タイトル

開講年度 開講学部等
2025 共通教育
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期後半 火9~10 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1001090006 社会学(文化人類学)[Sociology] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
北西 功一[KITANISHI Koichi]
担当教員[ローマ字表記]
北西 功一 [KITANISHI Koichi]
特定科目区分 STEAM関連科目 対象学生 教(小・幼児・特支・情報)・工(応化)・学環 対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
文化人類学は,「文化」を手がかりに人間の理解を深めようとする学問分野である。グローバル化する社会においては,「普遍的」とされる論理や価値観(universal)と民族又は地域特有の論理や価値観(local)との間で多くの問題が生じている。文化人類学的な視点,つまり文化を相対化する視点は,このような問題に取り組むにあたって重要な示唆を与えてくれる。本授業では具体的には親子,結婚,交換、農業と食文化、死生観などを取り上げて比較することで人間の多様性と普遍性について考える。
授業の到達目標
社会学・社会心理学・文化人類学・民俗学について基本的知識を身につけ、現代社会の諸問題を発見・分析・考察する力を養う。
授業計画
【全体】
人間の社会の成り立ちを、いろんな社会を比較しながらみていく。親子、結婚、交換、農業と食文化、死生観などを取り上げる。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 文化、社会、文化相対主義とは何か? この授業の進め方と流れ、文化人類学における基本的な概念・用語を説明する。 Moodleで配布するレジュメを読み、授業を振り返る(目安時間:4時間)
第2回 親子とは 親子について世界各地の文化について取り上げる。 Moodleで配布するレジュメを読み、授業を振り返る(目安時間:4
時間)
第3回 結婚とは?その1 相手の選択できる結婚とできない結婚 結婚についての概要と、1970年代の日本やアフリカ熱帯雨林地帯に住むムブティの結婚についてみていく。 Moodleで配布するレジュメを読み、授業を振り返る(目安時間:4時間)
第4回 結婚とは?その2 愛情に基づいて相手の選択できる結婚を突き詰めると? フランスにおける結婚について紹介し、前回の授業で説明した結婚の形態や現在の日本の結婚と比較する。 Moodleで配布するレジュメを読み、授業を振り返る(目安時間:4時間)
第5回 お金で買えるものと買えないもの お金で買えるものと買えないものを見ていくことで、交換の持つ意味や、新たにお金で買えるものが出てくることに対する社会の対応を考える。 Moodleで配布するレジュメを読み、授業を振り返る(目安時間:4時間)
第6回 バナナの世界、世界のバナナ 世界の様々なバナナの品種、栽培、食文化について比較し、その多様性を理解する。 Moodleで配布するレジュメを読み、授業を振り返る(目安時間:4
時間)
第7回 さまざまな死生観1:永遠の存在としての霊や魂 世界宗教の死生観と日本を含むいくつかの民族の死生観について紹介し比較する。 Moodleで配布するレジュメを読み、授業を振り返る(目安時間:4時間)
第8回 さまざまな死生観2:永遠の存在と一体となる 前回の授業に続いて先住民の死生観を紹介し、比較する。 期末レポートの作成(目安時間:4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
授業内の小レポート 50% 期末レポート 50%
教科書にかかわる情報
備考
教科書は使用しない。授業ではパワーポイントでスクリーンに内容を提示し、またMoodleでレジュメを公開する。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 フランス家族事情 ISBN 4004304040
著者名 浅野素女 出版社 岩波書店 出版年 1995
参考書 書名 人類学的認識の冒険 ISBN 4495854216
著者名 田辺繁治編 出版社 同文館 出版年 1989
備考
該当なし
メッセージ
文化相対主義的な視点を学んでください。
キーワード
文化相対主義、親子、結婚、交換、バナナ、死生観
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 働きがいも経済成長も
  • 人や国の不平等をなくそう
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
関連科目
該当なし
履修条件
連絡先
kitanisi@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
随時。連絡先に連絡をもらえれば日時調整します。
研究室:教育学部C棟104号室

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