タイトル

開講年度 開講学部等
2024 共通教育
開講学期 曜日時限 授業区分 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント YFL育成プログラム
通年集中 集中 講義 9.0  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1003250003 DXPBL(3地域市民学演習) 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
川尻 剛士[KAWAJIRI Tsuyoshi]
担当教員[ローマ字表記]
川尻 剛士 [KAWAJIRI Tsuyoshi], 辻 多聞 [TSUJI Tamon], 湯浅 修一 [YUASA Shuichi], 林 里織 [HAYASHI Saori]
区分   対象学生 3年生以上 対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
開設科目名(英訳)
Problem Based Learning with Digital Transformation(Exercise in Community Citizenship Studies)
概要
 本講義は、「地域社会」を生きる市民(=当事者)としての視点から複雑に絡み合う「地域課題」をより内在的に把握することを目指すものである。
 特にDX(デジタル・トランスフォーメーション)との関連で言えば、「地域課題」に対してデジタル技術やデータを活用して短絡的な「解決」策を提示することに終始する場合が少なくない。その原因は、多くの場合、地域社会に顕在化する「課題」をきわめて表層的にしか捉えられていないことにある。しかし、実のところ、地域社会には解決困難な課題が多くーーそれもシングル・イッシューとしてではなく、問題が複合して顕在化する場合がほとんどであるーー、短絡的な「解決」策の提示は、むしろ根本的な課題の不可視化に加担しかねない。
 そのため、「地域社会に立ち現れている『課題』とは何か」について奥行きをもって捉えるまなざしを鍛えることが重要となる。本講義は、山口県や山口市を事例とする座学とフィールドワークを通じて、受講生自身が地域社会の課題を見つめ、自分なりの解決策を構想する中で、そうしたまなざし(地域社会を生きる市民=当事者として考える学)の獲得を目指すものである。
一般目標
山口県や山口市における地域課題の現状と課題の一端を知る。演習や発表を通してコミュニケーション能力を向上させる。収集した情報を体系的に捉えて地域課題の丁寧な把握に努めるとともに、DXマインドをもって課題発見、さらに解決法を立案し、人にわかりやすく伝える。自分たちは地域課題に対してどのように関われるのを考え、今後の大学生活の目標を見出すとともに、自身の市民性を育む。
授業の到達目標
知識・理解の観点
①山口県および山口市の地域課題に関する基本的事項を理解する②山口県および山口市における地域課題に対する市民活動等の現状の一端を知る
思考・判断の観点
①現状を分析して、課題を見出すことができる②データやデジタル技術を用いた課題解決方法を考案することができる
関心・意欲の観点
①山口県および山口市(自身が住む地域)の発展を意識する②自分は地域課題に対してどのように関われるかを考える
技能・表現の観点
①他者の感性や理解などを自分なりに想像しながらコミュニケーションをとる②パソコンを用いて、プレゼンテーションができる
授業計画
【全体】
*座学の講義と山口市内における部活動の地域移行にかかわる現地訪問(演習)および成果報告で構成される。

*なお、授業で取り組むPBLのテーマは、以下の2つである。
1. 「山口市の部活動地域移行において山大生が地域クラブ活動の指導員になることの可能性と課題」に関する調査研究
2. 上記「課題」のデータやデジタル技術の活用による克服可能性と課題に関する検討

*授業日は、12月〜2月の火曜と木曜の11・12限を中心に予定している(※ただし、一部は日程調整中。また最終回のみ金曜日に開講)。現状の開講予定日は、各回に記載しているので、よく確認しておくこと。
項目 内容 授業外指示 授業記録
A B C D E F
第1回 【12/3(火)】オリエンテーション:地域市民学の基礎知識 講義の概要説明およびDXを用いた課題解決の方法や事例について学ぶ。 講義の復習(概ね4時間程度) 【少】(授業時間の15%未満) 【少】(授業時間の15%未満) ----- 【少】(授業時間の15%未満) 【あり】 -----
第2回 【12/5(木)】社会調査の基礎① 社会調査をする上での観点やアプローチの仕方について学ぶ。 講義の復習(概ね4時間程度) 【少】(授業時間の15%未満) 【少】(授業時間の15%未満) ----- 【少】(授業時間の15%未満) 【あり】 -----
