タイトル

開講年度 開講学部等
2025 共通教育
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 木5~8 実験・実習 10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1001180061 地球科学実験(地球科学実験)[Earth Sciences Laboratory] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
坂口 有人[SAKAGUCHI Arito]
担当教員[ローマ字表記]
坂口 有人 [SAKAGUCHI Arito], 岩谷 北斗 [IWATANI Hokuto]
特定科目区分   対象学生 理(物情) 対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
地球科学は,地球上で発生する現在および過去の自然現象を解明する分野である。この実験では岩石などを扱いながら,これらの観察の基礎実習を行う(DP1、CP1、CP2)。本実験では室内作業だけでなく野外実習も行う。
授業の到達目標
自らの専門分野を学ぶために必要な基礎的知識・技能を習得する。

<知識・理解の観点>
1.地形図などの図面から自然現象を読み取ることができる(DP1、CP1,CP2)。2. 岩石や鉱物,断層や化石の識別ができる(DP1、CP1,CP2)。3.観察事実を適切な用語を用いて記載することができる(DP1、CP1,CP2)。 4.科学報告ファイルが作成できる(DP2)。

<思考・判断の観点>
地球科学現象に見られる地域性と一般性を認識することができる(DP1、CP1,CP2)。

<関心・意欲の観点>
身近な地球科学現象に興味を持つことができる(DP2)。

<技能・表現の観点>
測定機器などを正しく用いて,観察・測定事項を記載できる(CP3)。
授業計画
【全体】
室内の実験・演習として,顕微鏡や実体鏡を用いた観察,地形図や地質図など用いた演習を行う。また実際に野外に出かけて,岩石や鉱物,断層や化石の観察および測定を行う。半日または一日野外実習を行うことがあります。

注)この講義の参加学生は,使用機材の関係上,30名を上限とします.

