開講年度
開講学部等
2025
共通教育
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
金1~2
講義
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1001010045
基礎セミナー(基礎セミナー)[Introductory Seminar]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
新祖 隆志郎[SHINSO Takashiro]
ー
担当教員[ローマ字表記]
新祖 隆志郎 [SHINSO Takashiro]
特定科目区分
STEAM関連科目
対象学生
経
対象年次
1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
・このクラスは、入学時点で日商簿記検定2級レベルの簿記・会計の知識を有する新入生を対象に、日商簿記検定2級の総復習と同1級の基礎部分(1.5級レベルの内容)をグループワークを通じて学習することを目的としています。入学時点で日商簿記2級レベルの知識を有する新入生であっても、1年生の間は日商簿記2級以上の簿記・会計を学習できる講義を履修することができません。そこでこのクラスが、入学時点から日商簿記1級以上の簿記・会計の学習にチャレンジしたい新入生に、そのための学習機会を提供します。
・ただし、このクラスを履修するためには次の要件を満たしていなければなりません。要件をよく読み、それを満たしていない新入生はこのクラスを決して履修しないように十分注意してください。
・このクラスを履修できる新入生は、入学時点で、日商簿記2級以上、全商簿記1級,全経簿記1級以上、のいずれかに合格している者だけです。ただし、入学前に行う基礎セミナーの履修登録手続の期間中にはこの確認ができません。合格の確認は、入学後に始まるこのクラスの第1回目の授業(フレッシュマン・セミナーではなく、その後の正規の授業)の時に行います。この第1回目の授業の時に、合格証明書など上記検定試験の合格を示す証書(コピーで良い)を担当教員に提示してもらいます。この提示ができない新入生は、履修要件を満たしていないものとみなします。第1回目の授業までに合格証明書等(コピーで良い)を必ず用意しておいてください。なお、この点については入学後のフレッシュマン・セミナーの時にもう一度説明します。
・以上の履修要件を満たす新入生でこのクラスの履修を希望する者は、クラスの定員を超えても全員履修できます。ただし、他の基礎セミナーのクラスは定員数が決まっているので、そちらを希望する場合はよく注意してください。このクラスのみ定員は設定してありません。
・先ほども述べましたが、入学前に行う基礎セミナーの履修登録手続の時点では、このクラスの履修を希望する新入生が履修要件を満たしているかどうかの確認を行うことができません。そのため、履修要件を満たしていない新入生も、手続上このクラスを履修することができてしまいます。さらに、このように誤ってこのクラスを履修することになってしまった場合、入学後の他のクラスへの移動は原則としてできません(このことは他の基礎セミナーのクラスでも同様です)。したがって、このクラスの履修要件を満たさない者、あるいは履修要件を満たすが履修を希望しない者が誤ってこのクラスを履修してしまった場合、入学後から前期が終了するまでの間、このクラスで基礎セミナーを履修し続けなければならなくなります。とくに履修要件を満たさない新入生は、このクラスの授業内容についていけなくなる可能性が高いです。基礎セミナーは1年次の必修科目であり、卒業の可否にも関わる重要な科目です。決して誤ってこのクラスを履修しないよう、履修要件をよく確認してから、履修手続を行ってください。
授業の到達目標
高等学校から大学への円滑な移行を図るため、学習および大学生活に必要なスキルを習得するとともに、自ら考え・判断・表現・行動・発言する基礎的な能力を身につける。
日商2級レベルの商業簿記を細部まで理解することができる。
授業計画
【全体】
・入学後のフレッシュマン・セミナーの時に授業用のグループ分けを行います。以後、第1回目から最後の授業までこのグループ単位で授業を進めます。
・前半の授業では、各種問題演習を通じて、日商2級商業簿記の簡単な復習を行います。
・日商2級商業簿記の復習が終了した後、日商2級の出題範囲に1級の内容を加味した「日商簿記1.5級」レベルの学習に入ります。具体的には以下の通りに行います。
①指定した教科書および追加の配布資料の内容に基づいて、学習項目を各グループに割り当てます。この割り当ての際には各グループの希望を取ります。
②割り当てられた項目について、各グループで教科書の該当箇所を発表資料としてまとめ、さらにオリジナルの演習問題を用意してもらいます。
③各グループの発表回に、まず用意した発表資料に基づいて教科書の内容を解説します。
④教科書の解説終了後、発表グループが用意したオリジナルの演習問題を他の受講生に解いてもらいます。
⑤解答時間経過後、発表グループがオリジナル問題の解答と解説を行い、最後に質疑応答を行います。
・以上の進め方で、全15回の授業を行います。ただし実際の授業の進め方は進捗状況に合わせて修正していきます。
