開講年度
開講学部等
2025
人文学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
火9~10
演習
5.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1011310044
宗教と人間[Religion and Man]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
DJUMALI ALAM[DJUMALI ALAM]
ー
担当教員[ローマ字表記]
DJUMALI ALAM [DJUMALI ALAM]
特定科目区分
対象学生
人文学部正規生のみ
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
この授業はリテラシー科目(PBL系)の一つとして、人文学部2年次以上の学生が受講できる科目である。内容的には、心の(スピリチュアルな)世界を探究する宗教学の分野にあたるが、人文社会科学全般および現代人の日常生活にも通ずる、汎用的・教養的な学問である。
今年度の授業は、宗教学における中心的な構想(視点)である「聖俗循環」「カリスマと偶像」「トーテミズム」「生命ネットワーク」「転移」「自然回帰」を、《映画》または《ドキュメンタリー動画》の中に見られる現代的な活動や現代人の心的・精神的事象を通して理解と共感してみる、という方式をとる。
授業の前半(第1回~7回)は、教員による上記の視点を次のテーマを通してレクチャーする。
⇒趣味と遊びの世界
⇒サブカルチャー
⇒人と動物の関係
⇒憧憬と恐怖
⇒供養・供犠・葬儀
⇒偶像(キャラクター、人形、アイドル)
⇒バーチャル・リアリティ
授業の後半(第8回~14回)は、学生によるグループ発表方式の授業となる。グループ発表は《映画》または《ドキュメンタリー動画》を題材とし、上記の視点を応用したり分析したりする。
授業はペーパーレスで行う。紙媒体の受け渡しを行わない。レジメや資料の配布・配信およびレポートの提出はすべて修学支援システムとGoogle共有ドライブを利用して行う。学生は授業中、レジメ・資料をノートPC上で閲覧できるようにする。また、動画資料を用いる場合が多くあるが、その場合もGoogle共有ドライブを用いて配信・共有する。
授業の到達目標
日常生活の中に潜む宗教性(自然宗教)について、宗教学・スピリチュアリティ研究における重要な課題として、一定の理解と知識を身につけること。日常生活の中に潜む宗教性(自然宗教)を、「聖俗循環」「カリスマと偶像」「トーテミズム」「生命ネットワーク」「転移」「自然回帰」の視点から捉えて分析できるようになること。日常生活における身近な宗教的・スピリチュアルな事象としてのサブカルチャーや趣味の世界に学問的な関心を抱くこと。
授業計画
【全体】
以下の授業計画は、あくまでも「計画」であり、4月に実際に開講されてから、参加者/クラスの規模やクラス内外の諸々の事情や空気を考慮し、計画とは若干異なる進め方をする可能性もある。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
「宗教学」から見る「趣味」と「遊び」
左のテーマに関する概説と応用例
授業計画に沿った学習
必要な時間の目安:
事後学習4時間
第2回
「宗教学」から見る「サブカルチャー」
左のテーマに関する概説と応用例
授業計画に沿った学習
必要な時間の目安:
事前学習2時間
事後学習2時間
第3回
「宗教学」から見る「人と動物の関係」
左のテーマに関する概説と応用例
授業計画に沿った学習
必要な時間の目安:
事前学習2時間
事後学習2時間
第4回
「宗教学」から見る「供養」「供犠」「葬儀」
左のテーマに関する概説と応用例
授業計画に沿った学習
必要な時間の目安:
事前学習2時間
事後学習2時間
第5回
「宗教学」から見る「偶像」(キャラクター、人形、アイドル)1
左のテーマに関する概説と応用例
授業計画に沿った学習
必要な時間の目安:
事前学習2時間
事後学習2時間
第6回
「宗教学」から見る「偶像」(キャラクター、人形、アイドル)2
左のテーマに関する概説と応用例
授業計画に沿った学習
必要な時間の目安:
事前学習2時間
事後学習2時間
第7回
「宗教学」から見る「バーチャル・リアリティ」
左のテーマに関する概説と応用例
授業計画に沿った学習
必要な時間の目安:
事前学習2時間
事後学習2時間
第8回
グループ発表1
