タイトル

開講年度 開講学部等
2025 共通教育
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期集中 集中 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1001200025 国際展開科目A1(国際展開科目(アフリカをとおして世界を学ぶ))[International Development CourseA1] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
石井 由理[ISHII Yuri]
担当教員[ローマ字表記]
石井 由理 [ISHII Yuri], 早坂 大輔 [HAYASAKA Daisuke], 桑畑 洋一郎 [KUWAHATA Yoichiroh], 富本 幾文 [TOMIMOTO Ikufumi], 執行 正義 [SHIGYO Masayoshi], 馬田 哲次 [UMADA Tetsuji], 北西 功一 [KITANISHI Koichi], 大岩 隆明 [Oiwa Takaaki]
特定科目区分   対象学生 日本人学生、外国人留学生 対象年次 0~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
この授業は、全学のアフリカと開発問題、国際協力に関心のある学生を対象とし、入門的知識を修得した受講生が各自の専門分野でさらに問題意識を高めるための一歩となることを目的とします。授業は共同獣医学部、農学部、人文学部、国際総合科学部、経済学部、教育学部の教師がオムニバス形式で担当し、学際的なアフリカの事例を中心に、感染症とその社会への影響、食糧、経済、開発、教育など、グローバル化時代の世界の共通課題について学びます。
授業の到達目標
国際的に活躍するための教養と技能を習得する。
授業計画
【全体】
この授業では、アフリカの事例をとおして、受講者が感染症と社会、食糧、経済、開発、教育など、グローバル社会が共有する課題に対する理解を深め、世界の構成員としての自身の考えを持つことを目標とし、これらのテーマを専門分野とする6学部の教員による2日間のオムニバス形式の集中講義をとおして知識、思考力を身に付けます。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 アフリカの感染症 感染症と病原体の基本を学び、アフリカ地域に特有な感染症について学ぶ。講義は学生に質問しながら対話方式で進める。 授業内容の予習および復習など、4時間程度の学習
第2回 感染症をめぐる国際協力 NTDsを中心とした感染症に関連する国際協力の実態を、事例を取り上げながら講義する。 授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第3回 アフリカの食文化;バナナを中心に アフリカの食文化、特に湿潤熱帯地域のバナナの利用を中心に紹介する。カメルーン、ガーナ、ウガンダ、ザンジバルの事例を取り上げて比較する。 授業の内容を資料とともに振り返る(目安時間4時間)
第4回 アフリカにおける食料課題 飢餓、栄養不良、食料安全保障の欠如、農業生産性の低下、農村部の貧困、気候変動の影響など、アフリカの食料課題の主な要因と影響に関する情報の整理と課題抽出 Moodle3に、関連する報告書、研究論文、ニュース記事、動画などに関する事前情報提供を行い、アフリカにおける食料課題についての知識を深めておく。(4時間以上の課題)
第5回 ケニアの開発課題 M.E.ポーターのダイヤモンド理論の中の要素条件を参考に、教育、農業、エネルギー、交通、天然資源、観光資源の観点からケニアの開発課題を考える。 ケニアについて、各自インターネットなどを用いて、左記の観点から調べてみる。(4時間程度)
第6回 アフリカを世界の開発に位置付ける アフリカは世界の開発課題が先鋭化して顕現する地域であるので、その開発課題をグローバルな視点から位置付ける。 予習・復習(学習時間の目安:4時間以上)
第7回 アフリカの貧困・格差とジェンダーの課題 アフリカの開発状況についてSDGsに関する国連の最新報告書に基づき概観し、その上で貧困・格差、ジェンダーの現状と課題について説明する。 SDGsに関する国連の最新報告書およびジェンダーギャップ報告書等を読んでおくこと。(2時間)
授業後に英文レポートを作成する(2時間)
国連SDGs関連サイト
https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/(和文)

https://unstats.un.org/sdgs/report/2023/(英文)

https://www.unwomen.org/en/digital-library/publications/2023/09/progress-on-the-sustainable-development-goals-the-gender-snapshot-2023(英文)

https://jp.weforum.org/publications/global-gender-gap-report-2023/(英文)
第8回 アフリカと日本の教育 アフリカの学校教育について、
主としてケニアと南アフリカ共和国の事例をとおして概観する
アフリカの教育に関する資料を事前に修学支援システムにあげるので、それを読んで自分のもっていたイメージとの違いを考えて来る(4時間程度)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
成績評価は各担当者の授業内レポートもしくは授業外レポートによる評価の平均点で出します(100%)。担当は8人いるので、1本のレポートが成績評価にしめる割合は12.5%です。
教科書にかかわる情報
備考
各授業担当者が資料を用意する
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
各担当者による講義前および講義内資料の連絡などは修学支援システムを通して行います。
その他の連絡も修学支援システムから行いますので、確認してください。
キーワード
アフリカ、国際協力、SDGs
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 安全な水とトイレをみんなに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • Life on land
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
履修条件
連絡先
石井由理(yuri@yamaguchi-u.ac.jp)
オフィスアワー
特に指定しないので、事前にメールでアポを取ってください。

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