タイトル

開講年度 開講学部等
2025 共通教育
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期後半 月9~10 講義 1.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1002161003 環境と人間(環境と人間)[Humans and Environment] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
鬼村 謙二郎[ONIMURA Kenjiro]
担当教員[ローマ字表記]
鬼村 謙二郎 [ONIMURA Kenjiro]
特定科目区分 STEAM関連科目 対象学生 工(応化)2年 対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
化学物質は生活を豊かにするが,環境中に排出されると有害物質となる場合も多い。
環境汚染は排出規制や技術革新により問題が解決されることも多いが,マイクロプラスチック汚染などは全世界に広がっている。
環境と人間との関わりは地球の大気,水資源,気候さらにエネルギー問題と人間社会の産業や活動と密接な関係がある。
本講義では地球上の環境問題を化学の視点で学び,グリーンケミストリーに関して講義する。
授業の到達目標
自然の中で生きる人間と環境の問題・課題を総合的に捉え、その将来あるべき姿について考察する力を養う。
授業計画
【全体】
教科書に沿って講義を行ない、特に教科書の図や表を液晶プロジェクターを利用して分かりやすく解説する。
教科書にない部分の補足説明も液晶プロジェクターを用いて説明する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 世界に広がる有害物質 人類は無数の化学物質を生み出してきた。生態系に影響する残留性有機汚染物質 (Persistent Organic Pollutants: POPs) について解説する。 教科書の第1章を授業開始までに一読してアウトラインを理解しておくこと。
(学修時間の目安:4時間以上)
第2回 海洋マイクロプラスチック汚染 世界中の海全体に広がっている直径5mm以下のマイクロプラスチック汚染について解説する。
教科書の第2章を授業開始までに一読してアウトラインを理解しておくこと。
(学修時間の目安:4時間以上)
第3回 水銀・重金属 4大公害病を引き起こした重金属や水俣病の原因となった水銀化合物について解説する。 教科書の第3, 4, 6章を授業開始までに一読してアウトラインを理解しておくこと。
(学修時間の目安:4時間以上)
第4回 PM 2.5 微小粒子状物質であるPM 2.5やそれが健康に与える影響について解説する。 教科書の第5章を授業開始までに一読してアウトラインを理解しておくこと。
(学修時間の目安:4時間以上)
第5回 化学物質による健康への影響 低濃度の環境汚染物質が生体におよぼす影響について解説する。 教科書の第7章を授業開始までに一読してアウトラインを理解しておくこと。
(学修時間の目安:4時間以上)
第6回 化学物質から身を守る 有害な化学物質から身を守る生体の仕組みについて解説する。 教科書の第8章を授業開始までに一読してアウトラインを理解しておくこと。
(学修時間の目安:4時間以上)
第7回 SDGs 環境問題とSDGs (Sustainable Development Goals: 持続可能な開発目標) について日本や他国の取り組みを解説する。 持続可能な開発目標 (SDGs)について調べてくること。
(学修時間の目安:4時間以上)
第8回 総括と試験 これまでの授業内容を復習する。 これまでの授業内容を復習する。
 (学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 5% B: --% C: 5% D: --%
成績評価法
定期試験(中間・期末試験),小テスト・授業内レポート,授業態度・授業への参加度で評価します。
 定期試験(中間・期末試験):70%
 小テスト・授業内レポート:10%
 授業態度・授業への参加度:10%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 地球をめぐる不都合な物質 : 拡散する化学物質がもたらすもの ISBN 9784065163931
著者名 日本環境化学会編著 出版社 講談社 出版年 2019
備考
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
事前に教科書を熟読しておく。
キーワード
マイクロプラスチック,PM2.5,化学物質,重金属,アレルギー,環境汚染,SDGs (Sustainable Development Goals: 持続可能な開発目標)
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • 安全な水とトイレをみんなに
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • Life on land
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
履修条件
連絡先
工学部応用化学科高分子化学研究室
鬼村教員:常盤キャンパス,本館北4階439室
Tel:0836-85-9283
E-Mail: onimura@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
質問などは、随時受け付けますが、事前に連絡を下さい。

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