実習できる人数が限られるので,受講者制限をする場合があります。また,地球科学を初めて学習する人にも平易な授業を行いますので,分からない時には遠慮せず質問して下さい。
今年は4月27日(日曜日)に須佐へ,5月10日(土)に下関へ,5月31日(土曜日)に博物館へ,6月28日(土)に秋吉台へ,それぞれ1日かけてバスで行きます。これら全ての日に出席できない学生は履修を止めてください。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 ガイダンス 教員の紹介,実習内容の説明,野外実習安全マニュアルの説明.次週の断層観察の事前学習 予習・復習(目安4時間) 必要に応じて学習用資料はMoodleに掲載する.
第2回 地質図の作成1 地質図学を用いて地質図を作成する練習をする 予習・復習(目安4時間) 必要に応じて学習用資料はMoodleに掲載する.
第3回 博物館見学1 いのちのたび博物館を見学し,世界の地質試料を観察する.バックヤード見学も行って博物館の役割も知る. 予習・復習(目安4時間) 必要に応じて学習用資料はMoodleに掲載する.
第4回 博物館見学2 いのちのたび博物館を見学し,世界の地質試料を観察する.バックヤード見学も行って博物館の役割も知る. 予習・復習(目安時間:4時間) 必要に応じて学習用資料はMoodleに掲載する.
第5回 古生物学実験 地層から産出した化石の模型を作成するなど,化石の室内処理方法の基礎について学ぶ 予習・復習(目安時間:4時間) 必要に応じて学習用資料はMoodleに掲載する.
第6回 須佐・長門峡巡検1 山口県の代表的な地層のみられる露頭や活断層の記載を行う 野外を歩きます.ちゃんとした靴が必要です(サンダルやハイヒールは危険).予習・復習(目安時間:4時間) 必要に応じて学習用資料はMoodleに掲載する.
第7回 須佐・長門峡巡検2 山口県の代表的な地層のみられる露頭や活断層の記載を行う 野外を歩きます.ちゃんとした靴が必要です(サンダルやハイヒールは危険).予習・復習(目安時間:4時間) 必要に応じて学習用資料はMoodleに掲載する.
第8回 岩石の破壊パターン実験 破砕物のフラクタル解析と応力集中について解析する. 予習・復習(目安時間:4時間) 必要に応じて学習用資料はMoodleに掲載する.
第9回 地質図の作成2 地質図学を用いて地質図を作成する練習をする 予習・復習(目安時間:4時間) 必要に応じて学習用資料はMoodleに掲載する.
第10回 地質図の作成2 地質図学を用いて地質図を作成する練習をする 予習及び復習に必要な学修時間の目安:4時間 必要に応じて学習用資料はMoodleに掲載する.
第11回 下関巡検1 野外での化石の産状を観察する 野外を歩きます.ちゃんとした靴が必要です(サンダルやハイヒールは危険).復習(目安時間:4時間) 必要に応じて学習用資料はMoodleに掲載する.
第12回 下関巡検2 野外での化石の産状を観察する 野外を歩きます.ちゃんとした靴が必要です(サンダルやハイヒールは危険).復習(目安時間:4時間) 必要に応じて学習用資料はMoodleに掲載する.
第13回 秋吉台観察2 石灰岩中の化石を採取し,古生物について学ぶ 野外を歩きます.ちゃんとした靴が必要です(サンダルやハイヒールは危険).復習(目安時間:4時間) 必要に応じて学習用資料はMoodleに掲載する.
第14回 秋吉台観察2 石灰岩中の化石を採取し,古生物について学ぶ 野外を歩きます.ちゃんとした靴が必要です(サンダルやハイヒールは危険).復習(目安時間:4時間) 必要に応じて学習用資料はMoodleに掲載する.
第15回 まとめ これまでの実習を総括し,地球科学について学ぶ 予習・復習(目安4時間) 必要に応じて学習用資料はMoodleに掲載する.
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 30% B: 10% C: 60% D: --%
成績評価法
授業内レポート30%、授業外レポート70%で評価します。出席が2/3以上でなければ欠格となります。
教科書にかかわる情報
教科書 書名 ニューステージ新地学図表 ISBN 9784834340150
著者名 浜島書店編集部編著 出版社 浜島書店 出版年 2020
備考
教科書は,ニューステージ 新地学図表を用います。かならず購入してください。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 山口県の岩石図鑑 ISBN 4804081984
著者名 山口地学会編 出版社 第一学習社 出版年 1991
備考
特定の参考書は指定しないが、この授業に関連する参考書は図書館などにたくさんあるので、各自で自分に合った参考書を探して学習してください。
メッセージ
室内の実験・演習として,顕微鏡や実体鏡を用いた観察,地形図や地質図など用いた演習を行います。また実際に野外に出かけて,岩石や鉱物,断層や化石の観察および測定を行う。半日または一日野外実習を行うことがあります。 地球科学を初めて学習する人にも平易な授業を行いますので,分からない時には遠慮せず質問して下さい。

注1)
今年は4月27日(日)に須佐へ,5月10日(土)に下関へ,5月31日(土)に博物館へ,6月28日(土)に秋吉台へ,それぞれ1日かけてバスで行きます。これら全ての日に出席できない学生は履修を止めてください。

注2)
この講義は使用機材の関係上30名を上限とします。
地球科学実験を希望する場合は4月6日(日)までに履修登録を完了させてください。
4月7日(月)に抽選を行い、ただちに抽選結果を通知します(共通教育1番教室横の掲示板に掲載)。4/7(月)14時時点で履修登録ができていない学生(履修登録が取り消された学生)は,抽選漏れとなった学生になります。
地球科学実験を抽選漏れした学生は,化学実験Aもしくは生物学実験を履修登録してください。
キーワード
鉱物,岩石,化石,古生物,地形図,偏光顕微鏡,岩石の産状,火成岩,堆積岩,変成岩,断層,走向,傾斜,リニアメント
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • Life on land
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
地球科学Ⅰ,Ⅱ
履修条件
連絡先
坂口有人 研究室:理学部3階340号室 arito@yamaguchi-u.ac.jp
岩谷北斗 研究室:理学部3階345号室 hokuto_i@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
月曜から金曜の9時から17時の間の随時。事前にメールで連絡してください。

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