タイトル

開講年度 開講学部等
2025 共通教育
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 木3~4 講義 1.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1002180078 化学Ⅱ(化学Ⅱ)[Chemistry II] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
上條 真[KAMIJO Shin]
担当教員[ローマ字表記]
上條 真 [KAMIJO Shin]
特定科目区分   対象学生 工(社建・知能・感性) 対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
原子・分子のスケールから物質の構造や化学変化を理解するために、有機化学の基礎となる分子の性質や化学反応性について、原理的な面を主に学習する。本授業を受講することで、有機化学に関する大学レベルの基礎知識を理解することができる。
授業の到達目標
有機化学の基本的な原理を理解することにより、分子の構造や化学反応について考えて判断できる。
高校化学における暗記に頼った有機化学の知識から脱却し、化学反応の仕組みを理論立てて理解できる。
大学レベルの有機化学の基礎に関する学びを通じて、論理的思考力や合理的判断力を身につけ、自らの学習に活かす力を養う。また、自らの専門分野を学ぶために必要な基礎的知識・技能を習得する。
☑️大学で学ぶ基礎的な有機化学が理解できる。
 ・有機化合物の特徴と分類が理解できる。
 ・結合と立体化学の基礎が理解できる。
 ・有機化学反応の考え方の基礎が理解できる。
 ・基礎的な官能基の特性が理解できる。
☑️化学物質の構造・反応について、分子レベルでの基礎・原理に基づき思考・判断することができる。
☑️有機化学の基礎的な知識を自主的かつ積極的に学修できる。
☑️有機化学的なものの見方・考え方ができる。
☑️有機化学の基礎的な知識を駆使することで、課題や問題を解くことができる。
☑️継続的に学修できる。
授業計画
【全体】
指定したテキストに沿って、有機化学の基礎をプロジェクタを用いて講義する。継続的な自学を促すため、毎回、講義のはじめに授業内クイズを行う。授業内クイズは原則として、該当講義日の授業時間外学習の内容から出題する。また、授業内クイズの答案提出により出席確認を行う。

受講者数が山口大学のガイドラインで定められた講義室収容定員内であれば、対面授業を実施します。状況に応じて、オンライン授業を実施する場合もあります。授業形式の変更などの連絡は、修学支援システムにより行います。ただし、演習の実施日に、大学よりオンライン授業実施の要請があった場合は、演習を試験と同等のものとして扱い、対面で実施します。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 1章  有機分子のなりたち 1章の予習、復習
(学修時間の目安:4時間以上)
第2回 2章  分子のかたちと電子の広がり 2章の復習
3章の予習
(学修時間の目安:4時間以上)
第3回 3章  いろいろな有機化合物とその性質 3章の復習
4章の予習
(学修時間の目安:4時間以上)
第4回 4章  酸と塩基 4章の復習
5章の予習
(学修時間の目安:4時間以上)
第5回 5章  三次元の有機分子:立体化学 5章の復習
6章の予習
(学修時間の目安:4時間以上)
第6回 6章  有機反応はどう起こるのか 6章の復習
(学修時間の目安:4時間以上)
第7回 中間演習 これまでの学習内容の総復習を試験形式で行う これまでの復習
7章の予習
(学修時間の目安:4時間以上)
第8回 7章  飽和炭素における反応I:ハロアルカンの置換と脱離反応 7章の復習
8章の予習
(学修時間の目安:4時間以上)
第9回 8章  飽和炭素における反応II:アルコールとエーテルの反応 8章の復習
9章の予習
(学修時間の目安:4時間以上)
第10回 9章  不飽和結合における求電子反応I:アルケンへの求電子付加 9章の復習
10章の予習
(学修時間の目安:4時間以上)
第11回 10章  不飽和結合における求電子反応II:芳香族求電子置換反応 10章の復習
11章の予習
(学修時間の目安:4時間以上)
第12回 11章  不飽和結合における求核反応 11章の復習
12章の予習
(学修時間の目安:4時間以上)
第13回 12章  カルボニル基のヒドリド還元と有機金属付加反応および有機合成計画 12章の復習
13章の予習
(学修時間の目安:4時間以上)
第14回 13章  エノラートの反応 13章の復習
(学修時間の目安:4時間以上)
第15回 期末演習 これまでの学習内容の総復習を試験形式で行う これまでの復習
(学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 10% D: --%
成績評価法

中間・期末演習(50%)と授業内クイズ(50%)をもとに評価する。
演習2回への出席は必須、かつ演習日を除く講義実施日の8割以上に出席していることが求められます。
教科書にかかわる情報
教科書 書名 ショートコース有機化学 有機反応からのアプローチ ISBN 9784621084472
著者名 奥山 格 出版社 丸善 出版年 2011
備考
大学生協ブックセンターで教科書の取り扱いあり。講義はプロジェクタを用いて行う。
講義資料、授業内クイズの大半は、指定テキストからの抜粋です。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 基礎講座 有機化学 ISBN 4759820566
著者名 松島芳隆, 渡邊総一郎, 古荘義雄著 出版社 化学同人 出版年 2022
参考書 書名 ジョーンズ有機化学 上・下(第5版) ISBN 9784807908936
著者名 Jr.,Maitland Jones (著), Steven A. Fleming (著), 奈良坂 紘一 (翻訳), 山本 出版社 東京化学同人 出版年 2016
参考書 書名 ウォーレン有機化学 上・下(第2版) ISBN 9784807908714
著者名 Jonathan Clayden (著), Stuart Warren (著), Nick Greeves (著), 野依 良 出版社 東京化学同人 出版年 2015
参考書 書名 高校で使用した化学の教科書・補足資料 ISBN
著者名 出版社 出版年
備考
図書館にも有機化学に関連する多数の書籍が蔵書されているので、各自にあったものを探し、自学して下さい。
メッセージ
講義内容の理解・定着には予習・復習が有効です。該当講義日に割り当てた項目・内容に関する箇所のテキストを読んできていることを前提に講義を進めます。また、テキスト掲載の問題を自力で解き、模範解答を参照することで知識の整理や定着を図ることをおすすめします。疑問点などがある場合は、授業後の空き時間に積極的に質問し、その都度理解するよう心掛けましょう。
キーワード
有機化学
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • Life on land
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
化学I
履修条件
高校で化学を履修している方が望ましい。
連絡先
5733、総合研究棟208-1
オフィスアワー
質問などがある場合には、授業後の空き時間に直接お聞き下さい

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