タイトル

開講年度 開講学部等
2025 人文学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 金5~6 講読 4.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1011311012 美学・美術史講読(美術史)[Readings in Aesthetics and Art History (Art History)] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
藤川 哲[FUJIKAWA Satoshi]
担当教員[ローマ字表記]
藤川 哲 [FUJIKAWA Satoshi]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
現代アートに関する著作を読みます。毎週約20-30頁ずつ全員が読んできて、意見交換を行います。
授業の到達目標
基本的な人名、事項名について説明できる。現代アートの多様な可能性を理解した上で、独自の課題を設定できる。自ら設定した課題について探究し、調べた結果を報告できる。
授業計画
【全体】
13回で1冊読み通します。毎回2人を発表者とします。発表者は、担当箇所を要約し、関係事項について調べ、討論のための話題提供をお願いします。講読テキストは、鴻野わか菜『生きのびるためのアート』(五柳書院、2024年12月)。ソ連崩壊後のロシア現代アートの動向を多角的に論じた一冊です。情報量の豊かな本なので、1つ1つ丹念に調べながら読み進めましょう。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション 「目次」、「はじめに」、「未来篇」について意見交換 準備学修に必要な学修時間の目安:2時間(受講を希望する学生は、講読テキストを入手して、目次、はじめに、未来篇、に目を通し、自らの関心と重なる部分を見つけておくこと)
第2回 Ⅰ 新生ロシア芸術(1) pp.17~48 準備学修に必要な学修時間の目安:2時間
第3回 一 歴史篇―現代ロシア美術小史
Ⅰ 新生ロシア芸術(2)
pp.48~72 準備学修に必要な学修時間の目安:2時間
第4回 Ⅱ 〈ヴォイナ〉&〈プッシー・ライオット〉のアクション―身体と社会 pp.73~90 準備学修に必要な学修時間の目安:2時間
第5回 Ⅲ 地域とアート―土地の歴史・民族・地域創生(1) pp.91~108 準備学修に必要な学修時間の目安:2時間
第6回 Ⅲ 地域とアート―土地の歴史・民族・地域創生(2) pp.109~136 準備学修に必要な学修時間の目安:2時間
第7回 二 主題篇―アートと社会
Ⅰ 下着とパレード―現代ロシア美術におけるノスタルジー
pp.139~165 準備学修に必要な学修時間の目安:2時間
第8回 Ⅱ 触れる、ということ あるいは映像と建築の「蜜月」
Ⅲ 聖母の昇天―ジェンダーとアート
pp.166~197 準備学修に必要な学修時間の目安:2時間
第9回 Ⅳ パンデミックとアート―隔離期の芸術と未来の風景
Ⅴ ウクライナ侵攻―戦争と美術(1)
pp.198~223 準備学修に必要な学修時間の目安:2時間
第10回 Ⅴ ウクライナ侵攻―戦争と美術(2)
Ⅵ ロシア美術と宇宙―夢みる力
pp.223~251 準備学修に必要な学修時間の目安:2時間
第11回 三 作家篇―アートと人間
Ⅰ 共生の夢―レオニート・チシコフ
pp.255~282 準備学修に必要な学修時間の目安:2時間
第12回 Ⅱ 空への階段―ターニャ・バダニナ pp.283~305 準備学修に必要な学修時間の目安:2時間
第13回 Ⅲ 大地の作家―ウラジーミル・ナセトキン pp.306~324 準備学修に必要な学修時間の目安:2時間
第14回 Ⅳ 海と空の間で―アレクサンドル・ポノマリョフ pp.325~364 準備学修に必要な学修時間の目安:2時間
第15回 総括 関連年表作成 準備学修に必要な学修時間の目安:2時間
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 20% B: 10% C: --% D: 10%
成績評価法
レジュメ担当25%、グループワーク25%、期末レポート50%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 生きのびるためのアート : 現代ロシア美術 ISBN 9784901646413
著者名 鴻野わか菜著 出版社 五柳書院 出版年 2024
備考
受講希望者は、初回授業までに入手しておいてください。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 アヴァンギャルドな女たち : ロシアの女性文化 ISBN 9784901646017
著者名 沼野恭子著 出版社 五柳書院 出版年 2003
備考
講読テキストの文中に登場するアーティスト名について、越後妻有アートトリエンナーレや瀬戸内国際芸術祭のサイト等を活用して作品画像等を調べましょう。
メッセージ
YCAMの企画展等もチェックしてみてください。
キーワード
ロシア、ウクライナ、大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ、瀬戸内国際芸術祭、北アルプス国際芸術祭、房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス、奥能登国際芸術祭、ヴェネツィア・ビエンナーレ、モスクワ現代美術ビエンナーレ、南極ビエンナーレ
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
美学・美術史特殊講義(私の担当する後期の講義で、関連展覧会を紹介することがあります)
履修条件
連絡先
fujikawa●yamaguchi-u.ac.jp(●を@に変更して送信すること)
オフィスアワー
毎週月曜 13:00~14:30

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