タイトル

開講年度 開講学部等
2025 共通教育
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期後半 月5~6 講義 3.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1001130012 文化の継承と創造2(パブリック・ディベートの創造)[Cultural Transmission and Creation 2] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
田本 正一[TAMOTO Shoichi]
担当教員[ローマ字表記]
田本 正一 [TAMOTO Shoichi]
特定科目区分 STEAM関連科目 対象学生 医(保健(看護))・工(電気・感性・循環)・農(生資)・学環 対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
 「日本に議論の文化は根付かない」と揶揄されて長い月日が経とうとしている。しかし、本当にそうなのであろうか。昨今、コミュニケーション力が重視されていることは周知の事実であろう。議論はコミュニケーションの1つであることは間違いない。議論を行えばこそ、対立と協調の重要性を理解できるのである。
 本科目はディベートについて講義し、簡単な実践を行うことを目的としたい。しかしながら従来実践されてきたアカデミック・ディベートには批判的である。それは難解な言葉を使用し、早口で話すディベートであったからである。そこで、新たなディベートの実践であるパブリック・ディベートについて考察したい。パブリック・ディベートは日常の経験や常識を根拠とし、対立と協調を明確にしながらテーマについて考察していくことができる。このようなことから、本科目ではアカデミック・ディベートとパブリック・ディベートの違いについて論じる。さらには、2つのディベートを体験し、新たな議論の文化について考察を深めていくこととしたい。
授業の到達目標
伝統の継承や変容、異文化間交流、情報化など現代文化の動きを理解することを通して、前世代から学ぶもの、次世代に伝えるものに関して考察する力を養う。
授業計画
【全体】
以下の3つについて理解を深めることを目的とする。
1 アカデミック・ディベートの概要
2 パブリック・ディベートの概要
3 パブリック・ディベートに基づいた実践の展開
(授業形態:単独)
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 イントロダクション
アカデミック・ディベートとパブリック・ディベートの違いについて講義し、考察する。 )授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第2回 アカデミック・ディベートの概要
アカデミック・ディベートの目的・内容・方法について講義し、グループで考察する。
授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第3回 アカデミック・ディベート実践
アカデミック・ディベートの模擬実践を行い、各自ジャッジを行う。 授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第4回 パブリック・ディベートの概要
パブリック・ディベートの目的・内容・方法
について講義し、グループで考察する。
授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第5回 パブリック・ディベート実践
パブリック・ディベートの模擬実践を行い、各自ジャッジを行う。
授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第6回 反駁-アナロジー 反駁の方法(アナロジーを対象とした反駁)について講義し、グループで理解を深める。 授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第7回 反駁-大前提- 反駁の方法(大前提を対象とした反駁)について講義し、グループで理解を深める。 授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第8回 総括
振り返りとレポート作成についてグループワークを行う。
レポート作成(4時間程度)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: 20% C: --% D: --%
成績評価法
授業内のレポート、レポートで評価します。
授業内のレポート 40%、レポート 60%
教科書にかかわる情報
備考
適宜、講義の中で示します。

参考書にかかわる情報
備考
適宜資料を配布します。
メッセージ
多くの学生の皆さんに、ディベートを通して議論の文化を涵養していってほしいと思います。

キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
履修条件
連絡先
田本 s.tamoto@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
水曜2コマ(10:20‐11:50)をオフィスアワーとする。

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