タイトル

開講年度 開講学部等
2025 共通教育
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期前半 月1~2 講義 2.5
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1001100010 経済と法3(税法入門)[Economics and Law 3] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
水谷 年宏[MIZUTANI Toshihiro]
担当教員[ローマ字表記]
水谷 年宏 [MIZUTANI Toshihiro]
特定科目区分 STEAM関連科目 対象学生 教(小(特支))・医(保健(看護))・学環(1-20) 対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
グローバル化、DX化、少子高齢化をはじめとして、経済・社会の構造が大きく変容している現代において、税制のあり方についても多くの論点があります。
本授業では、租税法の基本原則及び各税目(所得税、相続税、法人税、消費税など)の課税所得の計算に関する初歩的事項(税法の初歩的事項)を学習します。
国税庁から出向してきている実務家教員が担当します。
授業の到達目標
経済や法律に関する基本的な知識を身につけ、現代社会の諸問題を自ら発見・分析・考察する力を養う。
授業計画
【全体】
税法の初歩的事項について教科書・参考資料等を使用して、講義を進めます。授業計画に沿って、必ず予習・復習を行ってください。
なお、週単位の授業計画は目安であり、実際の授業の進捗状況等によって適宜修正することがあります。
出欠の管理を行うとともに、別途、必要に応じ、当日の授業内容等から小テストを行います。
授業計画には明示していませんが、日程調整がうまくいけば、財務省または国税庁職員による税制及び税務行政についての特別講演(1コマ)を考えています。



項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 ガイダンス
租税法の基本事項
租税の意義、租税の目的、財政に占める租税の位置づけ、租税原則、租税体系、租税の法体系 教科書等の準備。
授業計画に沿って、予習を1時間、復習を1時間行う。
パワポ資料
教科書
ガイダンス、講義、小テスト等
第2回 所得税法 所得税の概要、納税義務者と課税所得の範囲、所得の種類、各種所得の金額の計算方法、所得税の計算の順序の概要、超過累進税率、申告と納付 授業計画に沿って、予習を1時間、復習を1時間行う。 パワポ資料
教科書、税務大学校講本「所得税法」
講義、小テスト等
第3回 相続税法 相続税の概要、相続税の納税義務者、課税財産の範囲と課税価格の計算、相続税の計算、相続税の申告と納付
贈与税の意義、贈与税の納税義務者、課税財産の範囲、課税価格と税額の計算
授業計画に沿って、予習を1時間、復習を1時間行う。 パワポ資料
教科書、税務大学校講本「相続税法」
講義・小テスト等
第4回 法人税法 法人税の概要、法人税の納税義務者と納税義務の範囲、課税標準、税額の計算、申告と納付 授業計画に沿って、予習を1時間、復習を1時間行う。 パワポ資料
教科書、税務大学校講本「法人税法」
講義・小テスト等
第5回 消費税法 直接税と間接税、消費税の概要、税率(軽減税率)、仕入税額控除(インボイス制度)、課税対象取引と不課税取引、非課税取引、免税取引、納税義務者、免税事業者、簡易課税制度 授業計画に沿って、予習を1時間、復習を1時間行う。 パワポ資料
教科書、税務大学校講本「消費税法」
講義・小テスト等
第6回 国税徴収法 滞納残高及び滞納発生割合の推移、滞納整理事務(国税徴収法の法構造、催促、滞納処分、第二次納税義務、納税の猶予) 授業計画に沿って、予習を1時間、復習を1時間行う。 パワポ資料
教科書、税務大学校講本「国税徴収法」
講義・小テスト等
第7回 総括 これまでの内容の復習及び予備日
授業計画に沿って、予習を1時間、復習を1時間行う。 パワポ資料
教科書、授業で利用したその他の税務大学校講本
講義・演習
第8回 期末試験 期末試験の実施
試験のための準備を行う。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 25% D: --%
成績評価法
授業の到達目標の達成状況について、期末試験が85%、小テスト(特別講義を実施した場合の感想等を含む)が10%、授業態度・授業への参加度が5%で評価します。なお、講義回数の70%以上の出席者に期末試験の受験を認めます。
教科書にかかわる情報
教科書 書名 税務大学校講本 税法入門 ISBN
著者名 出版社 出版年 2025
備考
教科書として使用する税務大学校講本「税法入門」は、税務大学校ホームページから無料でダウンロード・印刷できるので、ダウンロード・印刷して授業に臨んでください。また、参考書として掲示した「税法入門」以外の税務大学校講本はしばしば利用しますので、教科書と同様、ダウンロード・印刷して授業に臨んでください。なお、税務大学校講本は令和7年3月27日頃リニューされる予定であると聞いていますので、令和7年度版であることを確認してダウンロード・印刷してください。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 図説日本の税制 令和5年度版 ISBN 9784881779071
著者名 河本光博編 出版社 財経詳報社 出版年 2024
参考書 書名 租税法入門第3版 ISBN 9784641228603
著者名 増井良啓著 出版社 有斐閣 出版年 2023
参考書 書名 十五訂版図解租税法ノート ISBN 9784433739249
著者名 八ッ尾順一著 出版社 清文社 出版年 2024
参考書 書名 税務大学校講本 所得税法 ISBN
著者名 出版社 出版年 2025
参考書 書名 税務大学校講本 相続税法 ISBN
著者名 出版社 出版年 2025
参考書 書名 税務大学校講本 法人税法 ISBN
著者名 出版社 出版年 2025
参考書 書名 税務大学校講本 消費税法 ISBN
著者名 出版社 出版年 2025
参考書 書名 税務大学校講本 国税徴収法 ISBN
著者名 出版社 出版年 2025
備考
入門書として挙げておきます。
メッセージ
初回から授業に入りますので、税務大学校ホームページから税務大学校講本をダウンロードし、プリントアウトした印刷物またはダウンロードしたPC・タブレットを持参して授業に臨んでください。
キーワード
実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
税法Ⅰ、税法Ⅱ
履修条件
連絡先
Eメール:mizutani-001@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
水曜日(15:00~17:00)

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