開講年度
開講学部等
2025
人文学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期後半
月9~10
講義
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1011310002
言語学[Linguistics]
日本語
1
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
更科 慎一[SARASHINA Shinichi]
ー
担当教員[ローマ字表記]
更科 慎一 [SARASHINA Shinichi], 上田 由紀子 [UEDA Yukiko], 乾 秀行 [INUI Hideyuki], 安本 真弓 [YASUMOTO Mayumi], 下嵜 正利 [SHIMOZAKI Masatoshi], 武本 雅嗣 [TAKEMOTO Masashi], 藤原 慶樹 [FUJIWARA Yoshiki]
特定科目区分
対象学生
人文学部正規生のみ
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
皆さんは日常当たり前のように言語を使い、言語にたよって生活をしているので、多かれ少なかれ言語に関心があることと思いますが、人間はなぜ言語によってこんなきめ細かなコミュニケーションができるのか、その仕組みをじっくり考えた経験がありますか。また、現在の地球上には6000を越える数の言語が話されているのですが、今世紀末にはその大半が消滅すると予測する学者もいます。今、人類の言語には何が起きつつあるのか、そんなことに関心を持ったことがありますか。
この授業では人文学部で言語を研究対象としている教員が、毎回独自の視点から、さまざまな言語現象を取り上げ、言語の仕組みについて、世界の言語の現状について、また、言語学が言語をどのように扱うかについて講義を行います。
授業の到達目標
言語学とはどんな学問であるのか、学問的に言語を研究するとはどんなことであるのか、基本的な理解ができる。
音韻・文法・意味などが言語を構成する要素であることを理解する。
言語の文法には共通点と多様性が見られることを理解する。言語現象を言語学的に考察できる。世界の言語に対して積極的に関心を持つ。
授業計画
【全体】
全8回で完結するクオーター制の授業です。人文学部で言語の研究に携わっている教員のうちの8名が1回ずつ、様々な観点から言語現象や言語をめぐる問題や言語学のアプローチについて講義を行い、人文学部の学生として必要な言語および言語学に関する知識の基礎固めをします。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
中国語と東アジア
(更科慎一:中国語学)
東アジア世界のなかで中国語がどのような位置を占めるか、また漢字が日本や他の地域でどのように受け入れられたかについて述べる。
小レポートの作成に向けて、日本列島及びユーラシア大陸東部の諸言語に関して、自分が見聞きしたり知っていたりすることについて整理や下調べをしておく(4時間程度)
第2回
言語の多様性と類型化
(乾秀行:言語学)
世界言語を類型化するためのいくつかの言語特徴を取り上げる。
世界にどのような言語があるか調べておく(4時間程度)
第3回
言語の普遍性と個別性
(上田由紀子:英語学)
目から鱗の理論言語学(統語論)の世界を紹介
○人間言語の共通の仕組みとは?
○言語間の違いはどこから?
予習:どうやって自分の母語(多くの人は日本語)が使えるようになったか、思い出してから授業に出てください(3時間程度)。
○小レポート(1時間程度)
第4回
新語の誕生
(安本真弓:日本語学)
身近な日本語を題材にし、その誕生のあり方や変化の仕方について紹介する。
事前学習:身近に感じる日本語のあり方や変化(近年生じた新語、意味の変化がみられる語など)について、レポートに備えて自分の考えをまとめておくこと(3時間程度)
事後学習:授業を受けて、それまでの言語に関する考えがどう変わったか、身近な言葉を振り返りながら考えること(1時間程度)
第5回
系統について(下嵜正利:欧語学・比較言語学)
言語の系統がどのようにして特定されるか、世界の言語が系統的にどのように分類されるかについて述べる。
小レポート作成(4時間程度)
第6回
日常言語の不思議を読み解く
(武本雅嗣:欧語学・比較言語学)
なぜ我々は非科学的な表現を多用し、またそれを理解できるのか?
とくに比喩の重要性・不可欠性について解説します。
比喩とは何か、とくに比喩の種類について調べておくこと。(4時間程度)
第7回
言語と脳/マインド
(藤原慶樹:英語学)
人間誰もが扱える言語を研究する意義とは?言語と脳/マインドの観点から言語学を紹介します。
小レポート作成(4時間程度)
第8回
心理言語学:第一言語獲得と第二言語獲得における刺激の貧困の問題について(大庭明莉:英語学)
子どもや第二言語学習者は、どのように言語獲得を行なっていると思いますか?どのようなメカニズムを使って、外的な要因だけでは説明できない言語知識を持ち得ていると考えられているのか、一つの考え方を紹介する。
小レポート (4時間程度)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
毎回の講義の後に小レポートを課す。これを各回の講師が採点し、その成績を総合して授業全体の評価をする。成績評価の配分は、小レポート 100% とする。
教科書にかかわる情報
教科書
書名
該当なし
ISBN
著者名
出版社
出版年
備考
各回の講師が資料を準備します。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
該当なし
ISBN
著者名
出版社
出版年
備考
該当なし
メッセージ
毎回の担当講師の講義タイトル、授業内容、授業形態については「授業計画・週単位」の欄を見てください。出席確認は「出席登録システム」により行いますので、学生証を忘れず持参してください。
キーワード
言語学 日本語 世界の言語 入門
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
該当なし
履修条件
連絡先
更科慎一 sarasina〽yamaguchi-u.ac.jp(〽をアットマークに代えて下さい)
オフィスアワー
事前に上記emailでアポを取ってください。
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