タイトル

開講年度 開講学部等
2025 共通教育
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 金3~4 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1001010056 基礎セミナー(基礎セミナー)[Introductory Seminar] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
陳 禮俊[CHIN Reishun]
担当教員[ローマ字表記]
陳 禮俊 [CHIN Reishun]
特定科目区分 STEAM関連科目 対象学生 対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
今日では,人類の生産力(対自然支配力)はかつてなく巨大な水準に到達している。そのため,自然環境の状態は,自然生態系によって決まるというよりは,人間活動のあり方如何によって大きく規定されるという歴史的段階に突入している。それゆえ,人間活動の設計を一歩誤るならば,人間活動の基盤そのものを崩壊させてしまうような環境破壊を招く危険性もかつてなく飛躍的に高まっているといわなければならない。こうした現代の環境破壊をめぐる現実とその危険性の一層の高まりは,実は現代の経済学に対する大きな挑戦でもある。ここに新しい学問としての「環境経済学」が誕生せざるを得ない強い現実的要請がある。
授業の到達目標
高等学校から大学への円滑な移行を図るため、学習および大学生活に必要なスキルを習得するとともに、自ら考え・判断・表現・行動・発言する基礎的な能力を身につける。
授業計画
【全体】
基礎セミナーで行うこと:読書報告(毎週)


受講者は、以下の仕様で、毎週読書報告を行う。

(1)環境問題、エネルギー問題、マイクロプラスチック海洋汚染問題、生態系破壊問題等…自分が関心を持つこれらの領域の社会経済現象について(下記の説明を参照してください。)

(2)書籍、ニュース、新聞記事、エッセイ、論文、専門書等の媒体・情報源を読んでください。

(3)40行*45字 A4一枚で、読んだ内容・感想をまとめ、3~5分間、読書報告書を行う。

(4)同領域のテーマで掘り下げていくか?異なる領域のテーマで知識を広がるか?自由…。

(5)自主勉強を重視し、情報をまとめる学力を培う。


環境経済学・静態経済学領域について
経済学は環境問題の解決に役に立つのか。環境問題とは何か。環境問題はなぜ発生するか。値段のない環境には価値がないのか。環境の価値をどのようにとらえるべきか。環境の変化に対し,消費者はどのように行動するか。環境を保全するためにはどうしたらよいのか。これまでどのような環境政策が実施され,現在どのような政策が検討されているのか。政策手段を評価する基準は何か。また,地球規模の環境問題とは何か。その特徴は。地球環境保全の取り組みは,どこまで進んでいるか。いかなる仕組みをつくるべきか。これらの問題について,以下の視点から考察する。

(1)環境,自然資源と経済
(2)経済主体間の関係としての環境問題
(3)公共財としての環境
(4)環境価値の計測手法
(5)公害裁判-賠償責任の経済学
(6)日本の環境政策
(7)環境政策の評価基準  
(8)環境課徴金,環境税及び排出許可証取引
(9)地球規模の環境問題
(10)地球環境保全の取り組み

