開講年度
開講学部等
2026
人文学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
木7~8
講義
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1011312004
東洋史概説[Outline of Oriental History]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
宮古 文尋
ー
担当教員[ローマ字表記]
宮古 文尋
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
「アジアの思想と社会」をテーマに、世界に価値観の違いが生じる理由を考えます。過去の制度や思考法は、現代に至るまでの間に失われたのか、残存しているのかを考えることを糸口に、歴史を踏まえた現代社会の再検討を試みます。その時、その地域を生きていた人々が、どのような感情を抱き、どのようなことを考えたのかを、当時の人たちの視点から考えてみて欲しいと思います。
授業の到達目標
・非合理的、非論理的にも映る、自分たちが暮らす現代日本とは異なる文化、習慣、宗教、政治体制の下での暮らしが、その時代や地域を生きる人々にとっては合理的かつ論理的である可能性を考えることができる。
・現代日本における権威やルール、或いは社会通念上の「正しい」「常識」「普通」を異なる価値観から見つめ直し、疑うことができる。
授業計画
【全体】
いわゆる「通史」という形ではなく、幾つかのトピックを取り上げる形でアジアの思想を概観します。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
死生観と宗教①:仏教の死生観
「宗教」という言葉と、仏教の死生観はどのようなものなのかについてお話しします。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
第2回
死生観と宗教②:一神教の死生観
イスラームを例に乾燥地域で生まれた一神教の死生観についてお話しします。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
第3回
死生観と宗教③:儒教の死生観
儒教の死生観はどのようなものであり、東北アジアの祖先祭祀の背景にどのような死生観が存在するかについてお話しします。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
第4回
死生観と宗教④:東北アジアでの仏教の変容
中国を経由し、儒教の影響を受けた後の仏教の変容と、日本での特徴についてお話しします。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
第5回
死生観と宗教⑤:中国と日本における宗教と儒教
中国と日本において「宗教」はどう定義され、儒教はどう位置付けられているのかについてお話しします。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
第6回
道徳と社会①:儒教道徳と喪礼
「孝」を基軸とした儒教道徳と、その表現であり実践である喪礼についてお話しします。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
第7回
道徳と社会②:宗族と住居
「孝」により紐帯する「宗族」と、その理念を体現した建築様式についてお話しします。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
第8回
道徳と社会③:「公」と「私」
日中における「公」と「私」の違い、それに伴う社会構造の違いについてお話しします。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
第9回
道徳と社会④:科挙
受験は画一的な価値観を根付かせる有効な手段です。前近代中国の受験制度「科挙」についてお話しします。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
第10回
道徳と社会⑤:官僚
受験を経て手にする地位に魅力がなければ受験は機能しません。前近代中国の官僚制度についてお話しします。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
第11回
「中華」の生成過程①:「中華」と「夷狄」
儒教道徳に基づく価値観で構築された「中華」社会と、「夷狄」の関係性についてお話しします。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
第12回
「中華」の生成過程②:「中華」が見た「夷狄」
「中華」社会は、異なる道徳と価値観を持つ「夷狄」社会をどう捉えたのかについてお話しします。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
第13回
作為される正統王朝①:「夷狄」から「中華」へ
「夷狄」の王朝は、陰陽五行説と五徳終始説をどう駆使することで、「中華」であろうとしたのかお話しします。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
第14回
作為される正統王朝②:『正史』の編纂
「夷狄」の王朝は、『正史』をどう編纂することで自らを「中華」の王朝としたのかお話しします。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
第15回
社会における「責務」と「救済」:統制の手段と構造
宗教がある社会、前近代の中国、そして日本における「責務」と「救済」は何であり、今後どうあるべきであるかを考えます。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
平常点60%、期末課題40%
平常点:授業内で出題されるクイズ数問の回答と授業の感想を提出してもらいます。
期末課題:授業内容に関する小作文(4000字以上)を提出してもらいます。
教科書にかかわる情報
備考
講義内で配布するプリントをテキストとします。
参考書にかかわる情報
備考
講義内容に直接関連する参考図書は配布プリントの中で紹介します。また、講義内容についてさらに詳しく知りたい事項があった場合は、関連図書・参考図書を紹介しますので問い合わせてください。
メッセージ
高校までの歴史教科の基礎知識は求めません。日本史や世界史や歴史総合を選択したことがなくても問題ありません。中国史に限らず歴史一般、歴史に限らず現代の中国やアジア諸地域に興味・関心のある学生の受講も歓迎します。
キーワード
中国、アジア、歴史、思想、宗教、仏教、儒教、イスラム、差別、日本、政治、国民、ナショナリズム、マイノリティ
持続可能な開発目標(SDGs)
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
関連科目
※後期に「東洋史特殊講義(近世・近代)」を履修する方は先にこの授業を受講しておいてください。
東洋史入門、東洋史特殊講義(近世・近代)、東洋史史料基礎/発展講読(近世・近代)、東洋史基礎/発展演習、東洋史実習
履修条件
「東洋史入門」の受講を前提として(東洋史入門の講義内容が前提知識としてあると想定して)お話しします。
※履修していなければ受講できないということではありません。
連絡先
miyako@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
水曜午前中(6月以降)・木曜5/6・9/10限(人文学部312号室)
※その他の時間もできる限り対応しますのでお問い合わせください。
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