開講年度
開講学部等
2025
共通教育
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期後半
月5~6
講義
1.5
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1001130014
文化の継承と創造2(グローバル化と地域社会1)[Cultural Transmission and Creation 2]
日本語
1
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
森 朋也[MORI Tomoya]
ー
担当教員[ローマ字表記]
森 朋也 [MORI Tomoya]
特定科目区分
STEAM関連科目
対象学生
医(保健(看護))・工(電気・感性・循環)・農(生資)・学環
対象年次
1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
本講義は、地域社会が市場経済の拡大の中で、どのような変容を遂げているかを考える。そのうえで、コモンズからの視点を交えながら、地域社会の持続可能性ついて考えていく。
授業の到達目標
伝統の継承や変容、異文化間交流、情報化など現代文化の動きを理解することを通して、前世代から学ぶもの、次世代に伝えるものに関して考察する力を養う。
授業計画
【全体】
授業では、まず、市場経済とそのメカニズム、資本主義の論理を学び、つぎに「コモンズ」論の視点から地域社会の持続可能性について学ぶ。そして、最後に、それらの知見を活かして、地域社会の持続可能な発展について考察する。授業は、基本的に講義形式であるが、適宜、演習を取り入れていく。
授業形態(単独)
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
オリエンテーション
講義のオリエンテーションを行う。本講義の問いを提示し、その上で内容の構成について説明する。
授業中に指示した次回までの学習(予習・復習・課題など)について(カッコ内は時間の目安)
(総時間:4時間程度)
【復習】
・授業の学習事項に関連した内容の記事を見つけ理解を深めること(2時間分程度)。
・授業で出てきたキーワードについて調べ、整理しておくこと(1時間程度)。
【課題】
・修学支援システム上で小テストを受けること(1時間分程度)。
第2回
市場と資本①
市場における価格メカニズムについて学び、そこでの資源配分・所得分配の効率性について学習する。
授業中に指示した次回までの学習(予習・復習・課題など)について(カッコ内は時間の目安)
(総時間:4時間程度)
【復習】
・授業の学習事項に関連した内容の記事を見つけ理解を深めること(2時間分程度)。
・授業で出てきたキーワードについて調べ、整理しておくこと(1時間程度)。
【課題】
・修学支援システム上で小テストを受けること(1時間分程度)。
第3回
市場と資本②
講義では「資本」とは何か、どのような概念として議論されてきたのかを学ぶ。
授業中に指示した次回までの学習(予習・復習・課題など)について(カッコ内は時間の目安)
(総時間:4時間程度)
【復習】
・授業の学習事項に関連した内容の記事を見つけ理解を深めること(2時間分程度)。
・授業で出てきたキーワードについて調べ、整理しておくこと(1時間程度)。
【課題】
・修学支援システム上で小テストを受けること(1時間分程度)。
第4回
労働と仕事
社会的分業の拡大の下で、「労働力」の発達は、生産力の増大、また、市場の拡大に貢献する。一方で、「分業」の発達には負の側面も存在する。授業では、簡易なワークを通して、「分業」の功罪について考える。
授業中に指示した次回までの学習(予習・復習・課題など)について(カッコ内は時間の目安)
(総時間:4時間程度)
【復習】
・授業の学習事項に関連した内容の記事を見つけ理解を深めること(2時間分程度)。
・授業で出てきたキーワードについて調べ、整理しておくこと(1時間程度)。
【課題】
・修学支援システム上で小テストを受けること(1時間分程度)。
第5回
土地と自然環境
市場経済の拡大とともに、自然環境(とりわけ、土地)がいかに商品化していくかを学んでいく。
授業中に指示した次回までの学習(予習・復習・課題など)について(カッコ内は時間の目安)
(総時間:4時間程度)
【復習】
・授業の学習事項に関連した内容の記事を見つけ理解を深めること(2時間分程度)。
・授業で出てきたキーワードについて調べ、整理しておくこと(1時間程度)。
【課題】
・修学支援システム上で小テストを受けること(1時間分程度)。
第6回
信用と社会関係
授業では、市場経済の拡大ともに、いかに「信用」が拡大し、地域社会レベルでの「信用」あるいは「社会関係」が変容していくかを考える。
授業中に指示した次回までの学習(予習・復習・課題など)について(カッコ内は時間の目安)
(総時間:4時間程度)
【復習】
・授業の学習事項に関連した内容の記事を見つけ理解を深めること(2時間分程度)。
・授業で出てきたキーワードについて調べ、整理しておくこと(1時間程度)。
【課題】
・修学支援システム上で小テストを受けること(1時間分程度)。
第7回
コモンズ
授業では、G.Hardin の「コモンズの悲劇」、それに対する反論を学び、コモンズ論の展開について学ぶ。
授業中に指示した次回までの学習(予習・復習・課題など)について(カッコ内は時間の目安)
(総時間:4時間程度)
【復習】
・授業の学習事項に関連した内容の記事を見つけ理解を深めること(2時間分程度)。
・授業で出てきたキーワードについて調べ、整理しておくこと(1時間程度)。
【課題】
・修学支援システム上で小テストを受けること(1時間分程度)。
第8回
地域社会の持続可能性
最終講義では「コモンズ」の視点から、地域社会の持続可能な発展を考える。グローバル化の中で、地域社会がどのような変容を迫られているのかを考えていく。
授業中に指示した次回までの学習(予習・復習・課題など)について(カッコ内は時間の目安)
(総時間:9時間程度)
【復習】
・授業の学習事項に関連した内容の記事を見つけ理解を深めること(2時間分程度)。
・授業で出てきたキーワードについて調べ、整理しておくこと(1時間程度)。
【課題】
・修学支援システム上で小テストを受けること(1時間分程度)。
・期限までに最終レポートの提出すること(5時間程度)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 15% D: --%
成績評価法
成績は、小テスト60%、レポート40%で評価する。
教科書にかかわる情報
備考
とくにテキストはなく、配布したレジュメで授業を進める。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
コモンズ研究のフロンティア : 山野海川の共的世界
ISBN
9784130460958
著者名
三俣学, 森元早苗, 室田武編
出版社
東京大学出版会
出版年
2008
参考書
書名
エコロジーとコモンズ : 環境ガバナンスと地域自立の思想
ISBN
9784771025455
著者名
三俣学編著
出版社
晃洋書房
出版年
2014
参考書
書名
コモンズをささえるしくみ : レジティマシーの環境社会学
ISBN
4788509830
著者名
宮内泰介編 ; 矢野晋吾 [ほか著]
出版社
新曜社
出版年
2006
参考書
書名
「新訳」大転換 : 市場社会の形成と崩壊
ISBN
9784492371077
著者名
カール・ポラニー [著] ; 野口建彦, 栖原学訳
出版社
東洋経済新報社
出版年
2009
参考書
書名
コモンズの経済学
ISBN
4313810447
著者名
多辺田政弘著
出版社
学陽書房
出版年
1990
備考
メッセージ
何か学びのきっかけになるような授業になればと思います。
キーワード
市場メカニズム、持続可能な開発、グローバリゼーション、コモンズ
持続可能な開発目標(SDGs)
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
関連科目
履修条件
連絡先
moritomo@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
水曜日のお昼(11:50-12:50)
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