開講年度
開講学部等
2025
人文学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
金3~4
講読
9.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1011314015
日本文学発展講読(近代)[Advanced Readings in Japanese Literature (Modern)]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
野坂 昭雄[NOSAKA Akio]
ー
担当教員[ローマ字表記]
野坂 昭雄 [NOSAKA Akio]
特定科目区分
対象学生
対象年次
3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
特定の作家・作品について書かれた評論を読むことで、多様な視座から作品の理解を深めることを目的とします。
授業では、近代の作家・梶井基次郎について書かれた著名な作家・批評家による文章を読み進めながら、その代表的な作品に触れます。
授業の到達目標
・梶井基次郎の文学の特質を理解し、また大正から昭和にかけての文学史的な事象についても知識を有している。
・批評文を正しく読み取り、理解することができる。
・難解な語、知らない語を辞書で調べるなど、進んで文章の意味を理解しようとする。
授業計画
【全体】
まずは教員が授業の進め方と梶井基次郎という作家、その作品について概説します。第2回以降、受講生は、自分が担当する文章について発表資料を作成して、その内容について説明します。担当者は、必要に応じて梶井の作品も読み、その作品に関する紹介も加えながら、他の受講生に文章の理解を促すよう努めます。その後、発表の内容および担当の文章、梶井の作品について質疑応答を行います。教員は適宜、発表内容に補足し、また読解の手助けとなる事項に関して説明を加えます。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
概説
授業の進め方、成績評価の方法、および梶井基次郎の略歴について説明する。
授業計画に即した予習・復習(学修時間の目安:4時間)
第2回
福永武彦「梶井基次郎、その主題と位置」
作品を精読し、発表者の報告を基に、質疑応答(ディスカッション)する。
次回のテキストを読み、ノートを作成する(準備学修に必要な学修時間の目安:4時間)
第3回
佐々木基一「梶井基次郎」
作品を精読し、発表者の報告を基に、質疑応答(ディスカッション)する。
次回のテキストを読み、ノートを作成する(準備学修に必要な学修時間の目安:4時間)
第4回
安東次男「幻視者の文学」
作品を精読し、発表者の報告を基に、質疑応答(ディスカッション)する。
次回のテキストを読み、ノートを作成する(準備学修に必要な学修時間の目安:4時間)
第5回
作品の考察① 「檸檬」
作品を精読し、発表者の報告を基に、質疑応答(ディスカッション)する。
次回のテキストを読み、ノートを作成する(準備学修に必要な学修時間の目安:4時間)
第6回
寺田透「梶井基次郎」
作品を精読し、発表者の報告を基に、質疑応答(ディスカッション)する。
次回のテキストを読み、ノートを作成する(準備学修に必要な学修時間の目安:4時間)
第7回
吉田健一「梶井基次郎」
作品を精読し、発表者の報告を基に、質疑応答(ディスカッション)する。
次回のテキストを読み、ノートを作成する(準備学修に必要な学修時間の目安:4時間)
第8回
山本健吉「梶井基次郎」
作品を精読し、発表者の報告を基に、質疑応答(ディスカッション)する。
次回のテキストを読み、ノートを作成する(準備学修に必要な学修時間の目安:4時間)
第9回
作品の考察② 「冬の日」
作品を精読し、発表者の報告を基に、質疑応答(ディスカッション)する。
次回のテキストを読み、ノートを作成する(準備学修に必要な学修時間の目安:4時間)
第10回
小島信夫「病者の心理と健康の文学」
作品を精読し、発表者の報告を基に、質疑応答(ディスカッション)する。
次回のテキストを読み、ノートを作成する(準備学修に必要な学修時間の目安:4時間)
第11回
桶谷秀昭「梶井基次郎」
作品を精読し、発表者の報告を基に、質疑応答(ディスカッション)する。
次回のテキストを読み、ノートを作成する(準備学修に必要な学修時間の目安:4時間)
第12回
秋山駿「エキゾティシズムの世界」
作品を精読し、発表者の報告を基に、質疑応答(ディスカッション)する。
次回のテキストを読み、ノートを作成する(準備学修に必要な学修時間の目安:4時間)
第13回
作品の考察③ 「のんきな患者」
作品を精読し、発表者の報告を基に、質疑応答(ディスカッション)する。
次回のテキストを読み、ノートを作成する(準備学修に必要な学修時間の目安:4時間)
第14回
宮内豊「檸檬と爆弾」
作品を精読し、発表者の報告を基に、質疑応答(ディスカッション)する。
次回のテキストを読み、ノートを作成する(準備学修に必要な学修時間の目安:4時間)
第15回
粟津則雄「想像の構造――梶井基次郎論」
作品を精読し、発表者の報告を基に、質疑応答(ディスカッション)する。
次回のテキストを読み、ノートを作成する(準備学修に必要な学修時間の目安:4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 50% C: --% D: 40%
成績評価法
授業での発表(あるいは期末レポート)と、授業への参加度により評価します。
授業での発表(未発表者の期末レポート) 60%、授業への参加度(質問など) 40%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
檸檬(新潮文庫)
ISBN
4101096015
著者名
梶井基次郎
出版社
新潮社
出版年
2003
備考
取り上げる文章は『文芸読本 梶井基次郎』(河出書房新社、1977年4月)に収載されていますが、現在では入手困難なので、授業ではプリントを配布します。また、梶井の作品については新潮文庫『檸檬』(新潮社、2003年改版、473円)をテキストとします。山大前の文栄堂にて購入してください。
参考書にかかわる情報
備考
授業で指示します。
メッセージ
わからない点をそのままにせず、自分なりに納得するまで調べること! 予習の際には、必ずその内容をノートにまとめておいてください。予習の状況をノートにより確認・評価する可能性があります。毎回、きちんと取り組んでください。
キーワード
梶井基次郎、日本文学、近代
持続可能な開発目標(SDGs)
関連科目
履修条件
連絡先
anosaka●yamaguchi-u.ac.jp
(メール送信の際は●を@に変えてください)
オフィスアワー
特に日時は指定しませんが、質問等には適宜対応いたします。
授業の後、あるいはメールにて、教員にアポイントメントを取ってください。
もちろん、在室時にはいつでも対応します。
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