タイトル

開講年度 開講学部等
2025 共通教育
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期前半 月7~8 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1002070001 哲学(美学)[Philosophy] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
村上 龍[MURAKAMI Ryu]
担当教員[ローマ字表記]
村上 龍 [MURAKAMI Ryu]
特定科目区分 STEAM関連科目 対象学生 教(教科)・経(101-)・工(機械) 対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
美学とは、芸術(やそれに類する文化)をおもな対象とする、哲学の一分野です。

ところで、芸術(やそれに類する文化)といえども、(19世紀の西洋ではそう信じられていたように)他から隔絶した自律的な営みではけっしてありえず、それは社会的な背景との密接な関連のもとにあります。

この授業では、日本映画、なかでも1920~60年代のそれを主たる題材として、芸術(やそれに類する文化)とそれを取りまく状況・文脈との関連を、具体的につぶさに、画面にてらしてみてゆきます。
授業の到達目標
哲学・思想・宗教・芸術について基本的知識を身につけ、諸課題を発見・分析・考察する力を養う。
授業計画
【全体】
【週単位】欄に掲げたテーマにつき、順をおって講義します。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 草創期の日本映画―日本映画における近代化/西洋化以前の要素 日本映画の母体としての歌舞伎 授業計画に沿った準備学修・復習(それぞれ2時間以上)
第2回 大正・昭和初期の日本映画―日本映画と近代化/西洋化 大正ロマン・昭和モダンという文化的状況のなかにある小市民映画

大正デモクラシー以降の政治的、文化的状況のなかにある傾向映画
授業計画に沿った準備学修・復習(それぞれ2時間以上)
第3回 戦前・戦中期の日本映画(1)―日本映画と植民地主義 宗主国による植民地の表象 授業計画に沿った準備学修・復習(それぞれ2時間以上)
第4回 戦前・戦中期の日本映画(2)―日本映画と戦争(1)

戦後の日本映画(1)―日本映画と戦争(2)
戦中・戦後の日本映画における敵国の表象(の不在) 授業計画に沿った準備学修・復習(それぞれ2時間以上)
第5回 戦後の日本映画(2)―日本映画と民主化/米国化 占領下の日本における民主主義映画と太陽族映画 授業計画に沿った準備学修・復習(それぞれ2時間以上)
第6回 戦後の日本映画(3)―日本映画とバブル景気 ポストモダンという文化的状況における引用症候群 授業計画に沿った準備学修・復習(それぞれ2時間以上)
第7回 補遺(1)―日本映画とミュージカル (西洋化・米国化を志向する)日本映画のなかの異物?としてのミュージカル 授業計画に沿った準備学修・復習(それぞれ2時間以上)
第8回 補遺(2)―岡本喜八『独立愚連隊』(1959)の上映 作品の批判的鑑賞の実践 授業計画に沿った準備学修・復習(それぞれ2時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
期末の授業外レポート 100%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 該当なし ISBN
著者名 出版社 出版年
備考
修学支援システムをつうじて、資料を適宜、配布します。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 日本映画史110年 ISBN 9784087207521
著者名 四方田犬彦 出版社 集英社 出版年 2014
参考書 書名 ニッポン・モダン : 日本映画1920・30年代 ISBN 4815806047
著者名 ミツヨ・ワダ・マルシアーノ 出版社 名古屋大学出版会 出版年 2009
参考書 書名 「戦後」日本映画論 : 一九五〇年代を読む ISBN 9784787273246
著者名 ミツヨ・ワダ・マルシアーノ 出版社 青弓社 出版年 2012
参考書 書名 日本映画叢書2:映画と「大東亜共栄圏」 ISBN 9784916087454
著者名 岩本憲児編 出版社 森話社 出版年 2004
参考書 書名 日本映画叢書1:日本映画とナショナリズム : 1931-1945 ISBN 9784916087447
著者名 岩本憲児編 出版社 森話社 出版年 2004
備考
その他、必要におうじ授業内で指示します。
メッセージ
この授業をつうじて得た知見を、身のまわりの文化的事象に適用・応用することで、視界がおおきく変わるでしょう。
キーワード
日本映画、近代化/西洋化、歌舞伎、大正ロマン・昭和モダン、小市民映画、大正デモクラシー、傾向映画、帝国主義、植民地主義、オリエンタリズム、ジェンダー、プロパガンダ映画・国策映画、民主化/米国化、民主主義映画、太陽族、バブル景気、ポストモダン、引用、ミュージカル
持続可能な開発目標(SDGs)

関連科目
哲学関連の諸科目
履修条件
連絡先
mrkmryu@[山口大学]
オフィスアワー
火曜日の午後をはじめ、随時(事前に連絡のあることが望ましい)

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