タイトル

開講年度 開講学部等
2025 人文学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 水1~2 講読 10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1011310028 アジア・アフリカ・オセアニア民族誌講読[Readings in Ethnography of Asian, African, and Oceanian Studies] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
小林 宏至[KOBAYASHI Hiroshi]
担当教員[ローマ字表記]
小林 宏至 [KOBAYASHI Hiroshi]
特定科目区分   対象学生 人文学部正規生のみ 対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
アジア・アフリカ・オセアニアの民族誌を講読し、文化人類学の知識、文化人類学的な観点・理解を深める。
授業の到達目標
アジア・アフリカ・オセアニアにおけるさまざまな文化に触れ、家族・親族、婚姻、死生観などをコンテクストから理解する。アジア・アフリカ・オセアニアを事例として、自文化を相対化してとらえなおし、自らの思考や行為を意識的にとらえる。アジア・アフリカ・オセアニアといった、小中高の学校教育ではあまり触れられないマイナーな地域の文化に対し、新鮮かつ真摯なまなざしをもって向き合う姿勢を要する。
授業計画
【全体】
本授業は15回の講義を通して、アジア・アフリカ・オセアニアの民族誌を読みすすめる。
毎授業ごとに、それぞれ資料を提示し、受講生はそれを読んだうえで授業に参加する。
学生は、授業内で積極的に発表(発言)することが求められる。これらを通していく中で
相互により深い理解が得られるように努める。教員はそれを補助するための説明や解説を行う。

※受講する学生の関心テーマによって授業内容を変更したり、特定の地域や民族に詳しい専門家を招いて講義を行ってもらうこともある。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 イントロダクション これからの授業の進め方に関する説明を行う。 今後の文献講読の割り振りを行う。授業中に指示した学習(学習時間の目安:授業事前準備に2時間、復習課題に2時間)
第2回 民族① 民族概念を再考する。われわれが考えている民族とは何か。民俗、民族、エスニシティ、アイデンティティなどについて包括的に議論する。 本授業で議論した内容に対することを自分なりにまとめてコメントとして提出する。また次回の授業の資料を読み込んでおく。(学習時間の目安:授業事前準備に2時間、復習課題に2時間)
第3回 民族② 前回の講義の内容を踏まえて、改めて映像資料などを加えて、考察を深めていく。 本授業で議論した内容に対することを自分なりにまとめてコメントとして提出する。また次回の授業の資料を読み込んでおく。(学習時間の目安:授業事前準備に2時間、復習課題に2時間)
第4回 母系出自社会① 中央アジアや南アジアにおける母系出自社会について議論する。社会集団の特徴とその文化的背景を概観する。 本授業で議論した内容に対することを自分なりにまとめてコメントとして提出する。また次回の授業の資料を読み込んでおく。(学習時間の目安:授業事前準備に2時間、復習課題に2時間)
第5回 母系出自社会② 前回の講義の内容を踏まえて、改めて映像資料などを加えて、考察を深めていく。 本授業で議論した内容に対することを自分なりにまとめてコメントとして提出する。また次回の授業の資料を読み込んでおく。(学習時間の目安:授業事前準備に2時間、復習課題に2時間)
第6回 父系出自社会① 東アジアにおける父系出自社会について議論する。社会集団の特徴とその文化的背景を概観する 本授業で議論した内容に対することを自分なりにまとめてコメントとして提出する。また次回の授業の資料を読み込んでおく。(学習時間の目安:授業事前準備に2時間、復習課題に2時間)
第7回 父系出自社会② 前回の講義の内容を踏まえて、改めて映像資料などを加えて、考察を深めていく。 本授業で議論した内容に対することを自分なりにまとめてコメントとして提出する。また次回の授業の資料を読み込んでおく。(学習時間の目安:授業事前準備に2時間、復習課題に2時間)
第8回 交換と経済① 日常的な交換から儀礼的な交換まで、われわれの社会生活をとりまくさまざまなモノやヒトやコトの往還を考察する。 本授業で議論した内容に対することを自分なりにまとめてコメントとして提出する。また次回の授業の資料を読み込んでおく。(学習時間の目安:授業事前準備に2時間、復習課題に2時間)
第9回 交換と経済② 前回の講義の内容を踏まえて、改めて映像資料などを加えて、考察を深めていく。 本授業で議論した内容に対することを自分なりにまとめてコメントとして提出する。また次回の授業の資料を読み込んでおく。(学習時間の目安:授業事前準備に2時間、復習課題に2時間)
第10回 婚姻① 東アジア社会、アフリカ社会にみられる亡霊婚を事例に、婚姻とは何かについて考察する。 本授業で議論した内容に対することを自分なりにまとめてコメントとして提出する。また次回の授業の資料を読み込んでおく。(学習時間の目安:授業事前準備に2時間、復習課題に2時間)
第11回 婚姻② 前回の講義の内容を踏まえて、改めて映像資料などを加えて、考察を深めていく。 本授業で議論した内容に対することを自分なりにまとめてコメントとして提出する。また次回の授業の資料を読み込んでおく。(学習時間の目安:授業事前準備に2時間、復習課題に2時間)
第12回 儀礼と宗教① 社会集団がカテゴリーを越境して、子どもから成人へ、成人から壮年へ、壮年から老人へ、そして死へ至る儀礼を事例を手掛かりに議論する。 本授業で議論した内容に対することを自分なりにまとめてコメントとして提出する。また次回の授業の資料を読み込んでおく。(学習時間の目安:授業事前準備に2時間、復習課題に2時間)
第13回 儀礼と宗教② 民族誌における死生観や世界観を、トーテム、アニミズムなどの概念などを手掛かりに議論してゆく。 本授業で議論した内容に対することを自分なりにまとめてコメントとして提出する。また次回の授業の資料を読み込んでおく。(学習時間の目安:授業事前準備に2時間、復習課題に2時間)
第14回 儀礼と宗教③ 精霊や祖先との関係から生み出される世界観に関して、事例をもとに議論を行う。 本授業で議論した内容に対することを自分なりにまとめてコメントとして提出する。また次回の授業の資料を読み込んでおく。(学習時間の目安:授業事前準備に2時間、復習課題に2時間)
第15回 まとめ 今学期に触れた資料などをまとめて総括する。 期末レポートなどを指示する。(学習時間の目安:授業事前準備に2時間、復習課題に2時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: 30% C: --% D: 60%
成績評価法
講読の授業であるため、毎授業配布するプリントを読んで参加することが求められる。担当者は発表すること、そして聴講者はコメント・質問をすることが求められる。それぞれの発表・質問内容、そして授業後のコメントペーパーの内容に合わせて成績を評価する。
試験やレポートは課さないため、毎回の授業への参加、課題提出、質疑のみで成績評価する(100%)。
教科書にかかわる情報
備考
参考図書はこのようなものを基本的に使用していくということの参考として記載。
年度によって参考図書は異なるので、使用しない場合もある。
参考書にかかわる情報
備考
授業毎に提示する。
メッセージ
基本的に多くても20人程度の受講生を想定しております。
キーワード
社会人類学、文化人類学、民族学、民族誌、エスノグラフィー
持続可能な開発目標(SDGs)

  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 人や国の不平等をなくそう
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
関連科目
民俗学・文化人類学概論
履修条件
1年次に民俗学・文化人類学概論を履修していることが望ましい。
連絡先
kbys@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
月曜日の午後(東アジア研究科の授業との兼ね合いのため不定期)
最新の情報(オフィスアワーの有無)はインスタに投稿するため確認すること。

https://www.instagram.com/un_thropology_since2021/

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