タイトル

開講年度 開講学部等
2025 共通教育
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 月1~2 講義 1.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1002180064 地球科学Ⅱ(地球科学Ⅱ)[Earth Sciences II] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
志村 俊昭[SHIMURA Toshiaki]
担当教員[ローマ字表記]
志村 俊昭 [SHIMURA Toshiaki]
特定科目区分   対象学生 理(地球)・令和2年度以前入学の理の再履修学生 対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
地球科学の基礎的な事項を理解し(DP1-1, DP1-2-a, DP1-2-b, DP2-1)、地球の過去・現在・未来を考える(DP2-6-A)。地震・火山・気候変動・温暖化などの地学現象を科学的に理解する(DP2-6-A)。
なお、この授業は地域環境科学コースの学習・教育到達目標の、A-2「地質現象と自然災害との関連,人類の活動と地球環境の変化などグローバルな問題との関連を理解させ地球科学上の問題解決,人類の幸福を求める態度」の修得を目標とする。
授業の到達目標
自らの専門分野を学ぶために必要な基礎的知識・技能を習得する。

地球の成り立ちを説明できる。地球で起こっている様々な地球科学的現象を科学的に説明できる。
(DP1-1, DP1-2-a, DP1-2-b, DP2-1)
地球上でおこっている現象をより深く理解できる。最近起きている様々な地球科学的な現象について、主体的・科学的に考えることができる。
(DP1-1, DP1-2-a, DP1-2-b, DP2-1, DP2-6-A)
身の回りで起きている地球科学的な現象に興味をもつ。現在起きている自然災害や地球環境問題に関心を持ち、自ら知職を得ようとする。
(DP1-1, DP1-2-a, DP1-2-b, DP2-1, DP2-6-A)
授業計画
【全体】
地球の歴史を理解するために基礎的な知職を学び、現在の地球で起こっている現象について科学的に理解する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション この授業の目標と進め方、成績評価の方法などについて説明する。さらに各回の授業の概要を簡単に説明する。
最後に小テストをおこなう。
復習(2時間) 授業資料はMoodleにアップロードします。
修学支援システムで小テストを実施します。
第2回 地球内部をさぐる 地球の内部構造について、単に暗記のように学ぶのではなく、「どのようにして調べ、なぜそれが解るのか」等、根源的な部分を理解する。
最後に小テストをおこなう。
予習及び復習(4時間) 授業資料はMoodleにアップロードします。
修学支援システムで小テストを実施します。
第3回 地球-月系の天体力学 地球と月の力学的相互作用について学ぶ。さらに地球-月系が、地質学的タイムスケールでどのように変化してきたのかを学ぶ。
最後に小テストをおこなう。
予習及び復習(4時間) 授業資料はMoodleにアップロードします。
修学支援システムで小テストを実施します。
第4回 地殻の構成物質:鉱物と岩石 鉱物や岩石の種類や特徴について学ぶ。さらに岩石に記録されている情報を解読する方法について学ぶ。
最後に小テストをおこなう。
予習及び復習(4時間) 授業資料はMoodleにアップロードします。
修学支援システムで小テストを実施します。
第5回 地質年代 地質試料(化石・岩石・鉱物など)から、なぜ過去の年代がわかるのかについて学ぶ。
最後に小テストをおこなう。
予習及び復習(4時間) 授業資料はMoodleにアップロードします。
修学支援システムで小テストを実施します。
第6回 プレートテクトニクス プレートテクトニクスについて学ぶ。さらに、様々な地球科学的現象が、プレートテクトニクスによってどのように説明できるのかを理解する。
最後に小テストをおこなう。
予習及び復習(4時間) 授業資料はMoodleにアップロードします。
修学支援システムで小テストを実施します。
第7回 プルームテクトニクス
プルームテクトニクスの基礎について学ぶ。
最後に小テストをおこなう。
予習及び復習(4時間) 授業資料はMoodleにアップロードします。
修学支援システムで小テストを実施します。
第8回 地殻の起源と付加体 プレートテクトニクスとプルームテクトニクスの相互関係、大陸性地殻の成因、付加体の形成機構などについて学ぶ。
最後に小テストをおこなう。
予習及び復習(4時間) 授業資料はMoodleにアップロードします。
修学支援システムで小テストを実施します。
第9回 超大陸の形成と分裂 地球史の中で、超大陸の形成と分裂が繰り返し行われてきた。ゴンドワナ大陸を例に、その歴史とテクトニクスについて学ぶ。
最後に小テストをおこなう。
予習及び復習(4時間) 授業資料はMoodleにアップロードします。
修学支援システムで小テストを実施します。
第10回 地球史(1) 天体としての地球と、生命は、相互に影響しあいながら進化してきた。この回では、初期の地球について学ぶ。
最後に小テストをおこなう。
予習及び復習(4時間) 授業資料はMoodleにアップロードします。
修学支援システムで小テストを実施します。
第11回 地球史(2) 前回に続く地球史を学ぶ。
最後に小テストをおこなう。
予習及び復習(4時間) 授業資料はMoodleにアップロードします。
修学支援システムで小テストを実施します。
第12回 地球史(3) 前回に続く地球史を学ぶ。
最後に小テストをおこなう。
予習及び復習(4時間) 授業資料はMoodleにアップロードします。
修学支援システムで小テストを実施します。
第13回 日本列島の地質と形成史
日本列島の地体構造について説明し、形成過程について学ぶ。さらに、人類の活動が地球環境に与えている影響について学ぶ。
最後に小テストをおこなう。
予習及び復習(4時間) 授業資料はMoodleにアップロードします。
修学支援システムで小テストを実施します。
第14回 日本列島と災害
自然環境とエネルギー問題
この授業のまとめ
日本列島は、地震活動や火山活動が突出して活発な地域である。その環境において、我々ばいかににして「健康で文化的な生活」を維持し科学を発展させてゆけばよいのかについて考える。
最後に小テストをおこなう。
予習及び復習(4時間) 授業資料はMoodleにアップロードします。
修学支援システムで小テストを実施します。
第15回 期末試験 試験 試験勉強(6時間) 試験については、授業内・修学支援システム・メール等による連絡通知に注意する事。
第16回 講義全体の総括あるいは試験の予備日等 総括あるいは予備 予習及び復習(4時間) 授業内・修学支援システム・メール等による連絡通知に注意する事。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 5% B: --% C: 5% D: --%
成績評価法
毎回の小テスト30%、学期末の筆記テスト70%
教科書にかかわる情報
備考
図表を載せたプリントを適宜配布する。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 基礎地球科学 第3版 ISBN 9784254160741
著者名 西村祐二郎ほか 出版社 朝倉書店 出版年 2019
備考
メッセージ
欠席しないこと。一度欠席すると、以後の授業が分からなくなり、全体の体系が理解できなくなる。
地球環境の過去・現在・未来について、科学的に考えられる人間になってほしい。
地震・火山・土砂災害などの発生時に、その現象を科学的に正しく理解し、デマや風評被害を拡大しない人間になってほしい。

必要な図表類はプリントで配布する。したがって、授業中の写真撮影等は禁止。適宜ノートを取り、その場で考え、授業中に理解するように努める態度が重要である。
キーワード
地球科学、プレートテクトニクス、地球史、地震、火山、日本列島、地球温暖化、再生可能エネルギー
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • 安全な水とトイレをみんなに
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • Life on land
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
基礎セミナー、地学概論、地球科学実験
履修条件
連絡先
志村俊昭: 理学部449号室 smr(アット)yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
志村俊昭: アポをとってから来ることが望ましい。在室時は適宜対応します。

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