タイトル

開講年度 開講学部等
2025 共通教育
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期集中 集中 講義 9.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1001220015 知財展開科目A2(知財情報の分析と活用)[Intellectual Property Development SubjectA2] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
生田 容景
担当教員[ローマ字表記]
生田 容景, 陳内 秀樹 [JINNAI Hideki]
特定科目区分   対象学生 全学生 対象年次 0~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
情報社会に生きる社会人として、知的財産に関する情報収集とその分析に必要な知識とスキル獲得を目指します。企業における戦略のみならず、研究戦略等を考える上で必要な情報の取得方法や情報活用方法についても学びます。そのために、具体的な課題を設定し、この与えられた課題を解決する作業を通して、産業財産や著作物に関する情報取得と分析などを行い、知的財産に関する情報や技術及び研究に関する総合的な情報分析力獲得を目指します。これにより、社会的な観点から知的財産を捉え多面的に運用する能力の基盤を形成します。
授業の到達目標
知的財産についての幅広い知識を習得し、知的財産がかかわる社会的問題について考察する力を養う。
本講義は受講者が、
1.知的財産情報(技術情報・研究情報)を正しく取得できる技術を身につける、
2.知的財産に関する諸問題について、知的財産情報(技術情報・研究情報)を用いて、客観的に分析するスキルを身につける、
3.知的財産情報(技術情報・研究情報)の分析を通じて、社会的ニーズの検討ができる、
4.分析した情報を活用して問題解決や課題解決の手段を提案することができる、
ことを目的としています。
授業計画
【全体】
知的財産権制度の全体像、各種知的財産情報の内容と意義を扱い、主として特許・実用新案に代表される技術情報の検索からマッピングを通した分析を行います。分析の際は、技術戦略あるいは研究戦略立案に役立てる資料作りの観点から検討を加えます。その後、同様にして意匠情報、商標情報の検索と分析を行います。品種登録情報検索と楽曲情報検索についても扱います。授業は法理論だけでなく、基礎的な実務能力獲得も目指した内容であり、全ての時間で教員と学生の双方向で行います。

四日間の集中講義として開講します。詳細日程等について修学支援システム等を通じて別途案内します。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 ガイダンス
知的財産を取り巻く概況
講義概要と全体スケジュール説明。
主要国の特許出願状況や特許制度のルーツ、なぜ今知的財産が注目されているのか、特許情報と研究開発などについて解説する。
講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。身の回りにある知的財産を探す。
(目安時間:2時間)
第2回 知的財産制度の基礎 身近にある知的財産権、知的財産制度、知的財産と知的財産権など、知的財産の基礎知識について解説する。 講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。身の回りにある知的財産を探す。
(目安時間:2時間)
第3回 特許情報概説 産業財産権情報の全体像、特許情報の基礎知識について解説する。 講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。身の回りにある知的財産を探す。
(目安時間:2時間)
第4回 特許情報へのアクセス 特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)について解説する。 講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。特許情報にアクセスし関心ある事項について調べてみる。
(目安時間:2時間)
第5回 特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)の利用実践 特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)の利用方法を習得する。 講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。特許情報にアクセスし関心ある事項について調べてみる。
(目安時間:2時間)
第6回 特許情報検索演習 特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)を利用した特許情報検索手法を習得する。 講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。特許情報にアクセスし関心ある事項について調べてみる。
(目安時間:2時間)
第7回 特許情報検索演習 特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)を利用した特許情報検索手法を習得する。 講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。特許情報にアクセスし関心ある事項について調べてみる。
(目安時間:2時間)
第8回 特許情報検索演習 特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)を利用した特許情報検索手法を習得する。 講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。特許情報にアクセスし関心ある事項について調べてみる。
(目安時間:2時間)
第9回 特許マップ概要 特許マップの概要について解説する。 講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。特許情報にアクセスし関心ある事項について調べてみる。
(目安時間:2時間)
第10回 特許マップ作成実習 特許マップの作成方法を習得する。 講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。特許情報にアクセスし関心ある事項について調べてみる。
(目安時間:2時間)
第11回 山口大学特許検索システム(YUPASS)、意匠制度、意匠情報検索 山口大学特許検索システム(YUPASS)の活用、意匠制度の概要、特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)を利用した意匠検索方法について解説する。 講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。特許情報にアクセスし関心ある事項について調べてみる。
(目安時間:2時間)
第12回 商標制度、商標情報検索 商標制度の概要、特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)を利用した商標検索方法について解説する。 講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。特許情報にアクセスし関心ある事項について調べてみる。
(目安時間:2時間)
第13回 意匠・商標情報等の検索実習、ワーク これまでの講義内容を振り返り、YUPASSを利用した特許情報検索、及び、J-PlatPatを利用した意匠・商標情報検索の確認ワークを行う。 講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。特許情報にアクセスし関心ある事項について調べてみる。
(目安時間:2時間)
第14回 品種登録制度、品種登録情報検索、ワーク 品種登録制度の概要を説明すると共に、品種登録の活用事例について解説する。農水省の品種登録情報検索の方法について解説し、確認ワークを行う。 講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。特許情報にアクセスし関心ある事項について調べてみる。
(目安時間:2時間)
第15回 著作権制度、楽曲情報検索、ワーク、総評 著作権制度の概要を確認すると共に、JASRACの楽曲情報検索の方法について解説し、確認ワークを行う。 講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。特許情報にアクセスし関心ある事項について調べてみる。
(目安時間:2時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 15% B: 15% C: 60% D: --%
成績評価法
授業内レポート(小レポート25%、ワーク・課題75%)を総合的に評価します。
教科書にかかわる情報
備考
講義資料は必要に応じて配布又は配信します。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 これからの知財入門 : 変革の時代の普遍的知識 ISBN 9784296201952
著者名 山口大学大学研究推進機構 知的財産センター著 出版社 日経BP社 出版年 2023
備考
参考書は、1年次共通教育科目「知的財産入門」で使用した書籍と同じものです。
メッセージ
教員が提示する課題と学生が任意に設定した条件による検索・分析を行います。授業前に分析したいテーマがあれば用意して下さい。なお、先行してJ-PlatPatとYUPASSを使用して慣れておくことを推奨します。
キーワード
知的財産、特許、実用新案、意匠、商標、パテントマップ、新品種、楽曲情報。
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
関連科目
共通教育科目:「知的財産入門」、「ものづくりと知的財産」、「特許法」、「意匠法」、「商標法」、「不正競争防止法」
履修条件
連絡先
h-jinnai@yamaguchi-u.ac.jp  陳内
yklee@yamaguchi-u.ac.jp 生田
オフィスアワー
主に常盤キャンパスで業務を行っています。
とりあえずはメールでご連絡ください。

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