タイトル

開講年度 開講学部等
2025 人文学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 月5~6 講義 2.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1011314008 日本文学特殊講義(近世)[Topics in Japanese Literature (Early-Modern)] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
尾崎 千佳[OZAKI Chika]
担当教員[ローマ字表記]
尾崎 千佳 [OZAKI Chika]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
教員は、『万葉集』に淵源を持ち、中古(平安時代)・中世(鎌倉・室町時代)・近世(江戸時代)を通じて発展した連歌と俳諧が、どのような特質を有し、日本韻文史上にどのような位置を占めているか講じる。学生は、連歌・俳諧の特質と史的展開について理解する。
授業の到達目標
連歌の特質と史的展開を理解し、みずからの言葉で説明できる。
俳諧の特質と史的展開を理解し、みずからの言葉で説明できる。和歌・連歌・俳諧の関係性を理解し、雅俗の観点からその違いを説明することができる。
授業計画
【全体】
第2週から第4週にかけて日本の韻文史を概観したうえで、第5週から第9週にかけては連歌について、第11週から第15週にかけては俳諧について講じる。また、実作を適宜取り入れることによって、和歌・連歌・俳諧の本質の一端に迫ることを目指す。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 導入 授業の到達目標および概要の説明 配布プリント復習(1時間)
第2回 日本韻文史の展開(1) 和歌から連歌へ、和歌から短歌へ 配付プリント復習(4時間)
第3回 日本韻文史の展開(2) 連歌から俳諧へ、俳諧から俳句へ 配付プリント復習(4時間)
第4回 連歌の源流 二条良基『筑波問答』を読む(1) 配付プリント復習(4時間)
第5回 短連歌の展開 二条良基『筑波問答』を読む(2) 配付プリント復習(4時間)
第6回 短連歌から長連歌へ 二条良基『筑波問答』を読む(3) 配付プリント復習(4時間)
第7回 連歌の会席 実作をまじえて連歌を学ぶ(1) 配付プリント復習(4時間)
第8回 連歌の様式と作法 実作をまじえて連歌を学ぶ(2) 配付プリント復習(4時間)
第9回 俳諧の源流 『菟玖波集』の「俳諧」 配付プリント復習(4時間)
第10回 室町俳諧の成立 『竹馬狂吟集』を読む 配付プリント復習(4時間)
第11回 室町俳諧の展開 『犬筑波集』を読む 配付プリント復習(4時間)
第12回 貞門俳諧の成立 『貞徳永代記』を読む 配付プリント復習(4時間)
第13回 貞門俳諧の展開 『はなひ草』『誹諧初学抄』を読む 配付プリント復習(4時間)
第14回 貞門俳諧と談林俳諧 『蚊柱百句』を読む 配付プリント復習(4時間)
第15回 まとめ 日本韻文史構築の課題 配付プリント復習(8時間)
第16回 期末試験 日本における韻文の史的展開と特徴 授業内容復習(12時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: 20%
成績評価法
学期末の筆記テストで評価します。
学期末の期末テスト 100%
教科書にかかわる情報
備考
教科書は使用せず、毎時プリントを配布する。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 新編日本古典文学全集『連歌論集 能楽論集 俳論集』 ISBN 4096580880
著者名 奥田勲他校注 出版社 小学館 出版年 2001
参考書 書名 新潮日本古典集成『連歌集』 ISBN 4106203332
著者名 島津忠夫校注 出版社 新潮社 出版年 1979
参考書 書名 新日本古典文学大系『初期俳諧集』 ISBN 4002400697
著者名 森川昭他校注 出版社 岩波書店 出版年 1991
参考書 書名 新日本古典文学大系『芭蕉七部集』 ISBN 4002400700
著者名 上野洋三他校注 出版社 岩波書店 出版年 1990
参考書 書名 岩波セミナーブックス古典講読シリーズ『芭蕉七部集』 ISBN 4000042513
著者名 上野洋三 出版社 岩波書店 出版年 1992
備考
メッセージ
キーワード
和歌 連歌 俳諧
持続可能な開発目標(SDGs)

関連科目
日本文学史(近世)
履修条件
連絡先
研究室:人文506 電話:083-933-257 E-mail:ozaki@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
火曜10:20-11:50

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