タイトル

開講年度 開講学部等
2025 人文学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 火5~6 講読 1.5
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1011310025 古文[Early Japanese Texts] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
森野 正弘[MORINO Masahiro]
担当教員[ローマ字表記]
森野 正弘 [MORINO Masahiro]
特定科目区分   対象学生 人文学部正規生のみ 対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
日本語の文語文法に基づいて書かれた古典作品を取り上げ、講読する。教員は、対象となる古典作品について概説し、読解する上で参考となる諸文献について紹介する。受講者は、諸文献を参照しながら作品の本文についての語法的・文化的観点による注釈を作成し、授業に臨む。授業では、受講者が作成した注釈に基づいて本文を読解し、検討を加えてゆく。
授業の到達目標
古典文学作品に書かれた内容を正確に読み取ることができる。古典文学作品に書かれた内容を通じて多面的な物の見方・考え方ができる。古典文学作品について自発的に調べることができる。
授業計画
【全体】
『枕草子』の日記的章段の中から主要なものを取り上げ、受講者に担当範囲として割り当てる。受講者は担当範囲についての本文・注釈・問題点などを載せた資料を作成し、発表する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 『枕草子』の概説 『枕草子』の作品内容、文学史上の位置づけについて講義する。 藤原道隆、中宮定子という歴史上の人物について調べる。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第2回 『枕草子』の文献案内 『枕草子』の本文、注釈、研究の諸相について講義する。 授業で取り上げる文献について調べる。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第3回 資料作成の手引き 授業を進めていくうえで用いる本文・注釈・問題点などを載せた資料の作成方法について説明する。 担当する章段の内容を把握しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第4回 「6 大進生昌が家に」段の読解 「6 大進生昌が家に」段についての解釈・問題点などについて検討を加える。 「6 大進生昌が家に」段の本文について、諸注釈書を参照しながら解釈等を精査し、どのような問題があるか調べる。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第5回 「7 上に候ふ御猫は」段の読解 「7 上に候ふ御猫は」段についての解釈・問題点などについて検討を加える。 「7 上に候ふ御猫は」段の本文について、諸注釈書を参照しながら解釈等を精査し、どのような問題があるか調べる。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第6回 「21 清涼殿の丑寅の隅の」段の読解 「21 清涼殿の丑寅の隅の」段についての解釈・問題点などについて検討を加える。 「21 清涼殿の丑寅の隅の」段の本文について、諸注釈書を参照しながら解釈等を精査し、どのような問題があるか調べる。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第7回 「47 職の御曹司の西面の立蔀のもとにて」段の読解 「47 職の御曹司の西面の立蔀のもとにて」段についての解釈・問題点などについて検討を加える。 「47 職の御曹司の西面の立蔀のもとにて」段の本文について、諸注釈書を参照しながら解釈等を精査し、どのような問題があるか調べる。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第8回 「78 頭中将のすずろなるそら言を聞きて」段の読解 「78 頭中将のすずろなるそら言を聞きて」段についての解釈・問題点などについて検討を加える。 「78 頭中将のすずろなるそら言を聞きて」段の本文について、諸注釈書を参照しながら解釈等を精査し、どのような問題があるか調べる。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第9回 「79 返る年の二月二十余日」段の読解 「79 返る年の二月二十余日」段についての解釈・問題点などについて検討を加える。 「79 返る年の二月二十余日」段の本文について、諸注釈書を参照しながら解釈等を精査し、どのような問題があるか調べる。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第10回 「80 里にまかでたるに」段の読解 「80 里にまかでたるに」段についての解釈・問題点などについて検討を加える。 「80 里にまかでたるに」段の本文について、諸注釈書を参照しながら解釈等を精査し、どのような問題があるか調べる。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第11回 「83 職の御曹司におはしますころ、西の廂に」段(前半)の読解 「83 職の御曹司におはしますころ、西の廂に」段(前半)についての解釈・問題点などについて検討を加える。 「83 職の御曹司におはしますころ、西の廂に」段(前半)の本文について、諸注釈書を参照しながら解釈等を精査し、どのような問題があるか調べる。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第12回 「83 職の御曹司におはしますころ、西の廂に」段(後半)の読解 「83 職の御曹司におはしますころ、西の廂に」段(後半)についての解釈・問題点などについて検討を加える。 「83 職の御曹司におはしますころ、西の廂に」段(後半)の本文について、諸注釈書を参照しながら解釈等を精査し、どのような問題があるか調べる。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第13回 「95 五月の御精進のほど」段(前半)の講読 「95 五月の御精進のほど」段(前半)についての注釈・問題点などについて検討を加える。41段「紫」の講読 「95 五月の御精進のほど」段(前半)の本文について、諸注釈書を参照しながら解釈等を精査し、どのような問題があるか調べる。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第14回 「95 五月の御精進のほど」段(後半)の講読 「95 五月の御精進のほど」段(後半)についての注釈・問題点などについて検討を加える。 「95 五月の御精進のほど」段(後半)の本文について、諸注釈書を参照しながら解釈等を精査し、どのような問題があるか調べる。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第15回 『枕草子』日記的章段の問題点 講読を進めていく過程で浮かび上がってきた諸問題について再検討を加える。 講読してきた内容を振り返り、どのような問題が伏在していたかについて整理しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 10% C: --% D: 5%
成績評価法
授業内の発表内容50%、レポート50%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 新編日本古典文学全集『枕草子』 ISBN 409658018X
著者名 松尾聰・永井和子 出版社 小学館 出版年 1997
備考
大学図書館HPの学習用ポータルから「JapanKnowledge」に入り、「本棚」で「新編日本古典文学全集」を参照する。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 新日本古典文学大系『枕草子』 ISBN 4002400255
著者名 渡辺実 出版社 岩波書店 出版年 1991
参考書 書名 枕草子大事典 ISBN 4585060170
著者名 枕草子研究会 出版社 勉誠出版 出版年 1996
参考書 書名 枕草子解環(全5冊) ISBN 4810402452
著者名 萩谷朴 出版社 同朋舎 出版年 1981
備考
該当なし
メッセージ
出席状況3分の2未満の者は欠格とする。
キーワード
中古文学
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
関連科目
日本文学基礎講読(中古)
履修条件
連絡先
morino@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
金曜日9・10時限

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