第1回から7回授業で扱った特定の「日常生活における宗教性/精神活動」を題材として、これまでの授業の枠組みを用いて分析してみる。
授業計画に沿った学習
必要な時間の目安:
事前学習2時間
事後学習2時間
第9回
グループ発表2
第1回から7回授業で扱った特定の「日常生活における宗教性/精神活動」を題材として、これまでの授業の枠組みを用いて分析してみる。
授業計画に沿った学習
必要な時間の目安:
事前学習2時間
事後学習2時間
第10回
グループ発表3
第1回から7回授業で扱った特定の「日常生活における宗教性/精神活動」を題材として、これまでの授業の枠組みを用いて分析してみる。
授業計画に沿った学習
必要な時間の目安:
事前学習2時間
事後学習2時間
第11回
グループ発表4
第1回から7回授業で扱った特定の「日常生活における宗教性/精神活動」を題材として、これまでの授業の枠組みを用いて分析してみる。
授業計画に沿った学習
必要な時間の目安:
事前学習2時間
事後学習2時間
第12回
グループ発表5
第1回から7回授業で扱った特定の「日常生活における宗教性/精神活動」を題材として、これまでの授業の枠組みを用いて分析してみる。
授業計画に沿った学習
必要な時間の目安:
事前学習2時間
事後学習2時間
第13回
グループ発表6
第1回から7回授業で扱った特定の「日常生活における宗教性/精神活動」を題材として、これまでの授業の枠組みを用いて分析してみる。
授業計画に沿った学習
必要な時間の目安:
事前学習2時間
事後学習2時間
第14回
グループ発表7
第1回から7回授業で扱った特定の「日常生活における宗教性/精神活動」を題材として、これまでの授業の枠組みを用いて分析してみる。
授業計画に沿った学習
必要な時間の目安:
事前学習2時間
事後学習2時間
第15回
グループ発表8
総括
第1回から7回授業で扱った特定の「日常生活における宗教性/精神活動」を題材として、これまでの授業の枠組みを用いて分析してみる。
授業計画に沿った学習
必要な時間の目安:
事前学習2時間
事後学習2時間
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 20% B: --% C: --% D: 30%
成績評価法
小テスト 30%
グループワークとプレゼンテーション 30%
中間レポートと学期末レポート 40%
教科書にかかわる情報
備考
教科書は用いない
参考書にかかわる情報
備考
レジメ・資料は数回、授業前日に修学支援システム経由で配布または案内する
メッセージ
宗教学は、宗教の教えや信仰を実践的に学ぶ学問ではなく、いろいろな宗教的/スピリチュアルな事象、人々の多様な精神世界(スピリチュアリティ)を理解しようとする研究分野である。しかしこの場合の理解は、単に客観的な資料や情報を整理したり覚えたりするだけでは、達成できない。宗教学を学ぶには、宗教事象を自分事としてみなし、「感受性」「共感性」「主観性」「個性」「想像力」「感覚」を最大限に活かし、常に自分自身を顧みながら探究する必要がある。といっても、決して難しくて疲れるような探究・学びではない。受講生も教員も、心と思考を閉ざさずにいてさえすれば、それで十分なはず。
キーワード
宗教、宗教学、宗教性、スピリチュアリティ、記号、聖と俗、媒体、擬人化、実体化、生命化、聖俗循環、生命ネットワーク、カリスマ、偶像、キャラクター、遊び、サブカルチャー、アニメ、漫画、映画、人形、アイドル、仮想現実、現実世界、虚構世界、フィクション、VR、Vチューバー、キャラ活、2.5次元、コスプレ、旅、人と動物、象徴界、現実界、自然界、人間界、想像界、精神分析、転移、鏡像段階、イメージ、主体、他者、自我、フロイト、ラカン、無意識、対象、欲望
持続可能な開発目標(SDGs)
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
関連科目
スピリチュアリティ、宗教学概論
履修条件
連絡先
ジュマリ・アラム
宗教学研究室(人文学部402号室)
djumali@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
随時とするが、特に以下の時間帯は質問・相談などの対応が可能(急用で不在になるときもあるが、優先的に学生対応の時間としている):
月曜日5・6時限
火曜日7・8時限
木曜日7・8時限
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