基本的に対面講義を行う予定が、コロナウィルス感染拡大防止のため、受講者の登録状況に応じて、グループに分けて、対面講義と遠隔講義を同時進行することがある。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 ガイダンス 講義内容を説明する。 学習目標とキーワードを提示し、4時間の授業外学習を指導する。
第2回 受講者による読書報告(1) (1)環境,自然資源と経済
(2)経済主体間の関係としての環境問題
(3)公共財としての環境
(4)環境価値の計測手法
(5)公害裁判-賠償責任の経済学
(6)日本の環境政策
(7)環境政策の評価基準  
(8)環境課徴金,環境税及び排出許可証取引
(9)地球規模の環境問題
(10)地球環境保全の取り組み
学習目標とキーワードを提示し、4時間の授業外学習を指導する。
第3回 受講者による読書報告(2) (1)環境,自然資源と経済
(2)経済主体間の関係としての環境問題
(3)公共財としての環境
(4)環境価値の計測手法
(5)公害裁判-賠償責任の経済学
(6)日本の環境政策
(7)環境政策の評価基準  
(8)環境課徴金,環境税及び排出許可証取引
(9)地球規模の環境問題
(10)地球環境保全の取り組み
学習目標とキーワードを提示し、4時間の授業外学習を指導する。
第4回 受講者による読書報告(3) (1)環境,自然資源と経済
(2)経済主体間の関係としての環境問題
(3)公共財としての環境
(4)環境価値の計測手法
(5)公害裁判-賠償責任の経済学
(6)日本の環境政策
(7)環境政策の評価基準  
(8)環境課徴金,環境税及び排出許可証取引
(9)地球規模の環境問題
(10)地球環境保全の取り組み
学習目標とキーワードを提示し、4時間の授業外学習を指導する。
第5回 受講者による読書報告(4) (1)環境,自然資源と経済
(2)経済主体間の関係としての環境問題
(3)公共財としての環境
(4)環境価値の計測手法
(5)公害裁判-賠償責任の経済学
(6)日本の環境政策
(7)環境政策の評価基準  
(8)環境課徴金,環境税及び排出許可証取引
(9)地球規模の環境問題
(10)地球環境保全の取り組み
学習目標とキーワードを提示し、4時間の授業外学習を指導する。
第6回 受講者による読書報告(5) (1)環境,自然資源と経済
(2)経済主体間の関係としての環境問題
(3)公共財としての環境
(4)環境価値の計測手法
(5)公害裁判-賠償責任の経済学
(6)日本の環境政策
(7)環境政策の評価基準  
(8)環境課徴金,環境税及び排出許可証取引
(9)地球規模の環境問題
(10)地球環境保全の取り組み
学習目標とキーワードを提示し、4時間の授業外学習を指導する。
第7回 受講者による読書報告(6) (1)環境,自然資源と経済
(2)経済主体間の関係としての環境問題
(3)公共財としての環境
(4)環境価値の計測手法
(5)公害裁判-賠償責任の経済学
(6)日本の環境政策
(7)環境政策の評価基準  
(8)環境課徴金,環境税及び排出許可証取引
(9)地球規模の環境問題
(10)地球環境保全の取り組み
学習目標とキーワードを提示し、4時間の授業外学習を指導する。
第8回 受講者による読書報告(7) (1)環境,自然資源と経済
(2)経済主体間の関係としての環境問題
(3)公共財としての環境
(4)環境価値の計測手法
(5)公害裁判-賠償責任の経済学
(6)日本の環境政策
(7)環境政策の評価基準  
(8)環境課徴金,環境税及び排出許可証取引
(9)地球規模の環境問題
(10)地球環境保全の取り組み
学習目標とキーワードを提示し、4時間の授業外学習を指導する。
第9回 受講者による読書報告(8) (1)環境,自然資源と経済
(2)経済主体間の関係としての環境問題
(3)公共財としての環境
(4)環境価値の計測手法
(5)公害裁判-賠償責任の経済学
(6)日本の環境政策
(7)環境政策の評価基準  
(8)環境課徴金,環境税及び排出許可証取引
(9)地球規模の環境問題
(10)地球環境保全の取り組み
学習目標とキーワードを提示し、4時間の授業外学習を指導する。
第10回 受講者による読書報告(9) (1)環境,自然資源と経済
(2)経済主体間の関係としての環境問題
(3)公共財としての環境
(4)環境価値の計測手法
(5)公害裁判-賠償責任の経済学
(6)日本の環境政策
(7)環境政策の評価基準  
(8)環境課徴金,環境税及び排出許可証取引
(9)地球規模の環境問題
(10)地球環境保全の取り組み
学習目標とキーワードを提示し、4時間の授業外学習を指導する。
第11回 受講者による読書報告(10) (1)環境,自然資源と経済
(2)経済主体間の関係としての環境問題
(3)公共財としての環境
(4)環境価値の計測手法
(5)公害裁判-賠償責任の経済学
(6)日本の環境政策
(7)環境政策の評価基準  
(8)環境課徴金,環境税及び排出許可証取引
(9)地球規模の環境問題
(10)地球環境保全の取り組み
学習目標とキーワードを提示し、4時間の授業外学習を指導する。
第12回 受講者による読書報告(11) (1)環境,自然資源と経済
(2)経済主体間の関係としての環境問題
(3)公共財としての環境
(4)環境価値の計測手法
(5)公害裁判-賠償責任の経済学
(6)日本の環境政策
(7)環境政策の評価基準  
(8)環境課徴金,環境税及び排出許可証取引
(9)地球規模の環境問題
(10)地球環境保全の取り組み
学習目標とキーワードを提示し、4時間の授業外学習を指導する。
第13回 受講者による読書報告(12) (1)環境,自然資源と経済
(2)経済主体間の関係としての環境問題
(3)公共財としての環境
(4)環境価値の計測手法
(5)公害裁判-賠償責任の経済学
(6)日本の環境政策
(7)環境政策の評価基準  
(8)環境課徴金,環境税及び排出許可証取引
(9)地球規模の環境問題
(10)地球環境保全の取り組み
学習目標とキーワードを提示し、4時間の授業外学習を指導する。
第14回 受講者による読書報告(13) (1)環境,自然資源と経済
(2)経済主体間の関係としての環境問題
(3)公共財としての環境
(4)環境価値の計測手法
(5)公害裁判-賠償責任の経済学
(6)日本の環境政策
(7)環境政策の評価基準  
(8)環境課徴金,環境税及び排出許可証取引
(9)地球規模の環境問題
(10)地球環境保全の取り組み
学習目標とキーワードを提示し、4時間の授業外学習を指導する。
第15回 まとめ 学習の理解度を評価する。 学習目標とキーワードを提示し、4時間の授業外学習を指導する。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
小テスト 0%、レポート 0%、出席 50%、プレゼンテーション 50%
教科書にかかわる情報
備考
環境経済学,植田和弘,岩波書店,1996年
アジア環境白書1997/98,日本環境会議「アジア環境白書編集委員会」編集,東洋経済新報社,1997年
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
キーワード
経済
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 飢餓をゼロに
  • 安全な水とトイレをみんなに
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • Life on land
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
履修条件
連絡先
研究室:経済学部A棟303研究室
電 話:083-933-5526
E-mail:lichun@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
火曜日、12:50~14:20、経済学部A棟303室

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