第3回 【12/10(火)】社会調査の基礎② 社会調査をする上での観点やアプローチの仕方について学ぶ。 講義の復習(概ね4時間程度) 【少】(授業時間の15%未満) 【少】(授業時間の15%未満) ----- 【少】(授業時間の15%未満) 【あり】 -----
第4回 【12/12(木)】山口市の概況と課題(※時間調整中) 山口市の概況と課題を知る。 講義の復習(概ね4時間程度) 【少】(授業時間の15%未満) 【少】(授業時間の15%未満) ----- 【少】(授業時間の15%未満) 【あり】 -----
第5回 【12/17(火)】山口市における部活動の地域移行政策の概況と課題(※時間調整中) 山口市における部活動の地域移行政策の概況と課題を知る。 講義の復習(概ね4時間程度) 【少】(授業時間の15%未満) 【少】(授業時間の15%未満) ----- 【少】(授業時間の15%未満) 【あり】 -----
第6回 【12/19(木)】山口大学附属山口中学校の部活動の現状と課題(※時間調整中) 山口市における部活動の地域移行等に関する具体的事例として、山口大学附属山口中学校の概況と課題を知る。 講義の復習(概ね4時間程度) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【あり】 -----
第7回 【12/19(木)】山口大学附属山口中学校の部活動の現状と課題(※時間調整中) 山口市における部活動の地域移行等に関する具体的事例として、山口大学附属山口中学校の概況と課題を知る。 講義の復習(概ね4時間程度) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【あり】 -----
第8回 【12/19(木)】山口大学附属山口中学校の部活動の現状と課題(※時間調整中) 山口市における部活動の地域移行等に関する具体的事例として、山口大学附属山口中学校の概況と課題を知る。 講義の復習(概ね4時間程度) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【あり】 -----
第9回 【12/19(木)】山口大学附属山口中学校の部活動の現状と課題(※時間調整中) 山口市における部活動の地域移行等に関する具体的事例として、山口大学附属山口中学校の概況と課題を知る。 講義の復習(概ね4時間程度) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【あり】 -----
第10回 【12/24(火)】ここまでの現状と課題の整理 ここまでの現状と課題の整理を行う。 講義の復習(概ね4時間程度) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【あり】 -----
第11回 【12/26(木)】山大生プレ調査(ヒアリング)に向けた準備 山口市の部活動地域移行において山大生が地域クラブ活動の指導員になることの可能性と課題を考えるためのプレ調査(ヒアリング)の準備を行う。 講義の復習(概ね4時間程度) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【あり】 -----
第12回 【1/9(木)】プレゼンテーションの方法 調査研究の内容をプレゼンテーションにまとめ、発表するための方法を学ぶ。 講義の復習(概ね4時間程度) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【あり】 -----
第13回 【1/14(火)】山大生プレ調査報告(グループ発表) 山口市の部活動地域移行において山大生が地域クラブ活動の指導員になることの可能性と課題を考えるためのプレ調査(ヒアリング)の調査結果を報告する。 講義の復習(概ね4時間程度) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【あり】 -----
第14回 【1/16(木)】アンケート項目の作成と完成 山口市の部活動地域移行において山大生が地域クラブ活動の指導員になることの可能性と課題を考える本調査のためのアンケート項目を作成する。 講義の復習(概ね4時間程度) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【あり】 -----
第15回 【2/4(火)】アンケート結果の集計と考察 山口市の部活動地域移行において山大生が地域クラブ活動の指導員になることの可能性と課題を考える本調査のためのアンケート結果を集計し、考察する。 講義の復習(概ね4時間程度) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【あり】 -----
第16回 【2/6(木)】最終発表の準備(13:00〜15:00) これまでの授業の中で発見した課題を整理・分析し、それに対する解決方法に関して検討する。自身の発案した課題解決方法を伝える準備を行う。 講義の復習(概ね4時間程度) 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) ----- 【多】(授業時間の50%超) 【あり】 -----
