タイトル

開講年度 開講学部等
2025 人文学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 月9~10 演習  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1011310043 哲学と人間[Philosophy and Man] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
脇條 靖弘[WAKIJOH Yasuhiro]
担当教員[ローマ字表記]
脇條 靖弘 [WAKIJOH Yasuhiro], 横田 蔵人 [YOKOTA Kurato], 栗原 剛 [KURIHARA Go], 村上 龍 [MURAKAMI Ryu], 藤川 哲 [FUJIKAWA Satoshi]
特定科目区分   対象学生 人文学部正規生のみ 対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
この授業は「哲学コース」教員が主体となって運営するリテラシー科目(PBL系)です。PBLとは問題解決型学習(Problem Based Learning)という意味で、教員が講義を行うのではなく、教員の支援のもとで学生が自ら問題を発見し、学習成果を発表することが目的です。


具体的には、数人からなるグループごとに、「哲学コース」を構成する分野のうち3つの分野「西洋哲学」「東洋思想史」「美学・美術史」のいずれかに関連する学習テーマを1つ設定し、共同学習を行い、得られた成果を得られた成果を「模擬授業」として報告してもらいます。何を勉強するかを自分たちで決め、自分たちで実践するという授業です。

参加者は、下記「授業計画」の「全体」の欄にある約束事項に、かならず目を通してください。


授業の到達目標
文献を的確に読解し、また他者の発表を的確に理解する。文献を批判的に読みこなし、また他者の発表にたいして合理的に反応する。自らの問題意識にかかわる文献に幅ひろくあたり、また他者の発表を契機に自らの関心の幅をひろげる。
授業計画
【全体】
初回に説明を行うので、履修希望者は全員出席してください
 
 やむをえぬ理由で欠席する場合は、授業開始前日までにマネージャー教員に連絡すること。
 事前連絡無しで初回を欠席した学生の2回目からの参加は認めません

(1)第3週以後はグループワークが主になります。グループワークに積極的な参加ができない学生は、この授業を履修登録するには適していません。グループ確定後の履修放棄は他の学生に大きな負担となるので、最後まで履修できる学生のみ登録してください。
(2)全体授業が数回あります。全体授業における無断欠席は欠格とします。
(3)全体授業の回以外は、教室を作業場として開放するので、自由に利用してください。
(4)授業時間中、教員は各々の個人研究室で待機しています。予約なしで来室し、相談・質問をしてもかまいません(ただし、予約があることは望ましい。また授業終了まぎわの時間に来室するのは避けてください。)

授業の進め方は以下の通りです。

初回に、イントロダクションを行う(全員、要出席)。
その後10日余りの期間、「ブックガイド」を手がりとする自主的学習を行い、どの分野に関連するどのような研究に携わりたいか、勘案する。
上記の学習成果を「希望調書」「読書記録」「研究テーマ案」としてまとめ、所定の期日までに、修学支援システム上へ提出する(全員、要提出)。
第3週の授業で、すでに提出された「希望調書」「読書記録」「研究テーマ案」をもとに、斑分けを行う(全員、要出席)。
第4週以後、各班は自らで研究テーマを設定し、授業終盤に行う研究発表にむけて準備をする。

途中、中間発表の回を二回設ける(全員、要出席)。
1度目の中間発表では、1.研究テーマ、2.テーマ選定にさいして示唆を受けた文献、3.今後の予定、について発表してもらう。
2度目の中間発表では、作業の進捗状況と研究発表の方針について、具体的に発表してもらう。

最後の数回で、順次、各班の研究発表と、それをうけての質疑応答を行う(全員、要出席)。
発表担当班以外の受講者には、コメントシートに意見・感想を記入し、提出してもらう。提出がない場合は減点対象となる。
(なお、研究発表に充てる授業回数は、参加人数に応じて増減する可能性があります)

授業終了後、期末レポートを提出する(全員、要提出)。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 イントロダクション(全体授業、全員要出席) 教科書、新書などを中心とした「ブックガイド」を配布する。 準備学習1時間と復習1時間
第2回 個人作業、質問・相談 関心のある分野や研究テーマを各自で模索する。 第1週の授業日以降、「ブックガイド」に掲載された推薦図書のなかから、「希望調書」で第一希望に挙げる分野の文献1点以上を含む、計2点以上の文献にあたる(所定の期日までに、「希望調書」とともに「読書記録」「研究テーマ案」を提出してもらう)。

準備学習5時間と復習5時間(目安)
第3回 斑分け・主担当教員の選定(全体授業、全員要出席) すでに提出された「希望調書」「読書記録」「研究テーマ案」をもとに、斑分けと各班の主担当教員の決定とを行う(なお、相応の理由もなくこれらを提出しなかった場合には、欠格とする。また、状況次第では、第一希望の分野に関連する研究に携わることができない可能性があります)。 同上

