開講年度
開講学部等
2025
共通教育
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期前半
木5~6
講義
2.5
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1001120011
人間の発達と育成1(行動分析学の基礎と応用)[Human Development and Training 1]
日本語
1
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
松岡 勝彦[MATSUOKA Katsuhiko]
ー
担当教員[ローマ字表記]
松岡 勝彦 [MATSUOKA Katsuhiko]
特定科目区分
STEAM関連科目
対象学生
工(機械)
対象年次
1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
行動を分析する心理学である「行動分析学」の視点から、人間(動物も含む)の行動原理について理解し、私たちが抱えるさまざまな問題を解決・改善するための基本的な考え方や留意点等について検討する。なお、原則として毎回の授業は、スライド資料解説、映像資料の視聴と補足説明、受講生同士によるグループワーク、ディスカッション・ディベート、ティーチング・アシスタント(教職大学院生)からの関連コメント、まとめの解説などから構成される。
授業の到達目標
現代のさまざまな分野における発達環境や人づくりの面から、人間の心理・発達や人材育成について理解し考察する力を養う。
授業計画
【全体】
行動分析学の基礎について、日常における事例を積極的に紹介しながら、わかりやすく展開する。また、映像資料では、行動理論の基礎、不登校、引きこもりへの対応などについても解説を加えながら紹介する。さらに、毎回のタイムスケジュールを視覚的に提示し、可能な限り、ペアワーク/グループワーク/ディスカッションを実施する。なお、授業の担当形態は単独である。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
行動分析学の基本的特徴
行動的に考えてみよう、応用行動分析学、行動の定義(死人テスト)、行動の定義と例
配布した講義資料を参照し、準備学習を行う(2時間程度)。また、日常場面において「死人テスト」を通して行動として定義できるかどうか考えてみる(2時間程度)。
タイムスケジュールを視覚的に提示する。また、行動論的アプローチ、心理療法に関する映像(動画)資料を視聴しながら解説を加える。可能な限り、ペアワーク/グループワーク/ディスカッションを実施する。
第2回
行動の分析方法-ABC分析ほか-
先行条件・行動・後続条件とはどのようなものか-それらの定義と日常条例-
配布した講義資料を参照し、準備学習を行う(2時間程度)。また、日常における様々な行動についてABC分析を試みる(2時間程度)。
タイムスケジュールを視覚的に提示する。また、行動論的アプローチ、心理療法に関する映像(動画)資料を視聴しながら解説を加える。可能な限り、ペアワーク/グループワーク/ディスカッションを実施する。
第3回
強化の原理-正の強化と負の強化-
正の強化と負の強化、日常例、共通点と相違点
配布した講義資料を参照し、準備学習を行う(2時間程度)。また、日常における様々な行動がどちらの行動原理に当てはまるのか検討してみる(2時間程度)。
タイムスケジュールを視覚的に提示する。また、行動論的アプローチ、心理療法に関する映像(動画)資料を視聴しながら解説を加える。可能な限り、ペアワーク/グループワーク/ディスカッションを実施する。
第4回
罰の原理-正の罰と負の罰-
正の罰と負の罰、日常例、共通点と相違点
配布した講義資料を参照し、準備学習を行う(2時間程度)。また、消去手続きを導入した際の留意点などについて日常行動の観察等を試みる(2時間程度)。
タイムスケジュールを視覚的に提示する。また、行動論的アプローチ、心理療法に関する映像(動画)資料を視聴しながら解説を加える。可能な限り、ペアワーク/グループワーク/ディスカッションを実施する。
第5回
消去
消去、消去抵抗、バーストなどについて
配布した講義資料を参照し、準備学習を行う(2時間程度)。また、これまでの経験において、正の罰であったのか、負の罰であったのか振り返ってみる(2時間程度)。
タイムスケジュールを視覚的に提示する。また、行動論的アプローチ、心理療法に関する映像(動画)資料を視聴しながら解説を加える。可能な限り、ペアワーク/グループワーク/ディスカッションを実施する。
第6回
行動分析学の考え方、目標設定、行動分析学の指導技法1
課題分析、独立変数と従属変数、循環論に陥らない説明、トークン・エコノミー法ほか
配布した講義資料を参照し、準備学習を行う(2時間程度)。また、これまでに使用したあるいは使用された技法について振り返ってみる(2時間程度)。
タイムスケジュールを視覚的に提示する。また、行動論的アプローチ、心理療法に関する映像(動画)資料を視聴しながら解説を加える。可能な限り、ペアワーク/グループワーク/ディスカッションを実施する。
第7回
行動分析学の指導技法2 その他
循環論に陥らない説明、基本的な研究デザイン、罰の危険性、プレマックの原理、レスポンスコスト、タイムアウト、回復過剰修正法、嫌悪刺激提示法、合理的配慮ほか
配布した講義資料を参照し、準備学習を行う(2時間程度)。また、これまでに使用したあるいは使用された技法について振り返ってみる(2時間程度)。
タイムスケジュールを視覚的に提示する。また、行動論的アプローチ、心理療法に関する映像(動画)資料を視聴しながら解説を加える。可能な限り、ペアワーク/グループワーク/ディスカッションを実施する。
第8回
期末テスト
これまでに学習内容に関する期末テストを実施する。
期末テスト勉強に4時間以上。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: 15% C: --% D: --%
成績評価法
学期末の筆記テストで評価します。
学期末の筆記テスト 100%
教科書にかかわる情報
備考
教科書は使用せず、配付資料および映像資料ならびに教職大学院生による話題提供等を通して授業を進めます。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
人数制限を行いますので、初回には必ず出席してください。原則として初回に出席した人のみ履修を認めます。
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
履修条件
連絡先
kmatsu@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
月曜日 17:50~19:20
上記以外でもメールで適宜受け付けます。
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