タイトル

開講年度 開講学部等
2026 共通教育
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期後半 水9~10 講義 10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1002040017 山口と世界(風土と感性)[Yamaguchi and the World] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
坂口 和敏[SAKAGUCHI Kazutoshi]
担当教員[ローマ字表記]
坂口 和敏 [SAKAGUCHI Kazutoshi]
特定科目区分 STEAM関連科目 対象学生 人文(81-120)・経済(181-280)・理(数理(26-))・2年次(理(物情(31-)))・農(生機(26-)) 対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
本講義の目的は、山口大学の理念である「発見し、はぐくみ、かたちにする」というデザイン思考プロセスの実践を通して、課題解決のために必要なスキルを習得することである。
具体的には、「テリトーリオ(都市と農村が有機的に結びついた地域圏)」という概念を軸に、山口の風土とそこに根ざす人々の感性を探究します。
今年度は、「6つの農作物」のリサーチデータ(美東ごぼう、ふく、無角和牛、鯨、岩国れんこん、萩の夏みかん)をインプット資料として活用し、食の背景にある文化や物質性を読み解きます。学生は山口市内のフィールドワークを通じ、言葉や生成AIに頼らない手法(アート作品・オブジェクト等)で、土地の質感を表現します。最終的には展示会形式で「社会に対する問いかけ」を作品として結実させることを目指します。

昨年度の成果は以下を参照すること。
https://note.com/ishinhall/n/n6ff6bf269d34
授業の到達目標
1.山口県の歴史、文化、産業、自然等の特色を「テリトーリオ」の概念から理解し、多角的に説明できる。
2.既存の調査データと自身のフィールドワークを組み合わせ、土地の「質(感性)」を抽出・分析できる。
3.生成系AIに依存せず、物質性のある媒体(マテリアル、タンジブルな表現)を用いて、身体感覚を伴う非言語的な表現ができる。
4.展示作品を通じて、地域の風土が持つ価値を社会へ問い直し、地域社会の発展に寄与する態度を身につける。
授業計画
【全体】
全体:課題に対して少人数グループで主体的に取り組み、提案内容を発表する。
具体的な課題はオリエンテーションで提示する。
対面実施を基本とするが、授業の内容によってはオンラインで実施する場合がある。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション「テリトーリオと風土の感性」 テリトーリオの理論紹介。事例を通じたコンセプト理解 授業時間外に課題を提供する企業について調査を実施する(学習時間の目安:2時間)
第2回 インプット(1) 山口の食のリサーチを紐解く 6つの農作物の調査データの共有。「ごぼう」をモデルとした分析手法の学習 授業時間外にグループで集まって調査を実施する(学習時間の目安:3時間)
第3回 インプット(2) 山口市フィールドリサーチ 山口市中心部〜近郊でのフィールドワーク。五感を用いた質感の採集 授業時間外にグループで集まって調査を実施する(学習時間の目安:3時間)
第4回 アウトプット(1) 問いの構築とメディア選択 「社会への問い」を言語化し、それを非言語(マテリアル、オブジェクト、タンジブル)へ変換する計画立案 授業時間外にグループで集まって提案内容の検討を行う(学習時間の目安:5時間)
第5回 アウトプット(2)物質性の探究(アート・ワークショップ) 「身体的感覚」を、素材(布、金属、光、土等)を用いて表現する「感覚の翻訳」の実践 授業時間外にグループで集まって振り返りを実施する(学習時間の目安:3時間)
第6回 アウトプット(3)ブラッシュアップとメディア戦略 作品の精度向上。制作プロセスの記録・言語化としてのnote執筆 授業時間外にグループで集まって提案内容の検討を行う(学習時間の目安:3時間)
第7回 アウトプット(4)展示設営とキュレーション 1m×1mのスペースへの展示構成。言葉に頼らず「訴えかける」空間作り 授業時間外にグループで集まって提案内容の検討を行う(学習時間の目安:6時間)
第8回 エキシビジョン(展示会・対話) 履修生による合同展示会。相互鑑賞と投票によるフィードバック、全体の総括 授業時間外に個人で振り返りを実施、個人レポートを作成する(学習時間の目安:6時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 25% B: 25% C: 25% D: 25%
成績評価法
本講義は、中間発表と最終発表のプレゼンテーションおよび個人レポートによって評価を行なう。グループでの評価を前提としているため、原則同一グループに所属する学生は、同一の評価となる。ただし、著しく貢献の低いメンバが存在する場合、当該学生の評価を下げる場合がある。

成績評価は授業態度10%、中間発表30%、最終発表30%、レポート課題30%とし、
事前連絡なく2回以上欠席した場合は欠格とする。
ルーブリック等の評価基準
ファイル名 備考
ルーブリック等の評価基準 コモンルーブリック.pdf
(注)ルーブリックとは、評価水準である「尺度」と、尺度を満たした場合の「特徴の記述」で構成される評価指標のことを言います。
教科書にかかわる情報
備考
適宜レジュメ等を配付します。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 イタリアのテリトーリオ戦略 : 甦る都市と農村の交流 = Strategie territoriali in Italia : relazioni citta-campagna ISBN 9784561662419
著者名 木村純子, 陣内秀信編著 出版社 白桃書房 出版年 2022
参考書 書名 フューチャー風土 : ひと、いきもの、思考する機械が共存在する未来 = Future fudo : on the coexistence of humans, nature, and intelligent machines ISBN 9784814005833
著者名 寺田匡宏編 出版社 京都大学学術出版会 出版年 2025
参考書 書名 フードスケープ : 図解食がつくる建築と風景 ISBN 9784761528683
著者名 正田智樹著 出版社 学芸出版社 出版年 2023
参考書 書名 都市をつくる風景 : 「場所」と「身体」をつなぐもの ISBN 9784865784824
著者名 中村良夫 [著] 出版社 藤原書店 出版年 2025
参考書 書名 「風の谷」という希望 : 残すに値する未来をつくる = "Valley of the wind" : a hope for cultivating a worthy tomorrow ISBN 9784862763501
著者名 安宅和人 [著] 出版社 英治出版 出版年 2025
備考
メッセージ
みなさんは県外の方に山口の魅了についてどのように伝えますか?
山口は西の京都と称される歴史と文化がある街です。
本演習を通して山口の魅力をぜひ堪能して下さい!
キーワード
デザイン思考、フィールドワーク、インタビュー、ブレインストーミング、UXデザイン、ストーリーボード、プロトタイピング、リフレクション、ストーリーテリング
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
関連科目
履修条件
本科目は山口大学共通教育におけるSTEAM教育に位置付けられているため、授業内で「グループワーク」を行います。何らかの事情でグループワークへの参加が難しい学生は開講前10月中にご相談ください。
連絡先
k-saka[at]yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
質問や相談がある場合はメールで予約してください。

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