開講年度
開講学部等
2025
共通教育
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期後半
月1~2
講義
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1002170004
食と生命(歴史の中の動物)[Food and Life]
日本語
1
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
佐藤 宏[SATOH Hiroshi]
ー
担当教員[ローマ字表記]
佐藤 宏 [SATOH Hiroshi], 度会 雅久 [WATARAI Masahisa], 清水 隆 [SHIMIZU Takashi], 下田 宙 [SHIMODA Hiroshi]
特定科目区分
STEAM関連科目
対象学生
教(小・幼児・特支・情報)・学環
対象年次
1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
4名の教員が食と生命(歴史の中の動物)について、オムニバス形式で講義する。まずは①馬・鯨・犬・猫など身近な動物とヒトとの関係を環境や歴史との観点からそれぞれ考察するが、特に食と生命との関連から、動物を食べたい気持ちと食べたくない気持ちを歴史的な背景について論じる。次に、②歴史の中で育まれた特殊な関係(寄生虫という生物)、私達が作出した新たな動物分布(外来種問題)、海外での外来種問題、大陸を渡った動物とその感染症、私達が作出する動物(自然環境)との新たな関係、身近な動物と人間の関り合いについて述べる。さらに、③我が国の公衆衛生の成り立ちについて考察し、最後に、④食の安全の中で、ウイルス・細菌・寄生虫などによる食中毒および食品媒介性疾病の概要を説明する。
授業の到達目標
人間が生きるために必要な食資源について関心を払い、生命に関して多角的な視点から考察する力を養う。
授業計画
【全体】
1. 歴史の中で育まれた特殊な関係(寄生虫という生物、外来種問題、自然環境など)、
2. 我が国の公衆衛生の成り立ちについての考察。
3. 食の安全の中で、ウイルス・細菌・寄生虫などによる食中毒および食品媒介性疾病の概要について説明する。
4. 生活環境や自然環境にいて感染危険性をもつウイルス感染症
以上について、オムニバス形式で講義を行う。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
食と生命Ⅰ
歴史の中で育まれた特殊な関係(寄生虫という生物)、寄生虫学入門、人や飼育動物の寄生虫、日本での寄生虫病衰退と興隆、海外の寄生虫病の問題を考察する。
授業中に指示した学習(学習時間の目安:2時間以上)
第2回
食と生命Ⅱ
私達が作出した新たな動物分布(外来種問題)。日本での外来種問題、新たな感染症の国内導入、海外での外来種問題、大陸を渡った動物とその感染症。
授業中に指示した学習(学習時間の目安:2時間以上)
第3回
食と生命Ⅲ
動物由来の感染症I動物由来感染症、新興・再興感染症について概説する。感染症を予防する概念を我が国に始めて導入した北里柴三郎の偉業について講義を行う。特に破傷風菌の純培養法、細菌毒素および抗毒素の発見について考察する。
授業中に指示した学習(学習時間の目安:2時間以上)
第4回
食と生命Ⅳ
動物由来の感染症II 北里柴三郎がペスト菌を発見した経緯について講義を行う。
当時の時代背景も含めながら、社会における科学者の役割について考察する。
授業中に指示した学習(学習時間の目安:2時間以上)
第5回
食と生命Ⅴ
食の安全I 食中毒および食品媒介性疾病の概要を説明する
授業中に指示した学習(学習時間の目安:2時間以上)
第6回
食と生命Ⅵ
食の安全II ウイルス、細菌、寄生虫による食中毒を具体例と共に説明する。
授業中に指示した学習(学習時間の目安:2時間以上)
第7回
食と生命Ⅶ
自然環境と感染症I
授業中に指示した学習(学習時間の目安:2時間以上)
第8回
食と生命Ⅷ
自然環境と感染症II
授業中に指示した学習(学習時間の目安:2時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
授業内レポート 100%
教科書にかかわる情報
備考
参考書にかかわる情報
備考
1. 動物に見る人の歴史(江口保暢、日本図書刊行会、1998)
メッセージ
総合評価では、レポートおよび講義への出欠を重視する。
キーワード
食と生命、歴史の中の動物、寄生虫、細菌、ウイルス、動物介在感染症、歴史、動物、人、環境、食中毒、公衆衛生、食品、食品介在性疾患
持続可能な開発目標(SDGs)
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
関連科目
履修条件
連絡先
科目全般:佐藤 宏 (共同獣医学部 寄生虫学研究室)
TEL: 083-933-5902
e-mail: sato7dp4@yamaguchi-u.ac.jp
なお、オムニバス形式で授業を担当教員のメール連絡先は以下の通り:
度会雅久 Masahisa Watarai <watarai@yamaguchi-u.ac.jp>
清水 隆 SHIMIZU Takashi <shimizut@yamaguchi-u.ac.jp>
下田 宙 Hiroshi Shimoda <hshimoda@yamaguchi-u.ac.jp>
オフィスアワー
在室中は何時でも可。前もってメールにて連絡をとって日時調整必要。
ページの先頭へ