タイトル

開講年度 開講学部等
2025 共通教育
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期前半 金7~8 講義 10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1002040013 山口と世界(山口と世界)[Yamaguchi and the World] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
秋谷 直矩[AKIYA Naonori]
担当教員[ローマ字表記]
秋谷 直矩 [AKIYA Naonori]
特定科目区分   対象学生 Bクラス(教(小(教育学・国理))・理(化学(1-20))・工(応(1-18))) 対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
科学技術の発展と社会への浸透を受けて、分野横断的な学習と、それを基盤とした課題発見・解決および価値創造に指向したSTEAM教育の設計・実践の推進が求められている。文部科学省によれば、STEAM教育とは、「STEM(Science, Technology, Engineering, Mathematics)に加え、芸術、文化、生活、経済、法律、政治、倫理等を含めた広い範囲でAを定義し、各教科等での学習を実社会での問題発見・解決に生かしていくための教科等横断的な学習」とされる。
本講義では以上の動向を踏まえ、STEAM教育の導入として、分野横断的に検討することが必要/可能な課題の発見と、それに対する各分野固有の/横断的なアプローチ方法について整理する作業を行う。具体的には、本学が総合大学であることを活かした全学部合同オープンキャンパスの実施を想定し、そこで利用可能なコンテンツの開発・提案を学部横断的なグループワークによって行う。開発・提案するコンテンツを通して、進路に悩む高校生に対して、(1)分野横断的に取り組むことが求められる(あるいは可能な)課題に対する各学部(または分野)間のアプローチを明示することで各学部(または分野)の特徴を伝えることと、(2)さまざまな分野の知に目配りすることの重要性や分野横断的な学習の価値を認識する機会を提供すること、以上が目指される。
以上の課題に取り組むことを通して、本講義の履修者には、各自の専門性を深めることを前提としつつ他分野への関心も持ち主体的に学ぶことの価値と重要性を理解することが達成されるべき目標として設定されている。また、コンテンツの開発・提案の作業を通して、企画力と表現力を養うことも副次的な目標として設定している。
授業の到達目標
山口県の歴史、文化、経済、産業、自然、教育など身近な地域の特色を知り、地域社会の発展に寄与する能力や態度を身につけるとともに、それらの資質を将来所属する地域や国際的環境で活かす力を養う。
授業計画
【全体】
本講義は、全8回で実施される。
初回はイントロダクションとして、講義内容や進め方、評価方法について説明する。また、コンテンツ作成の事例についても紹介する。第2〜7回は学部横断的なグループワークを実施し、全学部合同のオープンキャンパス用コンテンツの提案に向けた作業を進める。第8回は、各グループが制作したコンテンツについて発表および相互評価をしてもらう。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 イントロダクション
進路選択に関するデータの紹介
講義内容、講義の進め方、評価方法について説明する。
導入として、高校生の大学進学に関する様々なデータを紹介する。
授業計画に沿って、準備学習1時間を行うこと。課題内容については別途指示する。
第2回 進路選択に関する経験の共有
各学部・学科の紹介資料作成
各自の進路選択に関する経験について教諭する。
各学部で学ぶことやこれまで履修してきた講義で学んだことについて、相互に紹介し合う。
授業計画に沿って、復習1時間と準備学習3時間を行う。課題内容については別途指示する。
第3回 スライドデザインについての講義
各学部・学科の紹介資料の相互評価
スライドデザインの要点について説明する。
グループ内で、各自が作成した紹介資料の相互評価を行う。
授業計画に沿って、復習1時間(目安)と準備学習3時間(目安)を行う。課題内容については別途指示する。
第4回 学部横断グループを作る 学部横断的なグループを作り、グループの構成員が学んでいる分野・トピック・方法にかかわる分野横断的な課題、それに対する各学部(または分野)の具体的なアプローチ、それぞれの統合・協働の可能性について検討する。 授業計画に沿って、復習1時間(目安)と準備学習3時間(目安)を行う。課題内容については別途指示する。
第5回 仮想オープンキャンパス用コンテンツの設計1 第3・4回のグループディスカッションの成果を踏まえ、高校生を対象としたオープンキャンパス用コンテンツを制作する。 授業計画に沿って、復習2時間(目安)と最終発表に向けた準備学習3時間(目安)を行う。課題内容については別途指示する。
第6回 仮想オープンキャンパス用コンテンツの設計2 第3・4回のグループディスカッションの成果を踏まえ、高校生を対象としたオープンキャンパス用コンテンツを制作する。 授業計画に沿って、復習2時間(目安)と最終発表に向けた準備学習3時間(目安)を行う。課題内容については別途指示する。
第7回 仮想オープンキャンパス用コンテンツの設計3 第3・4回のグループディスカッションの成果を踏まえ、高校生を対象としたオープンキャンパス用コンテンツを制作する。 授授業計画に沿って、復習2時間(目安)と最終発表に向けた準備学習3時間(目安)を行う。課題内容については別途指示する。
第8回 最終発表会 各グループの成果を発表する。 授業計画に沿って、復習2時間(目安)を行う。課題内容については別途指示する。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 70% B: --% C: 20% D: 10%
成績評価法
授業内で何度か課す個人課題と、最後に提出してもらうグループ課題で評価します。なお、3回以上の欠席で欠格とします。
個人課題30%、グループ課題6070%
教科書にかかわる情報
備考
参考書にかかわる情報
参考書 書名 ドーナツを穴だけ残して食べる方法 ISBN 4872594703
著者名 大阪大学ショセキカプロジェクト 出版社 大阪大学出版会 出版年 2014
参考書 書名 失われたドーナツの穴を求めて ISBN 9784990956608
著者名 芝垣亮介・奥田太郎 出版社 さいはて社 出版年 2017
備考
講義内で適宜紹介します。
メッセージ
キーワード
STEAM
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 安全な水とトイレをみんなに
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • Life on land
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
YFL育成プログラムの科目
履修条件
連絡先
akiya[at]yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
随時。事前にアポを取ってもらえると助かります。

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