準備学習5時間と復習5時間(目安)
第4回 斑単位での作業、質問・相談 主担当教員らのサポートも受けながら、斑単位で研究テーマを模索する。 1回目の中間発表(第5週)を見すえて、関連文献を渉漁する。

準備学習5時間と復習5時間(目安)
第5回 中間発表1回目(全体授業、全員要出席) 各班に、1.研究テーマ、2.テーマ選定にさいして示唆を受けた文献、3.今後の予定、について発表してもらう(5分強程度を予定。なお、事前に原稿を用意すること)。 同上

準備学習5時間と復習5時間(目安)
第6回 各斑ごとの作業、質問・相談 主担当教員らのサポートも受けながら、研究発表の準備を具体的にすすめる。 2回目の中間発表(第9週)を見すえて、ひき続き関連文献を渉漁する。

準備学習5時間と復習5時間(目安)
第7回 各斑ごとの作業、質問・相談 主担当教員らのサポートも受けながら、研究発表の準備を具体的にすすめる。 同上

準備学習5時間と復習5時間(目安)
第8回 各斑ごとの作業、質問・相談 主担当教員らのサポートも受けながら、研究発表の準備を具体的にすすめる。 同上

準備学習5時間と復習5時間(目安)
第9回 中間発表2回目(全体授業、全員要出席) 各班に、作業の進捗状況と研究発表の方針について、具体的に発表してもらう(10分程度を予定。なお、事前に原稿を用意すること)。 同上

準備学習5時間と復習5時間(目安)
第10回 各斑ごとの作業、質問・相談 主担当教員らのサポートも受けながら、研究発表の準備を具体的にすすめる。 研究発表(第12週以後)のための原稿やAV資料等を作成する。

準備学習5時間と復習5時間(目安)
第11回 各斑ごとの作業、質問・相談 主担当教員らのサポートも受けながら、研究発表の準備を具体的にすすめる。 同上

準備学習5時間と復習5時間(目安)
第12回 研究発表と質疑応答(全体授業、全員要出席) 各班に、研究発表をしてもらう(20分程度を予定。なお、事前に原稿を用意すること)。 同上

発表を終えた班のメンバーは、期末レポートに取りかかる。

準備学習5時間と復習5時間(目安)
第13回 研究発表と質疑応答(全体授業、全員要出席) 各班に、研究発表をしてもらう(20分程度を予定。なお、事前に原稿を用意すること)。 同上

準備学習5時間と復習5時間(目安)
第14回 研究発表と質疑応答(全体授業、全員要出席) 各班に、研究発表をしてもらう(20分程度を予定。なお、事前に原稿を用意すること)。 同上

準備学習5時間と復習5時間(目安)
第15回 研究発表と質疑応答(全体授業、全員要出席) 各班に、研究発表をしてもらう(20分程度を予定。なお、事前に原稿を用意すること)。 期末レポートに取りかかる。

準備学習5時間と復習5時間(目安)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
研究発表60%、ディスカッションへの参加度20%、期末レポート20%
教科書にかかわる情報
備考
該当なし。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 大学生のための知的技法入門 ISBN 9784766419603
著者名 佐藤望編著 ; 湯川武, 横山千晶, 近藤明彦著 出版社 慶應義塾大学出版会 出版年 2012
参考書 書名 クリティカル・リーディング入門 : 人文系のための読書レッスン ISBN 9784766422740
著者名 大出敦著 出版社 慶應義塾大学出版会 出版年 2015
参考書 書名 資料検索入門 : レポート・論文を書くために ISBN 9784766420517
著者名 市古みどり編著 ; 上岡真紀子, 保坂睦著 出版社 慶應義塾大学出版会 出版年 2014
備考
研究の内実にかかわる参考書については、初回に「ブックガイド」を配布します。
メッセージ
どのような研究発表をしてもらえるか、教員一同たのしみにしています。
キーワード
西洋哲学、東洋思想史、美学・美術史
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
必読名著、感性と表現(現代文化の解読)、哲学概論、西洋哲学概論(哲学)、西洋哲学概論(倫理学)、東洋思想史概論(中国)、東洋思想史概論(日本近世)、美学・美術史概論(美学)、美学・美術史概論(美術史)
履修条件
連絡先
(マネージャー教員)脇條靖弘 yasu@ | 横田蔵人 kyokota@[山口大学]|栗原剛 kurihara@|村上龍 mrkmryu@|藤川哲 fujikawa@
オフィスアワー
毎週月曜 16:10~17:40(事前にメール連絡のあることが望ましい)

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