開講年度
開講学部等
2025
人文学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
月5~6
講義
5.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1011312002
日本史入門(中世)[Introduction to Japanese History (Medieval )]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
真木 隆行[MAKI Takayuki]
ー
担当教員[ローマ字表記]
真木 隆行 [MAKI Takayuki]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
この授業では、『増鏡』及びその関連史料を受講生諸君と一緒に読みすすめることによって、鎌倉時代後期の朝廷がどのようになっていたかに焦点をあてながら、日本の歴史を学ぶ。
『増鏡』は、南北朝時代に成立した歴史物語であり、いわゆる「四鏡」の1つとしてよく知られ、鎌倉時代の朝廷を中心としたできごとについて叙述する内容となっている。これを関連史料と比較しながら検討することによって、鎌倉時代後期の政治や社会の実像に迫りたい。またこの授業では、2年次後期の「日本史史料基礎講読(中世)」及び3年次前期の「日本史史料発展講読(中世)」で輪読する『勘仲記』の時代背景を把握しておいていただくことも意図している。日本中世史に関心のあるかたは、ぜひ履修していただきたい。
授業の到達目標
中世の史料を読解するために必要な知識を得る。より深く、より興味深い内容解釈ができる。史料の歴史的背景にも関心を持つ。前回分の検討箇所をきちんと訓読できる。担当箇所の検討に際しては直訳に留まらず、関心ある論点を見つけて充分に調査し、意義深い報告ができる。中世の史料を適切に解釈できる。
授業計画
【全体】
受講者が史料の輪読や解釈を分担しながら検討をすすめる。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
・授業のはじめに
・『増鏡』第9「草枕」冒頭の検討
授業概要ほか
事前事後の学修時間目安1時間
第2回
『増鏡』第9「草枕」文永11年正月25日条前半の検討
史料の読みと解説
事前事後の学修時間目安2時間以上
第3回
『増鏡』第9「草枕」文永11年正月25日条後半~2月条前半の検討
史料の読みと解説
事前事後の学修時間目安2時間以上
第4回
『増鏡』第9「草枕」文永11年2月条後半の検討
史料の読みと解説
事前事後の学修時間目安2時間以上
第5回
『増鏡』第9「草枕」文永11年3月条~11月条の検討
史料の読みと解説
事前事後の学修時間目安2時間以上
第6回
『増鏡』第9「草枕」建治元年条冒頭の検討
史料の読みと解説
事前事後の学修時間目安2時間以上
第7回
『増鏡』第9「草枕」建治元年条立坊関係記事の検討
史料の読みと解説
事前事後の学修時間目安2時間以上
第8回
『増鏡』第9「草枕」建治元年条立坊関係記事つづきの検討
史料の読みと解説
事前事後の学修時間目安2時間以上
第9回
『増鏡』第9「草枕」建治元年条前斎宮関係記事冒頭の検討
史料の読みと解説
事前事後の学修時間目安2時間以上
第10回
『増鏡』第9「草枕」建治元年条前斎宮関係記事中段の検討
史料の読みと解説
事前事後の学修時間目安2時間以上
第11回
『増鏡』第9「草枕」建治元年条前斎宮関係記事後段の検討
史料の読みと解説
事前事後の学修時間目安2時間以上
第12回
『増鏡』第9「草枕」建治元年条前斎宮関係記事後段の再検討
史料の読みと解説
事前事後の学修時間目安2時間以上
第13回
『増鏡』第9「草枕」西園寺実兼関係記事前半の検討
史料の読みと解説
事前事後の学修時間目安3時間以上(レポート準備含む)
第14回
『増鏡』第9「草枕」西園寺実兼関係記事後半の検討
史料の読みと解説
事前事後の学修時間目安3時間以上(レポート準備含む)
第15回
総括と展望
総括と展望
事前事後の学修時間目安31時間以上(レポート執筆含む)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: 50%
成績評価法
定期試験=レポート100%
・定期試験=レポートは、論述文としての解答を求め、講義理解度と論述文作成能力に応じて評価する。
・レポート課題に対応しないものや、授業内容と矛盾するものは、不可となる。
・欠席時間率30%以上、および報告担当の不履行は、原則として欠格とする。出欠確認における不正行為は、試験の不正行為に準じて対応する。
教科書にかかわる情報
備考
史料のコピーを配布する。
参考書にかかわる情報
備考
授業時間中やその前後の時間に指示する。
メッセージ
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)
関連科目
日本史入門、日本史概説、変体漢文、くずし字
履修条件
連絡先
修学支援システム「講義資料」を通じて、別途連絡する。
オフィスアワー
前期は火曜・木曜・金曜の放課後など。このほかにも在室時に多忙でなければ対応可能。
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