書は図書館などにたくさんあるので、各自で自分に合った参考書を探して学習してください。
メッセージ
実施日程・行先については変更することがある。1回目の授業および掲示で通知する。
キーワード
巡検,野外地質調査,堆積物,堆積岩
持続可能な開発目標(SDGs)
関連科目
地球科学実験
履修条件
連絡先
岩谷 北斗 hokuto_i@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
岩谷北斗:アポをとってから来ることが望ましい。在室時は適宜対応します。
志村俊昭:アポをとってから来ることが望ましい。在室時は適宜対応します。
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