・各回の授業の詳細については、以下の『【週単位】の授業計画』を見てください。
なお、状況により授業や試験等の実施形態を変更する場合があります。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
講義説明
この講義の進め方等の説明
次回講義のための予習(目安時間:1時間)
第2回
自己紹介・オリエンテーション
全員の自己紹介とグループ発表のスケジュール確定
今回の講義の復習(目安時間:1時間)
次回講義のための予習(目安時間:1時間)
次回講義用の発表資料の作成(目安時間:3時間)
第3回
自己紹介・オリエンテーション(前回の続き)
全員の自己紹介とグループ発表のスケジュール確定
今回の講義の復習(目安時間:1時間)
次回講義のための予習(目安時間:1時間)
次回講義用の発表資料の作成(目安時間:3時間)
第4回
グループ発表1
第1グループによる教科書の発表と解説
オリジナル問題の演習と解説
発表グループは発表資料およびオリジナル問題の作成(目安時間:2時間)
その他の受講生は発表担当範囲の教科書の熟読(目安時間:2時間)
第5回
グループ発表2
第2グループによる教科書の発表と解説
オリジナル問題の演習と解説
発表グループは発表資料およびオリジナル問題の作成(目安時間:2時間)
その他の受講生は発表担当範囲の教科書の熟読(目安時間:2時間)
第6回
グループ発表3
第3グループによる教科書の発表と解説
オリジナル問題の演習と解説
発表グループは発表資料およびオリジナル問題の作成(目安時間:2時間)
その他の受講生は発表担当範囲の教科書の熟読(目安時間:2時間)
第7回
グループ発表4
第4グループによる教科書の発表と解説(1回目)
オリジナル問題の演習と解説
発表グループは発表資料およびオリジナル問題の作成(目安時間:2時間)
その他の受講生は発表担当範囲の教科書の熟読(目安時間:2時間)
第8回
グループ発表5
第5グループによる教科書の発表と解説(1回目)
オリジナル問題の演習と解説
発表グループは発表資料およびオリジナル問題の作成(目安時間:2時間)
その他の受講生は発表担当範囲の教科書の熟読(目安時間:2時間)
第9回
グループ発表6
第6グループによる教科書の発表と解説(1回目)
オリジナル問題の演習と解説
発表グループは発表資料およびオリジナル問題の作成(目安時間:2時間)
その他の受講生は発表担当範囲の教科書の熟読(目安時間:2時間)
第10回
班の組み替えおよび次回以降の講義説明
班の組み替え、次回以降の連結演習問題の説明
とくになし
第11回
連結演習問題1
各グループで連結演習問題を解く
授業内で解答できなかった範囲を各班で解答する。
第12回
連結演習問題2
引き続き、各グループで連結演習問題を解く
授業内で解答できなかった範囲を各班で解答する。
第13回
連結演習問題3
引き続き、各グループで連結演習問題を解く
授業内で解答できなかった範囲を各班で解答する。
第14回
連結演習問題4
各グループで連結演習問題の解答を完成させる。
授業内で完答できなかった班は次回授業までに解答を完成させて提出する。
第15回
総まとめ
講義全体の総復習
これまでの講義の総復習(目安時間:2時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 30% B: 20% C: 20% D: 30%
成績評価法
発表40%、グループ内問題演習40%、その他授業への取り組みの様子など20%。
教科書にかかわる情報
教科書
書名
検定簿記講義 2級商業簿記(2025年度版)
ISBN
9784502528910
著者名
渡部裕亘、片山覚、北村敬子
出版社
中央経済社
出版年
2025
備考
日商簿記1級の範囲に関するテキストは講義時に適宜配布します。
参考書にかかわる情報
備考
講義や自習に役立つ参考文献は授業の中で紹介します。
メッセージ
このクラスの目標は、これから大学で上級の会計学を学んでいくうえで、その第一歩となるような基礎固めや学習意欲の向上を図ることにあります。決して検定試験対策を目的とした資格講座ではありませんので、肩の力を抜いて履修して構いません。
履修要件をよく読んでこのクラスを選択してください。
またこの講義は基礎セミナーという講義の一つであるので、簿記に関する知識の習得のほか、新入生同士のコミュニケーションも積極的に図っていきます。
キーワード
簿記、会計学、財務会計
持続可能な開発目標(SDGs)
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
関連科目
経済、簿記、応用簿記、株式会社簿記、会計学1・2
履修条件
連絡先
以下のメールアドレスまで連絡してください。
tashinso@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
事前にメール(tashinso@yamaguchi-u.ac.jp)でで希望日時を連絡してください。その後調整します。
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