タイトル

開講年度 開講学部等
2025 共通教育
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 木1~2 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1002180060 生物学Ⅱ(生物学Ⅱ)[Biology II] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
佐藤 宏[SATOH Hiroshi]
担当教員[ローマ字表記]
佐藤 宏 [SATOH Hiroshi]
特定科目区分   対象学生 工(電気・知能・感性・循環) 対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
 生物学Ⅰでは生体分子、細胞、組織、器官、個体、生態系について基礎知識を滋養してきました。生物学IIではヒトを含めた動物と感染因子となる生物との相互関係に注目し、私たちの生活と生物学的知見との繋がりを発展的に理解していきます。
授業の到達目標
自らの専門分野を学ぶために必要な基礎的知識・技能を習得する。
授業計画
【全体】
 私たちの日常生活、社会環境や自然環境における生物間関係の一端を理解する方策として、寄生虫病を話題に取り上げ、その理解に生物学的基礎知識のもつ重要性を説明します。授業は映写資料を用いて説明します。授業内容、授業で言及した生物学的基礎知識や用語は各人が記録し、自宅学習や復習(概念や用語の再確認)に利用してください。毎回の授業に際してコメント用紙(B6サイズ)を配布します。授業で学んだ内容に即しコメントを記して、次回授業において提出してください。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 生物多様性と生物間関係 生物多様性、宿主ー寄生虫関係、原虫と蠕虫、節足動物 コメント用紙(B6サイズ)に、授業に基づいた理解内容をまとめ、授業終了時に提出。
第2回 歴史の中の感染症 感染症と現代社会 コメント用紙(B6サイズ)に、授業に基づいた理解内容をまとめ、授業終了時に提出。
第3回 マラリアとトリパノソーマ症 マラリア、睡眠病(アフリカトリパノソーマ症)、シャーガス病(アメリカトリパノソーマ症)など人類と感染症との闘い コメント用紙(B6サイズ)に、授業に基づいた理解内容をまとめ、授業終了時に提出。
第4回 バベシア症 産業動物と原虫症 コメント用紙(B6サイズ)に、授業に基づいた理解内容をまとめ、授業終了時に提出。
第5回 クリプトスポリジウム症とジアルジア症 水系感染症としての消化管寄生原虫 コメント用紙(B6サイズ)に、授業に基づいた理解内容をまとめ、授業終了時に提出。
第6回 トキソプラズマ症とサルコシスト症 食品衛生としての組織寄生原虫 コメント用紙(B6サイズ)に、授業に基づいた理解内容をまとめ、授業終了時に提出。
第7回 回虫症と鉤虫症 土壌媒介線虫症 コメント用紙(B6サイズ)に、授業に基づいた理解内容をまとめ、授業終了時に提出。
第8回 アニサキス症 食品媒介線虫症 コメント用紙(B6サイズ)に、授業に基づいた理解内容をまとめ、授業終了時に提出。
第9回 フィラリア症 吸血昆虫媒介線虫症 コメント用紙(B6サイズ)に、授業に基づいた理解内容をまとめ、授業終了時に提出。
第10回 肝蛭症、肺吸虫症 組織寄生性吸虫症と食品衛生 コメント用紙(B6サイズ)に、授業に基づいた理解内容をまとめ、授業終了時に提出。
第11回 横川吸虫症 魚類媒介性吸虫症と食品衛生 コメント用紙(B6サイズ)に、授業に基づいた理解内容をまとめ、授業終了時に提出。
第12回 住血吸虫症とエキノコックス症 国内での風土病としての日本住血吸虫症とエキノコックス症 コメント用紙(B6サイズ)に、授業に基づいた理解内容をまとめ、授業終了時に提出。
第13回 裂頭条虫症 魚類媒介性条虫症と食品衛生 コメント用紙(B6サイズ)に、授業に基づいた理解内容をまとめ、授業終了時に提出。
第14回 マダニ媒介症 野外活動で問題となるマダニ媒介感染症 コメント用紙(B6サイズ)に、授業に基づいた理解内容をまとめ、授業終了時に提出。
第15回 ヒゼンダニ症 国内野生動物で拡がる外部寄生虫症 コメント用紙(B6サイズ)に、授業に基づいた理解内容をまとめ、授業終了時に提出。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
授業内レポート 100%
教科書にかかわる情報
備考
参考書にかかわる情報
備考
 生物学Iで各自が使用した教科書、あるいは生物学の基礎が学習できる出版物を参考書として用意し、授業で言及する生物学的知識の理解を図ってください。
メッセージ
 国内の日常生活や海外旅行や滞在で感染するリスクのある寄生虫病を話題に、生物学の発展的理解を行います。「寄生虫病学」の授業としてその理解を求めるわけではありません。その理解に必要な生物学的基礎知識の発展的学修を目指し、これまで学習してきた「生物学」のまとめとします。
キーワード
 動物間相互関係、食品衛生、自然環境、感染症、寄生虫病
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
  • 安全な水とトイレをみんなに
  • つくる責任つかう責任
  • Life on land
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
生物学Ⅰ
履修条件
連絡先
佐藤 宏(共同獣医学部)
e-mail: sato7dp4@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
来室にあたりメールにて事前連絡。在室中は基本的に何時でも対応。

ページの先頭へ