開講年度
開講学部等
2025
共通教育
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期後半
木3~4
講義
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1001051002
キャリア教育(産業倫理)[Career Education]
日本語
1
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
中村 秀明[NAKAMURA Hideaki]
ー
担当教員[ローマ字表記]
中村 秀明 [NAKAMURA Hideaki]
特定科目区分
対象学生
工(知能)2年
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
近年、重大事故や企業不祥事が相次いでいます。技術者は生命や環境、社会に影響する力を行使する機会と職業的権利を持つことから、その倫理観が重要視されています。
この講義は、実事例を通して、工学における安全性や技術者倫理について講義を行う。
授業の到達目標
自己の在り方・生き方を考え、卒業後に社会的・職業的自立を図るために必要な基礎的知識や態度を身につける。
授業計画
【全体】
事例をもとに、技術者に求められる倫理について講義を行う。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
ガイダンス
産業倫理が要求される背景、今、なぜ技術者倫理がとわれているのかを考える。
Moodleに掲載してある事前配布資料を読んでおくこと。
復習のためのオンデマンド教材を用意してあるので、理解できなかった箇所は、オンデマンド教材で確認すること。
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第2回
事例学習①:組織と技術者
チャレンジャー号爆発事故URL
技術者に起因する事故・災害の事例をもとに、なぜ技術者倫理が必要かを考える。
Moodleに掲載してある事前配布資料を読んでおくこと。
復習のためのオンデマンド教材を用意してあるので、理解できなかった箇所は、オンデマンド教材で確認すること。
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第3回
事例学習②:技術災害とヒューマンエラー
・ジェイコム株誤発注事件
・JR福知山線脱線事故
・JCO臨界事故
・ボパールMICガス漏出事故
技術ミスによる発生した技術災害について考える。
Moodleに掲載してある事前配布資料を読んでおくこと。
復習のためのオンデマンド教材を用意してあるので、理解できなかった箇所は、オンデマンド教材で確認すること。
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第4回
事例学習③:内部告発
公益通報者保護制度と技術者との関係について解説するとともに、「食品偽装事件」を題材に、内部告発について考える。
Moodleに掲載してある事前配布資料を読んでおくこと。
復習のためのオンデマンド教材を用意してあるので、理解できなかった箇所は、オンデマンド教材で確認すること。
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第5回
事例学習④:組織の論理、行政の論理
・チッソ水俣病
「チッソ水俣公害病事件」をもとに、組織と技術者の倫理について考える。
・概要についての事前説明
・「チッソ水俣・工場技術者たちの告白(NHK,58分)」視聴
Moodleに掲載してある事前配布資料を読んでおくこと。
復習のためのオンデマンド教材を用意してあるので、理解できなかった箇所は、オンデマンド教材で確認すること。
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第6回
事例学習⑤:研究者倫理
・史上空前の論文捏造
ベル研シェーンの論文捏造事件をもとに、研究者の倫理について考える。
・「史上空前の論文捏造(NHK BSドキュメンタリー50分)」視聴
・レポート課題の作成と発表
Moodleに掲載してある事前配布資料を読んでおくこと。
復習のためのオンデマンド教材を用意してあるので、理解できなかった箇所は、オンデマンド教材で確認すること。
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第7回
期末試験
期末試験を行う。
対面で試験を行う。
予習・復習(学修時間の目安:2時間以上)
第8回
まとめ
まとめを行う。
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
レポート 10%、学期末の筆記テスト 90%
出席は欠格条件とし,2回以上の欠席で欠格とします。
教科書にかかわる情報
備考
必要に応じてMoodleから資料をダウンロードできるようにします。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
授業では、DVDや新聞記事等を使用し、昨今の事故や企業モラルに関する事例を多く取り上げます。授業中、適宜参考資料等も紹介するので,専門分野以外のことにも広く関心を持って取り組んでほしいと思います。
復習のためのオンデマンド教材を用意してあるので、理解できなかった箇所は、オンデマンド教材で確認してください。
キーワード
実務家教員
技術者倫理、倫理規定、PL法、安全性、ハインリッヒの法則、ヒヤリハット、フェイル・セ-フ、フ-ル・プル-フ、冗長性、安全係数、トレ-ド・オフ、リスク・マネジメント、論文捏造、内部告発、公益通報、YFL
持続可能な開発目標(SDGs)
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
関連科目
情報倫理
履修条件
連絡先
担当者:中村秀明
E-mail : nakahide@yamaguchi-u.ac.jp
電話:0836-85-9531
オフィスアワー
質問等は、メールにより随時受け付けます。
Moodleからも質問可能です。
居室は知能情報棟2階201室です。
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