タイトル

開講年度 開講学部等
2025 共通教育
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 木7~8 講義 3.5
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1002010001 基礎セミナー(基礎セミナー)[Introductory Seminar] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
中山 雅晴[NAKAYAMA Masaharu]
担当教員[ローマ字表記]
中山 雅晴 [NAKAYAMA Masaharu], 堤 宏守 [TSUTSUMI Hiromori], 吉本 誠 [YOSHIMOTO Makoto]
特定科目区分   対象学生 工(応化) 対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
この科目は,1)作文をするときに考えておくこと,2)語彙・読解力トレーニング,3)論理力トレーニング,4)技術文書の書き方,から構成されており,学生実験のレポート,卒業論文,修士論文はもちろん,就職活動や就職してからも必要な「分かり易く伝える力」の修得を目ざします。
化学メーカーの研究開発部門で勤務経験のある教員が分担しており,より実践的な考え方を交えて講義する。
授業の到達目標
高等学校から大学への円滑な移行を図るため、学習および大学生活に必要なスキルを習得するとともに、自ら考え・判断・表現・行動・発言する基礎的な能力を身につける。
授業計画
【全体】
第1週に「ガイダンス」を行い,続いて「作文をするときに考えておくこと」(第2~4週),「語彙・読解力トレーニング」(第5~7週),「論理力トレーニング」(第8~11週),「技術文書の書き方」(第12~15週)について講義と演習を行う。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 ガイダンス ガイダンスを行い,本科目の目的とやり方を説明する。 予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
第2回 作文をするときに考えておくこと(1) 文章を書くときに最も大切な「主題」について考えます。 課題のエッセイの添削を行うこと。提出前に必ず複数回の推敲を行い(音読してみること)、添削を受ける文章を提出すること。いい加減な提出物は欠席として取り扱うことがある。
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
第3回 作文をするときに考えておくこと(2) 主題分の書き方を復習しながら、文章全体構成について考えます。 課題のエッセイの作文を行うこと。提出前に必ず複数回の推敲を行い(音読してみること)、添削を受ける文章を提出すること。いい加減な提出物は欠席として取り扱うことがある。
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
第4回 作文をするときに考えておくこと(3) 一つ一つの文で明確な内容を示すために必要なことについて概観します。 課題のエッセイの作文を行うこと。提出前に必ず複数回の推敲を行い(音読してみること)、添削を受ける文章を提出すること。いい加減な提出物は欠席として取り扱うことがある。
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
第5回 語彙・読解力トレーニング(1) 科学的内容の文章を読む(1)論旨を理解するための基本事項 適宜
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
第6回 語彙・読解力トレーニング(2) 科学的内容の文章を読む(2)論述文の内容を要約してみる 適宜
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
第7回 語彙・読解力トレーニング(3) 科学的内容の文章を読む(2)より良い文章とするための工夫 適宜
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
第8回 論理力トレーニング(1) 講義:「論理力とは」
演習:論理力トレーニング
新聞の社説記事を読んで理解する。
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
第9回 論理力トレーニング(2) 講義:「エネルギーを話す・書く」
演習:論理力トレーニング
指定されたいくつかの観点からエネルギーについて書く。
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
第10回 論理力トレーニング(3) 講義:「環境を話す・書く」
演習:論理力トレーニング
指定されたいくつかの観点から環境について書く。
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
第11回 論理力トレーニング(4) 講義:「放射能を話す・書く」
演習:論理力トレーニング
指定されたいくつかの観点から放射能について書く。
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
第12回 技術文書の書き方(1)  ここまで学習してきた内容等に基づいて、実際に文章を作成する際に重要な事柄を中心に学習します。技術文書には、決められた形式(約束事)があるので、約束事について学んだ後に、それに沿った文章作成について学習します。また、 誤字、脱字があると、他の人にペース良く文章を読んで貰えません。誤りやすい語句等について説明すると共に、実際に修正する演習を行います。  今まで学習した事柄をしっかり復習してから、講義に臨んで下さい。
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
第13回 技術文書の書き方(2) 目で見た情報を正しく伝えるためには、どうすれば良いでしょうか。複数の図形が組み合わされた図を見て、それを文章だけで伝える方法を考えます。逆に文章から元の図を描くことも実習します。 配布資料
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
第14回 思考法について 文章を書くにしても、その内容をどのように整理すれば良いでしょうか。そのような時に役立つのが思考法です。ここでは、思考法のいくつかを学び、それを使った自分の考えの整理の方法を学びます。 配布資料
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
第15回 発想法について 何かを企画したり、計画したりするときには、いくつかのアイデアを出す必要があります。新しいアイデアを考えるには、どうしたら良いでしょうか。ここでは、発想法について学ぶと共に、実際に使ってみます。グループワークをする場合もあります。 配布資料
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 15% B: --% C: 10% D: 10%
成績評価法
出席状況 60%,レポート等 40%
教科書にかかわる情報
備考
参考書にかかわる情報
備考
理科系の日本語表現技法(新装版) 栗山次郎(編)朝倉書店
理科系の作文技術  木下是雄 (中公新書 )
本多勝一 新版 日本語の作文技術 朝日文庫
学生による学生のためのダメレポート脱出法 慶應義塾大学教養研究センター監修 慶応義塾大学出版会
新版 理工系学生のための日本語表現法 森下稔ほか編 東信堂
悪文 伝わる文章の作法 岩淵悦太郎編 角川ソフィア文庫
メッセージ
3回を超える欠席があれば欠格とする。欠格とはすべての評価が満点だとしても不合格にするという意味。
キーワード
日本語,文法,語彙,読解力,論理力,技術文書,エッセイ,実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 安全な水とトイレをみんなに
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
関連科目
全科目,特に応用化学実験I~IV,卒業論文研究,修士論文研究
履修条件
連絡先
中山雅晴,0836-85-9223,nkymm@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
授業時間前後に時間を取ります。

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