開講年度
開講学部等
2025
共通教育
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期前半
火9~10
講義
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1002090001
社会学(社会学)[Sociology]
日本語
1
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
速水 聖子[HAYAMI Seiko]
ー
担当教員[ローマ字表記]
速水 聖子 [HAYAMI Seiko]
特定科目区分
STEAM関連科目
対象学生
経(291-)・理(数理)・医(保健)・獣
対象年次
1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
社会学を学ぶうえで重要なことは2つある。まず、現実に身の周りの社会で起こっているさまざまな社会問題・事象に関心をもつこと。さらに、それについて本を読むなどして情報を得ること、さらに自分なりに考えていく力を身につけることである。
著名なアメリカの社会学者ミルズはこのような考える力を「社会学的想像力」と表現している。毎日わたしたちが捨てるゴミが、世界レベルでの環境問題と実は大きな関連があるし、個人が子どもを生むか生まないかの選択が、少子高齢化に伴う大きな社会変動をひきおこすことも事実である。「私生活」と社会の体制の仕組みや動きが実は大きく影響しあっていることを理解し、感覚として身につけることを「社会学的想像力」というのである。
本講義では、家族という最も基礎的な社会集団の現代的変化を通して「社会学的想像力」を磨き、家族の役割と未来について考察する。
授業の到達目標
社会学・社会心理学・文化人類学・民俗学について基本的知識を身につけ、現代社会の諸問題を発見・分析・考察する力を養う。
授業計画
【全体】
社会学において家族がどのように論じられてきたのかを歴史的経緯から学び、現代の家族問題の具体例を少子化・高齢化といった視点から考察する。それを通して、家族が抱える問題の構造を明らかにし、今後の家族のあり方について考察する。家族についての統計や公的調査の結果からわかる家族の実態の変化や家族意識の変容について理解を深める。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
社会学における家族とは?
家族社会学について概説する
授業の中で提示した課題等について調べておくこと(目安時間:4時間)
第2回
家族形態の変化(1)
グラフや統計を活用して小家族化、核家族化について理解する。
授業の中で提示した課題等について調べておくこと(目安時間:4時間)
第3回
家族形態の変化(2)
家族の中における個人のライフコースの変化やライフスタイルの多様化について学ぶ。
授業の中で提示した課題等について調べておくこと(目安時間:4時間)
第4回
働くことと家族
経済状況の変化や働き方の多様化・女性の社会進出と家族のあり方について理解する。
授業の中で提示した課題等について調べておくこと(目安時間:4時間)
第5回
子どもと家族(1)
少子化の実像と背景、その課題について理解する。
授業の中で提示した課題等について調べておくこと(目安時間:4時間)
第6回
子どもと家族(2)
子育てをめぐる家族の問題について理解する。
授業の中で提示した課題等について調べておくこと(目安時間:4時間)
第7回
高齢者と家族
高齢者のケアと家族の役割の変化について理解する。
授業の中で提示した課題等について調べておくこと(目安時間:4時間)
第8回
総括と期末試験
講義全体のまとめと期末試験の実施
授業の中で提示した課題等について調べておくこと(目安時間:4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
授業内での小レポート40%、学期末の筆記テストまたはレポート60%
教科書にかかわる情報
備考
教科書は特に使用しないが、必要に応じて資料を提示・配布する
参考書にかかわる情報
参考書
書名
21世紀家族へ―家族の戦後体制の見かた・超えかた(第4版)
ISBN
9784641281462
著者名
落合恵美子
出版社
有斐閣
出版年
2019
参考書
書名
新版:データで読む家族問題
ISBN
9784140911259
著者名
湯沢雍彦・宮本みち子
出版社
NHKブックス
出版年
2008
参考書
書名
データで読む平成期の家族問題
ISBN
9784022630261
著者名
湯沢雍彦
出版社
朝日新聞出版
出版年
2014
備考
適宜参考資料や参考文献を提示・紹介する。
メッセージ
日ごろからテレビや雑誌・新聞に目を通したりするなど、現代社会で起きているさまざまな事象・社会問題に関心をもつことを心がけてください。
キーワード
家族、少子化、高齢化、個人化
持続可能な開発目標(SDGs)
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
関連科目
履修条件
連絡先
研究室 人文棟4階419室
E-mail:seiko.h@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
随時、メールにて希望日時を受け付けます。
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