開講年度
開講学部等
2025
人文学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
木5~6
講義
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1011312008
日本史特殊講義(中世)[Topics in Japanese History (Medieval)]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
真木 隆行[MAKI Takayuki]
ー
担当教員[ローマ字表記]
真木 隆行 [MAKI Takayuki]
特定科目区分
対象学生
対象年次
3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
学部生を主な対象として、日本中世史に関する講義をおこなう。今期は「12世紀末の顕密寺院とその再建事業」と題してお話ししたい。
治承4年(1180)12月、平氏政権の南都焼討によって東大寺・興福寺が焼亡したこと、その後に両寺の再建事業が展開したことは、周知の通りである。とりわけ東大寺の再建事業については、周防国との関係が深いこともよく知られている。この講義では、南都焼討がどのようにおこなわれたか、東大寺・興福寺の再建事業がどのようになされたかについて、史料に即しつつ、近年の研究成果も踏まえながら再検討したい。いっぽうこの前後の時期には、実は他寺の再建事業も並行して展開していた。12世紀末における顕密寺院再建の全体動向を明らかにすることを通じて、日本中世の政治史・寺社勢力論を捉え直すための試みをお示ししたい。
授業の到達目標
配付プリント・配布ファイルに示された事実関係や論旨を説明できる。既存のイメージ(歴史観)を更新しようとする柔軟な思考を身につける。個々の歴史的事象のほか、歴史的背景・研究方法・研究動向などにも関心を持つ。歴史学的知見について論理的に叙述できる。
授業計画
【全体】
下記のように授業をすすめる。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
講義のはじめに
授業概要と評価方法の説明
事前事後の学修時間目安1時間。
第2回
東大寺と興福寺の焼討事件(1)
東大寺と興福寺の焼討事件の検討
事前事後の学修時間目安2時間。
第3回
東大寺と興福寺の焼討事件(2)
東大寺と興福寺の焼討事件の検討(つづき)
事前事後の学修時間目安2時間。
第4回
東大寺の再建事業(1)
東大寺の再建事業の検討
事前事後の学修時間目安2時間。
第5回
東大寺の再建事業(2)
東大寺の再建事業の検討(つづき)
事前事後の学修時間目安2時間。
第6回
東大寺の再建事業(3)
東大寺の再建事業の検討(総括)
事前事後の学修時間目安2時間。
第7回
興福寺の再建事業(1)
興福寺の再建事業の検討
事前事後の学修時間目安2時間。
第8回
興福寺の再建事業(2)
興福寺の再建事業の検討(つづき)
事前事後の学修時間目安2時間。
第9回
東寺の再建事業(1)
東寺の再建事業の検討
事前事後の学修時間目安2時間。
第10回
東寺の再建事業(2)
東寺の再建事業の検討(つづき)
事前事後の学修時間目安2時間。
第11回
東寺の再建事業(3)
東寺の再建事業の検討(総括)
事前事後の学修時間目安2時間。
第12回
神護寺の再建事業(1)
神護寺の再建事業の検討
事前事後の学修時間目安2時間。
第13回
神護寺の再建事業(2)
神護寺の再建事業の検討(つづき)
事前事後の学修時間目安2時間。
第14回
園城寺その他の再建事業
園城寺その他の再建事業の検討
事前事後の学修時間目安2時間。
第15回
総括と展望
この講義の補足と総括と展望
レポートの準備と執筆の目安33時間以上。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
・小テスト20%、レポート80%
・いずれも論述文としての解答を求め、講義理解度・内容レベル・論述文作成能力に応じて評価する。
概ねの採点基準としては、理解度・内容レベルが高く、論理構成の巧みな解答を「優」以上(特に優れたものを秀とする)とする。理解度・論理構成いずれかに不充分さがあれば「良」とし、いずれにも不充分さがありながら単位認定できる程度と判断できれば「可」とする。
・レポート課題に対応しないものや、講義の内容と矛盾するものは、不可となる。
・欠席時間率30%以上は、原則として欠格とする。出欠確認における不正行為は、試験の不正行為に準じて対応する。
教科書にかかわる情報
備考
配布プリント等。
参考書にかかわる情報
備考
講義時間中に紹介する。
メッセージ
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)
関連科目
履修条件
連絡先
配布プリントを通じて別途お知らせする。人文学部棟3階の研究室へのご来訪にも対応する。
オフィスアワー
各曜日の放課後。このほかにも在室時に多忙でなければ対応可能。
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