タイトル

開講年度 開講学部等
2026 人文学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 木7~8 講義 10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1011311002 西洋哲学概論(倫理学)[Outline of Western Philosophy (Ethics)] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
横田 蔵人[YOKOTA Kurato]
担当教員[ローマ字表記]
横田 蔵人 [YOKOTA Kurato]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
倫理・道徳的価値に関する西洋哲学思想の基本的な諸問題や諸理論についての知見を得ることをねらいとした入門講義です。本講義を通じて多様な思想倫理思想について基礎知識を学ぶとともに、批判的視点から吟味できるようになることを目指します。主要な思想家と関連するテーマを取り上げて講義を行い、授業内での小レポートを通じて自らの思考力を養います。




授業の到達目標
倫理学に関する説明の要点・構造を把握できること。「知識・理解の観点」に基づいた上で「知識の関連づけ」と「自己との関連づけ」を行った上で「内容の吟味」ができること。授業内レポートを通して、各回の内容について主体的に取組むこと。
授業計画
【全体】
この授業では、西洋の道徳哲学・倫理学の概論講義を行います。おおむね歴史的順番で毎回一人ないし二人の哲学者を取り上げ、その思想のエッセンスを解説します。具体的な進め方については初回の授業で説明するので、履修希望者はできるだけ初回の授業に参加してください。

項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 イントロダクション 授業全体のイントロダクションを行います 事前に配布された資料に目を通しておくこと。予習と復習:4時間
第2回 ソクラテスと「エウテュプロンのジレンマ」 哲学と宗教の関係・権威主義的倫理と自律的倫理 授業中に指示した学習
予習と復習:4時間
第3回 ソクラテスと「よく生きる」こと 無知の自覚の意味・アクラシア問題とソクラテスのパラドックス(悪いとわかっていてそれをしてしまうということがあり得るのかという問題) 授業中に指示した学習
予習と復習:4時間
第4回 プラトンと理想の大切さ イデア論と想起説・相対主義の問題点「倫理は人それぞれ」だと何がいけないのか(暴力以外に解決策がなくなる) 授業中に指示した学習
予習と復習:4時間
第5回 アリストテレスの「徳の倫理」 人生の目的と幸福、四つの枢要徳、正義の二種類(交換的正義と配分的正義)、正義と愛の関係について 授業中に指示した学習
予習と復習:4時間
第6回 質問の回 学生が事前に考えてきた質問に教員が応答し、それに基づいて討議を行う 授業中に指示した学習
予習と復習:4時間
第7回 アウグスティヌスと「意志の自由」 神、契約、十戒、十字架と復活、原罪、二つの自由「からの自由とへの自由」、罪と自然本性をめぐる理解、宗教改革 授業中に指示した学習
予習と復習:4時間
第8回 ホッブズ、ルソーの「社会契約論」 社会契約論、利己主義をめぐる問題、国民国家とは何か 授業中に指示した学習
予習と復習:4時間
第9回 ヒュームとスミスの「道徳感情論」 共感の長所と短所、道徳感情論、公平な観察者 授業中に指示した学習
予習と復習:4時間
第10回 ベンサムとミルの「功利主義」 功利主義の基本的な考え方、その諸問題 授業中に指示した学習
予習と復習:4時間
第11回 質問の回 学生が事前に考えてきた質問に教員が応答し、それに基づいて討議を行う 授業中に指示した学習
予習と復習:4時間
第12回 カントの「義務論」 義務論の諸問題、自由意志と物理学
授業中に指示した学習
予習と復習:4時間
第13回 ニーチェの「道徳批判」 ニヒリズム、インテグリティー、Why be moral問題(なぜ倫理的であるべきなのか) 授業中に指示した学習
予習と復習:4時間
第14回 ハイデガーとレヴィナスの人間論 死、他者、人生の意味、Why be moral問題(なぜ倫理的であるべきなのか) 授業中に指示した学習
予習と復習:4時間
第15回 総括の授業 全体の総括として第1回〜第14回の学習成果に基づいて学生相互に学びを深める授業を行う 授業中に指示した学習
予習と復習:4時間
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 100% C: --% D: --%
成績評価法
毎回の小レポートを最後にまとめて提出 100%
教科書にかかわる情報
備考
教員の作成したテクストを使用するため、各自印刷して持参すること
参考書にかかわる情報
参考書 書名 ヨーロッパ思想入門 ISBN 4005004415
著者名 岩田靖夫著 出版社 岩波書店 出版年 2003
参考書 書名 倫理学入門 : アリストテレスから生殖技術、AIまで ISBN 9784121025982
著者名 品川哲彦著 出版社 中央公論新社 出版年 2020
参考書 書名 バカロレアの哲学 : 「思考の型」で自ら考え、書く ISBN 4534059035
著者名 坂本尚志著 出版社 日本実業出版社 出版年 2022
参考書 書名 あなたの話はなぜ「通じない」のか ISBN 9784480422804
著者名 山田ズーニー著 出版社 筑摩書房 出版年 2006
参考書 書名 リサーチのはじめかた : 「きみの問い」を見つけ、育て、伝える方法 ISBN 9784480837257
著者名 トーマス・S・マラニー, クリストファー・レア著 ; 安原和見訳 出版社 筑摩書房 出版年 2023
参考書 書名 まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書 ISBN 9784334103804
著者名 阿部幸大著 出版社 光文社 出版年 2024
参考書 書名 高校生のための批評入門 ISBN 4480094407
著者名 梅田卓夫 [ほか] 編 出版社 筑摩書房 出版年 2012
参考書 書名 高校生のための文章読本 ISBN 4480096426
著者名 梅田卓夫 [ほか] 編 出版社 筑摩書房 出版年 2015
備考
その他授業中に指示します
メッセージ
皆さんの活発な議論を楽しみにしています。
キーワード
西洋哲学、倫理学、思想史
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
関連科目
「哲学と人間」「西洋哲学講読(倫理学)」「西洋哲学特殊講義(倫理学)」「哲学概論」
履修条件
高等学校の「倫理」を履修している必要はありません。
連絡先
kyokota@[山口大学]
オフィスアワー
来室は随時受け付けます。希望者はご連絡ください。

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