開講年度
開講学部等
2025
人文学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
月7~8
講読
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1011314016
日本文学発展講読(近現代)[Advanced Readings in Japanese Literature (Contemporary)]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
中元 さおり[NAKAMOTO Saori]
ー
担当教員[ローマ字表記]
中元 さおり [NAKAMOTO Saori]
特定科目区分
対象学生
対象年次
3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
日本近現代文学における幻想文学の短編小説を精読します。
授業の到達目標
作品内の表現を正しく理解する知識や語彙力がある。物語内容だけでなく、作者や作品の成立状況などを理解することができる。作品から問題点を発見し、先行研究や様々な資料の調査を通して、自分なりの解釈を導き出すことができる。
授業計画
【全体】
近現代の幻想文学の短編小説を精読します。第1回から第3回にかけては、教員がガイダンスとして幻想文学全体の解説や作品の読解方法を紹介します。第4回以降は、受講生が作品をそれぞれ担当し、語釈や注釈をしながら、作品の表現や物語内容についての考察を発表します。また、先行研究や関連資料などを広く調査し、自分なりの考察を発表し、受講生全体による質疑応答や、教員による解説を通して、さらに作品理解を深めます。授業の前には、必ず作品を読み、感想や疑問点などを「課題シート」に記入してもらいます。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
ガイダンス
授業の進め方についての説明と、日本近現代文学における幻想文学についての解説
日本近現代文学における幻想文学について調べる
事前学習2時間及び事後学習2時間
第2回
江戸川乱歩「押絵と旅する男」
作者についての紹介と、作品内の言葉や表現、同時代状況について解説し、作品のテーマについて理解を深める
作品を精読する
事前学習2時間及び事後学習2時間
第3回
夏目漱石「夢十夜」
作者についての紹介と、作品内の言葉や表現、同時代状況と作品のテーマについて理解を深める
作品を精読する
事前学習2時間及び事後学習2時間
第4回
夢野久作「瓶詰の地獄」(1)
語釈、注釈、作者について調べたこと、作品についての疑問点とその解釈を発表し、全体での質疑応答を通してさらに検討する
作品を精読する
事前学習2時間及び事後学習2時間
第5回
夢野久作「瓶詰の地獄」(2)
先行研究を紹介し、作品のテーマや疑問点についての考察を発表し、全体での質疑応答を通してさらに検討する
作品を精読する
事前学習2時間及び事後学習2時間
第6回
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」(1)
語釈、注釈、作者について調べたこと、作品についての疑問点とその解釈を発表し、全体での質疑応答を通してさらに検討する
作品を精読する
事前学習2時間及び事後学習2時間
第7回
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」(2)
先行研究を紹介し、作品のテーマや疑問点についての考察を発表し、全体での質疑応答を通してさらに検討する
作品を精読する
事前学習2時間及び事後学習2時間
第8回
中島敦「文字禍」(1)
語釈、注釈、作者について調べたこと、作品についての疑問点とその解釈を発表し、全体での質疑応答を通してさらに検討する
作品を精読する
事前学習2時間及び事後学習2時間
第9回
中島敦「文字禍」(2)
先行研究を紹介し、作品のテーマや疑問点についての考察を発表し、全体での質疑応答を通してさらに検討する
作品を精読する
事前学習2時間及び事後学習2時間
第10回
川端康成「片腕」(1)
語釈、注釈、作者について調べたこと、作品についての疑問点とその解釈を発表し、全体での質疑応答を通してさらに検討する
作品を精読する
事前学習2時間及び事後学習2時間
第11回
川端康成「片腕」(2)
先行研究を紹介し、作品のテーマや疑問点についての考察を発表し、全体での質疑応答を通してさらに検討する
作品を精読する
事前学習2時間及び事後学習2時間
第12回
安部公房「鉛の卵」
語釈、注釈、作者について調べたこと、先行研究を紹介し、作品のテーマや疑問点についての考察を発表し、全体での質疑応答を通してさらに検討する
作品を精読する
事前学習2時間及び事後学習2時間
第13回
筒井康隆「家族八景」
語釈、注釈、作者について調べたこと、先行研究を紹介し、作品のテーマや疑問点についての考察を発表し、全体での質疑応答を通してさらに検討する
作品を精読する
事前学習2時間及び事後学習2時間
第14回
絲山秋子「沖で待つ」
語釈、注釈、作者について調べたこと、先行研究を紹介し、作品のテーマや疑問点についての考察を発表し、全体での質疑応答を通してさらに検討する
作品を精読する
事前学習2時間及び事後学習2時間
第15回
本谷有希子「異類婚姻譚」
語釈、注釈、作者について調べたこと、先行研究を紹介し、作品のテーマや疑問点についての考察を発表し、全体での質疑応答を通してさらに検討する
作品を精読する
事前学習2時間及び事後学習2時間
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 40% C: --% D: 60%
成績評価法
授業内の発表 50%、授業への参加度 20%、期末レポート 30%
教科書にかかわる情報
備考
授業でプリントを配布します。
参考書にかかわる情報
備考
授業内で適宜紹介します。
メッセージ
日本近現代文学の作品を研究対象として読むための方法を学びましょう。
キーワード
日本近現代文学
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
関連科目
日本文学基礎講読(近現代)、日本文学演習(近現代)
履修条件
連絡先
研究室 人文棟504
E-mail:s-nakamo@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
特に日時は指定せず対応します。質問などがある場合は、授業の前後やメールで事前に教員にアポイントメントを取ってください。
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