第17回 【2/6(木)】最終発表の準備(13:00〜15:00) これまでの授業の中で発見した課題を整理・分析し、それに対する解決方法に関して検討する。自身の発案した課題解決方法を伝える準備を行う。 講義の復習(概ね4時間程度) 【少】(授業時間の15%未満) 【少】(授業時間の15%未満) ----- 【少】(授業時間の15%未満) 【あり】 -----
第18回 【2/6(木)】最終発表の準備(13:00〜15:00) これまでの授業の中で発見した課題を整理・分析し、それに対する解決方法に関して検討する。自身の発案した課題解決方法を伝える準備を行う。 講義の復習(概ね4時間程度) 【少】(授業時間の15%未満) 【少】(授業時間の15%未満) ----- 【少】(授業時間の15%未満) 【あり】 -----
第19回 【2/6(木)】最終発表の準備(13:00〜15:00) これまでの授業の中で発見した課題を整理・分析し、それに対する解決方法に関して検討する。自身の発案した課題解決方法を伝える準備を行う。 講義の復習(概ね4時間程度) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- 【中】(授業時間の15%〜50%) 【あり】 -----
第20回 【2/14(金)】最終発表/まとめ(※時間調整中) これまでの授業の中で発見した課題を整理・分析し、それに対する解決方法に関して検討する。自身の発案した課題解決方法を伝える。 講義の復習(概ね4時間程度) 【少】(授業時間の15%未満) 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- 【多】(授業時間の50%超) 【あり】 -----
第21回 【2/14(金)】最終発表/まとめ(※時間調整中) これまでの授業の中で発見した課題を整理・分析し、それに対する解決方法に関して検討する。自身の発案した課題解決方法を伝える。 講義の復習(概ね4時間程度) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- 【中】(授業時間の15%〜50%) 【あり】 -----
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注 
①A〜Fのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
【E:振り返り】、【F:宿題】
②【多】、【中】、【少】は授業時間内におけるALが占める時間の割合を指しています。
【多】:授業時間の50%超、【中】:授業時間の15%〜50%、【少】:授業時間の15%未満。「振り返り」と「宿題」については該当する場合に【あり】と表示されます。
成績評価法
【全体】
出席状況や態度、最終発表内容を総合的に判断して評価する。
【観点別】
知識・理解思考・判断関心・意欲態度技能・表現その他評価割合(%)JABEE収集資料
定期試験(中間・期末試験) --- --- --- --- --- --- --- ---
小テスト・授業内レポート --- --- --- 80% ---
宿題・授業外レポート --- --- --- --- --- --- --- ---
授業態度・授業への参加度 --- --- --- --- --- --- --- ---
受講者の発表(プレゼン)・授業内での制作作品 --- --- --- --- --- --- --- ---
演習 --- --- --- --- --- 20% ---
出席 --- --- --- --- --- --- 欠格条件 ---
その他 --- --- --- --- --- --- --- ---
教科書にかかわる情報
備考
教科書は特に使用しない。毎授業時(フィールドワーク以外)に必要な資料を配布する。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
4月末に履修募集および登録を行う。
2022年度以前入学生対象(3年生以上)
(Yu-DXプログラム修了のために必要な授業科目です。)
キーワード
地域課題・市民・DX・Yu-DX
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
関連科目
知の広場
Yu-DXプログラム関連科目
地域展開科目(インターンシップ)
連絡先
共通教育棟3階 川尻研究室
Email:t.kawajiri@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
事前にメールでアポを取ってください。

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