開講年度
開講学部等
2025
人文学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
木7~8
講義
6.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1011315001
英語学概説(形態と音声)[Outline of English Linguistics (Form and Sound)]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
大庭 明莉[OBA Akari]
ー
担当教員[ローマ字表記]
大庭 明莉 [OBA Akari]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
英語の発音に関する正しい知識を伝授した上で、英語の音声や語形成に関する原則や制約を、日本語のそれらとも対照させながら、説明する。また、音節などの韻律単位が言語文化にどのように影響を与えうるかを考える時間にもする。
この授業では、音声学、音韻論、形態論の基本的な概念と理論を学びます。音声学では、音の発音、分類、音声の物理的特徴について探求し、音韻論では、言語の音のパターンとその規則性を分析します。形態論では、単語の構造と意味の関係を理解し、言語の形態的な特徴を考察します。これらの領域を通じて、言語の音声と構造に関する深い理解を目指します。授業の進み具合によって、シラバスの内容が変わることがあります。
授業の到達目標
・英語の音声の仕組みについて理解し、正しい発音を習得する。
・知らない語や文のアクセントも予測・説明できるようになる。
・日英語の発音や語形成に関する総則を比較し、言語の個別性と普遍性を考える。
知識・理解の観点 1) 音声学・音韻論・形態論の基本概念を理解している。
2) 英語や日本語、その他の言語の言語事実に関して論理的に説明することができる。
思考・判断の観点 英語や日本語などのすでに知っている言語だけでなく、知らない言語の分析もできるようになる。
関心・意欲の観点 英語と日本語の様々な言語現象に関心を持つことができる。
態度の観点 わからないことは積極的に質問したり、活発に議論をすることができる。
技能・表現の観点 言語事実について科学的に説明する方法の基礎を身につけている。
授業計画
【全体】
音声学・音韻論・形態論の基礎を、英語や様々な言語のデータを観察しながら学ぶ。授業内では、さまざまな言語の単語リストから、その言語における音韻規則や形態変化の規則を導き出す、パズルのようなアクティビティを多数行う。毎回の授業前に、教科書の該当箇所の一部を予習として読んできてもらう。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
コース説明授業の進め方、評価方法等
コース説明授業の進め方、評価方法等について説明する。
準備学修時間目安:特になし
第2回
音声学 (1): 英語の子音の発音について
英語の子音の正しい発音方法を学ぶ。
準備学修時間目安:4時間
授業計画に沿った学習
第3回
音声学 (2): 英語の母音の発音について
英語の母音の正しい発音方法を学ぶ。
準備学修時間目安:4時間
授業計画に沿った学習
第4回
"英語の音声のアクティビティ+
音声学(3): 音声のその他の分類"
国際音声記号を見ながら、その記号と対応する音を発音してもらうアクティビティを行う。残りの時間で、音声のその他の分類について学ぶ。
準備学修時間目安:4時間
授業計画に沿った学習
第5回
音声学(4): トーンとイントネーション
トーンとイントネーションについて概説する。
準備学修時間目安:4時間
授業計画に沿った学習
第6回
音声学(5): スペリングと音の関係
英語のスペリングには音と一致しないものが多々あるが、そのような不一致が生じた歴史的な背景について学ぶ。
準備学修時間目安:4時間
授業計画に沿った学習
第7回
音韻論 (1): 音素と異音について
音韻論について学んでいく上で必要な、音素と異音という概念について学ぶ。
準備学修時間目安:4時間
授業計画に沿った学習
第8回
音韻論(2): 英語の音韻変化の制約について
英語の音韻変化の制約について学ぶ。
準備学修時間目安:4時間
授業計画に沿った学習
第9回
音韻論(3): 英語の音韻変化の制約について
英語の音韻変化の制約について学ぶ。
準備学修時間目安:4時間
授業計画に沿った学習
第10回
音韻論(4): 英語以外の言語の音韻変化の制約について
知らない言語の音韻変化を分析し、その言語における規則を導き出す
準備学修時間目安:4時間
授業計画に沿った学習
第11回
形態論(1): 形態素の分類
形態素がどのように分類されるかを学ぶ。
準備学修時間目安:4時間
授業計画に沿った学習
第12回
形態論(2): 語形成規則について
形態素の知識をもとに、語形成規則について学ぶ。
準備学修時間目安:4時間
授業計画に沿った学習
第13回
形態論(3): 語形成規則について
形態素の知識をもとに、語形成規則について学ぶ。
準備学修時間目安:4時間
授業計画に沿った学習
第14回
手話の音声学・音韻論・形態論
物理的な音を使わない手話においても、音声学・音韻論・形態論の議論がされている。この授業ではそれらを概観する。
準備学修時間目安:4時間
授業計画に沿った学習
第15回
まとめ
この授業での要点を振り返り、残りの時間は質問時間とする。また、期末課題をくじ引きで配布する。
準備学修時間目安:4時間
授業計画に沿った学習
第16回
期末課題回収+解説
期末課題を回収し、解説をする。
準備学修時間目安:4時間
授業計画に沿った学習
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 60% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
授業内のアクティビティ40%、毎回の授業に書くリアクションシート10%、期末課題50%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
An introduction to language
ISBN
9781133310686
著者名
Victoria Fromkin, Robert Rodman, Nina Hyams ; prepared by Broo
出版社
Wadsworth
出版年
2014
備考
教科書は購入する必要はありません。適宜、必要な箇所をファイルで修学支援システムにアップロードします。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)
関連科目
履修条件
連絡先
akario@hawaii.edu
オフィスアワー
火曜日の7〜8限の時間、またはそれ以外であればメールなどのアポイントメントを取ってください。
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