開講年度
開講学部等
2025
共通教育
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期前半
月1~2
講義
3.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1002100008
経済と法3(日本の刑事裁判の特徴)[Economics and Law 3]
日本語
1
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
櫻庭 総[SAKURABA Osamu]
ー
担当教員[ローマ字表記]
櫻庭 総 [SAKURABA Osamu]
特定科目区分
STEAM関連科目
対象学生
工(機械・感性)・獣
対象年次
1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
日本の刑事裁判の仕組みとその特徴について検討します。
警察に捕まった後はどんな裁判手続が待っているか、正確に知っていますか? なぜ近代国家たる日本でも冤罪がなくならないのでしょう? ある日みなさんの個人情報が勝手に報道されたらプライバシーの侵害だと怒るでしょうが、なぜ逮捕された人の情報なら報道してよいのでしょうか?
こうした刑事裁判に関する諸問題を理解することで、皆さんには現代社会をさまざまな視点から眺める訓練となるでしょうし、将来もし裁判員になったときの参考になるはずです。
授業の到達目標
経済や法律に関する基本的な知識を身につけ、現代社会の諸問題を自ら発見・分析・考察する力を養う。
授業計画
【全体】
前半で刑事手続の基本とその日本的特徴を確認します。後半は、犯罪報道の問題や裁判員制度の仕組みを検討し、みなさんが刑事裁判に関わる接点を考えてもらいます。
ただし、状況により授業や試験等の実施形態を変更する場合があります。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
刑事手続の概要
~逮捕から判決まで~
刑事手続の流れを確認し、日本の刑事裁判の特徴が何かを考える
資料の予習・復習(学修時間の目安:2時間以上)
第2回
刑事手続の基本原理
〜そもそもなぜ人を裁くルールが必要なのか〜
刑事裁判の訴訟構造を確認し、刑事手続の目的と基本原理を学ぶ。
資料の予習・復習(学修時間の目安:2時間以上)
第3回
捜査
~なぜやってもいないのに自白をするのか~
捜査の種類と原則を確認し、とりわけ取調べと自白の問題を検討する。
資料の予習・復習(学修時間の目安:2時間以上)
第4回
起訴・公判
~強すぎる検察~
起訴・公判の原則と実態を確認し、日本の刑事裁判の特徴を検討する。
資料の予習・復習(学修時間の目安:2時間以上)
第5回
上訴・再審
~冤罪を防ぐためには~
上訴・再審の原則と実態を確認し、誤判を防ぐために何が必要かを検討する。
資料の予習・復習(学修時間の目安:2時間以上)
第6回
マスメディアの犯罪報道
〜日々なにげなく接する犯罪報道に問題はないのだろうか〜
犯罪報道の特徴と無罪推定原則との関係を理解し、名誉毀損罪の特例規定などを手がかりに犯罪報道のあるべき姿を考える。
資料の予習・復習(学修時間の目安:2時間以上)
第7回
裁判員制度
〜なぜ創設され、何を期待されているのか〜
裁判員制度の創設経緯および概要を理解し、陪審制との相違にも触れた後、各自が裁判員として参加することの意味を考える。
資料の復習(学修時間の目安:2時間以上)
第8回
定期試験
定期試験
復習(学習時間の目安・2時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: 30%
成績評価法
講義内レポート 60%、 定期試験 40%
教科書にかかわる情報
備考
教科書は使用せず、講義資料を配布します。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
市民と刑事法〔第5版〕
ISBN
9784535525641
著者名
内田博文ほか
出版社
日本評論社
出版年
2022
備考
メッセージ
新聞やニュースを良く見聞してください。
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
関連科目
履修条件
連絡先
sakuraba[アットマーク]yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
上記連絡先にメールでアポイントメントをとってください。
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