タイトル

開講年度 開講学部等
2025 共通教育
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 水3~4 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1001180073 化学Ⅰ(化学Ⅰ)[Chemistry I] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
酒多 喜久[SAKATA Yoshihisa]
担当教員[ローマ字表記]
酒多 喜久 [SAKATA Yoshihisa], 藤森 宏高 [FUJIMORI Hirotaka]
特定科目区分   対象学生 工(応化) 対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
原子の構造,化学結合,化学平衡,気体や溶液などについて,高校化学の復習および無機化学・物理化学系専門科目との橋渡しを行う.演習を交えて理解を深める.
授業の到達目標
自らの専門分野を学ぶために必要な化学に関連した基礎的知識・技能を習得する。
授業計画
【全体】
原子の構造,化学結合,化学平衡,気体や溶液などについて,高校化学の復習および物理化学系専門科目との橋渡しを行う.演習を交えて理解を深める.理想気体の振る舞いおよび実際の気体との違いについて理解する.
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 はじめに
原子軌道1
化学の学び方
波動関数、量子数
講義の復習と講義後課題に真面目に取り組む
第2回 原子軌道2 軌道(s,p,d)の形とエネルギー、パウリの排他原理、フントの規則 講義の復習と講義後課題に真面目に取り組む
第3回 周期表と電子配置 遮蔽、有効核電荷、イオン半径、ランタノイド収縮、周期表と電子配置の関係、希土類、ランタノイド、アクチノイド 講義の復習と講義後課題に真面目に取り組む
第4回 元素の性質1 エンタルピー、イオン化エネルギー・電子親和力と電子配置との関係、これらと電気陰性度(マリケン、ポーリング)との関係 講義の復習と講義後課題に真面目に取り組む
第5回 元素の性質2 電気陰性度とイオン結合・共有結合の割合、イオン半径比と配位数(ポーリングの第一法則) 講義の復習と講義後課題に真面目に取り組む
第6回 発展学習 混成軌道(sp3, sp2, sp)、原子価殻電子対反発則(VSEPR則)、多形 講義の復習と講義後課題に真面目に取り組む
第7回 特別授業 化学のトピックス 講義の復習と講義後課題に真面目に取り組む
第8回 中間試験 第7回目までの内容の理解度の確認試験 講義の復習と講義後課題に真面目に取り組む
第9回 物理化学の基礎事項と化学の基礎事項の確認 物理化学とは、学問領域の解説と化学に関する基礎事項の確認。 講義の復習と講義後課題に真面目に取り組むこと
第10回 物理量と単位、定数 物理量と単位について、単位の解説と変換、物理定数の意味について解説。 講義の復習と講義後課題に真面目に取り組むこと
第11回 状態関数と気体の法則、絶対温度 状態関数の意味についての解説と気体の性質に関する経験則の説明、絶対温度の説明。 講義の復習と講義後課題に真面目に取り組むこと
第12回 完全気体と状態方程式、完全気体の密度 完全気体の状態方程式の導入と応用について、気体の密度の算出法の解説。 講義の復習と講義後課題に真面目に取り組むこと
第13回 混合気体、モル分率、圧力分率 混合気体の考え方、ドルトンの分圧の法則からモル分率、圧力分率の概念の解説。 講義の復習と講義後課題に真面目に取り組むこと
第14回 分子論から見た完全気体、古典的気体分子運動論 古典的気体分子運動論の解説と気体分子の運動エネルギーおよび根二乗平均速度の導入。 講義の復習と講義後課題に真面目に取り組むこと
第15回 気体の凝縮、臨界状態、完全気体と実在気体 気体の凝集から状態の連続性について解説、さらに実在気体と完全気体の相違についての説明。 講義の復習と講義後課題に真面目に取り組むこと
第16回 期末試験 9回目以降の物理化学基礎の内容の理解度試験 これまでの講義の内容をよく復習して試験に臨むこと
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
中間試験の結果と期末試験で評価する。
中間試験 50%、期末試験 50%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 シュライバー・アトキンス無機化学 ISBN 9784807906673
著者名 P.Atkins [ほか] 著 ; 田中勝久, 平尾一之, 北川進訳 出版社 東京化学同人 出版年 2008
教科書 書名 アトキンス物理化学 ISBN 9784807909087
著者名 Peter Atkins, Julio de Paula著 ; 中野元裕 [ほか] 訳 出版社 東京化学同人 出版年 2017
備考
・高校で使用した教科書は復習のため必要です。また物理化学、無機化学の教科書は2年時以降でも使用します。
・「シュライバー・アトキンス無機化学(下)」は、化学Ⅰでは使いませんが、「応用化学演習」での無機化学分野で使用しますので、購入して下さい。上下巻のセットで4年間の学習や、その後の大学院での学びに役立つものと思います。
参考書にかかわる情報
備考
適宜紹介する。
メッセージ
キーワード
原子の構造,化学結合,化学平衡,酸化と還元,状態方程式
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
関連科目
物理化学I、物理化学Ⅱ、無機化学Ⅰ、無機化学Ⅱ、配位化学
履修条件
連絡先
fujimori(at)yamaguchi-u.ac.jp (at)=@(8回まで)
yoshi-sa(at)yamaguchi-u.ac.jp (at)=@(9回以降)
オフィスアワー
随時

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