タイトル

開講年度 開講学部等
2025 人文学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 月3~4 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1011314005 日本語学特殊講義(古代語)[Topics in Japanese Linguistics (Old Japanese)] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
安本 真弓[YASUMOTO Mayumi]
担当教員[ローマ字表記]
安本 真弓 [YASUMOTO Mayumi]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
日本語史において、ことばの歴史を考えるための基本的な方法は、文献を利用することである。しかし、それ以外にも言語の歴史を知るための方法は存在する。本講義では、言語の系統や地域差、体系性といった観点から言葉の歴史を探るための手段を概説する。
授業の到達目標
日本語の歴史のあり方について、重要事項が説明でき、言語の系統や地域差、体系性といった観点からも日本語史研究の方法を説明できるようになる。自らの使用している日本語がどのように形成され、変化してきたのか、その仕組みを考える。
授業計画
【全体】
文献以外にもことばの歴史を考えるための方法は存在することを前提として、言語の系統や地域差、体系性といった観点からことばの歴史を探るための手段について概説する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 ガイダンス 授業内容、授業の方法などの確認 事前学習:シラバスを読んでおくこと。日本語の歴史を調べるとはどのようなことかを考えておくこと。(目安時間:2時間)
事後学習:授業内容を復習し、日本語の歴史を学ぶことの意義について考えること。(目安時間:2時間)
第2回 文献以前の言語の姿をさぐる(1) 言語の系統・比較言語学の方法 事前学習:予習としてテキストの127ページ~141ページを読んでおくこと(目安時間:2時間)
事後学習:小テストに備え、前回の授業内容を復習しておくこと(目安時間:2時間)
第3回 文献以前の言語の姿をさぐる(2) 日本語の系統・起源 事前学習:予習としてテキストの141ページ~148ページを読んでおくこと(目安時間:2時間)
事後学習:小テストに備え、前回の授業内容を復習しておくこと(目安時間:2時間)
第4回 言語の地域差と言語の歴史(1) 比較言語学から比較方言学へ 事前学習:予習としてテキストの149ページ~156ページを読んでおくこと(目安時間:2時間)
事後学習:小テストに備え、前回の授業内容を復習しておくこと(目安時間:2時間)
第5回 言語の地域差と言語の歴史(2) 比較法による日本語アクセントの歴史 事前学習:予習としてテキストの156ページ~166ページを読んでおくこと(目安時間:2時間)
事後学習:小テストに備え、前回の授業内容を復習しておくこと(目安時間:2時間)
第6回 言語の地域差と言語の歴史(3) 言語地理学の方法 事前学習:予習としてテキストの167ページ~172ページを読んでおくこと(目安時間:2時間)
事後学習:小テストに備え、前回の授業内容を復習しておくこと(目安時間:2時間)
第7回 言語の地域差と言語の歴史(4) 方言分布から語の歴史を探る 事前学習:予習としてテキストの172ページ~183ページを読んでおくこと(目安時間:2時間)
事後学習:小テストに備え、前回の授業内容を復習しておくこと(目安時間:2時間)
第8回 言語の地域差と言語の歴史(5) 比較言語学と言語地理学の差異 事前学習:予習としてテキストの183ページ~185ページを読んでおくこと(目安時間:2時間)
事後学習:小テストに備え、前回の授業内容を復習しておくこと(目安時間:2時間)
第9回 方言による言語史と文献による言語史(1) 文献言語史と言語地理学・言語地理学と文献言語史の対照(「とんぼ」の歴史) 事前学習:予習としてテキストの187ページ~194ページを読んでおくこと(目安時間:2時間)
事後学習:小テストに備え、前回の授業内容を復習しておくこと(目安時間:2時間)
第10回 方言による言語史と文献による言語史(2) 言語地理学と文献言語史の対照(「顔」の歴史)・言語の伝播速度を計算する 事前学習:予習としてテキストの194ページ~206ページを読んでおくこと(目安時間:2時間)
事後学習:小テストに備え、前回の授業内容を復習しておくこと(目安時間:2時間)
第11回 言語の体系性と言語の歴史(1) 言語の体系性から言語の歴史をさぐる 事前学習:予習としてテキストの207ページ~215ページを読んでおくこと(目安時間:2時間)
事後学習:小テストに備え、前回の授業内容を復習しておくこと(目安時間:2時間)
第12回 言語の体系性と言語の歴史(2) 内的再建と比較法・文献言語史(ハ行子音の歴史) 事前学習:予習としてテキストの215ページ~224ページを読んでおくこと(目安時間:2時間)
事後学習:小テストに備え、前回の授業内容を復習しておくこと(目安時間:2時間)
第13回 社会の中の言語と言語変化(1) 言語の社会的変種と言語変化 事前学習:予習としてテキストの225ページ~229ページを読んでおくこと(目安時間:2時間)
事後学習:小テストに備え、前回の授業内容を復習しておくこと(目安時間:2時間)
第14回 社会の中の言語と言語変化(2) 言語の年齢差と言語変化・年齢差と地域差 事前学習:予習としてテキストの229ページ~242ページを読んでおくこと(目安時間:2時間)
事後学習:小テストに備え、前回の授業内容を復習しておくこと(目安時間:2時間)
第15回 まとめ これまでの授業の振り返りと期末試験に向けての説明 事前学習:これまでの授業内容を復習しておくこと。(目安時間:1時間)
事後学習:これまでの授業内容をもとに、期末試験に向けた学習に取り組むこと。(目安時間:3時間以上)
第16回 試験 期末試験 事前学習:これまでの授業内容をもとに、期末試験に向けた学習に取り組むこと。(目安時間:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
小テストと学期末の筆記テストで評価する。
小テスト30%、学期末の筆記テスト70%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 ガイドブック 日本語史 ISBN 9784894766150
著者名 大木一夫 出版社 ひつじ書房 出版年 2013
備考
参考書にかかわる情報
備考
授業時に適宜紹介する。
メッセージ
教科書は、「日本語史」の授業と共通である。
キーワード
日本語史
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
履修条件
連絡先
y.mayumi@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
木曜10:20-11:50

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