タイトル

開講年度 開講学部等
2025 人文学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 木5~6 演習 8.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1011315021 言語学演習(言語類型論)[Seminar in Linguistics (Language Typology)] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
乾 秀行[INUI Hideyuki]
担当教員[ローマ字表記]
乾 秀行 [INUI Hideyuki]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
 言語学のどんな分野を研究する場合でも、また特定の個別言語の研究をする場合でも、広く世界言語に対する洞察があるかないかでは大きな差が生まれます。本演習では、言語類型論のテキストComrie (1989)を読んで、一般言語学あるいは言語類型論的観点で言語研究する上で必要となる基本的な考え方や専門用語を覚えることを目的とします。最初に言語類型論の基本的な考え方を理解した後、テキストに沿って各論として語順、主語、格標示、関係節、使役構文、有生性を扱います。
授業の到達目標
言語類型論の基本的な用語に関する知識を身につけ、それによる研究内容を理解できる。世界言語全般の視点から言語現象を客観的に考察できる。世界諸言語に関して広く関心を持つことができる。
授業計画
【全体】
 単元毎にまとめて発表する形式で進めます。発表資料はTeXで作成します。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション 授業内容、授業の進め方、成績評価法の説明 TeXを使って発表資料を作る。
授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第2回 言語普遍性1 言語普遍性へのアプローチ TeXを使って発表資料を作る。
授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第3回 言語普遍性2 言語普遍性の分類、言語普遍性に対する説明 TeXを使って発表資料を作る。
授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第4回 言語類型論 類型論と普遍性、類型論的パラメータ、形態的類型論 TeXを使って発表資料を作る。
授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第5回 理論的前提1 意味役割、語用論的役割、文法関係 TeXを使って発表資料を作る。
授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第6回 理論的前提2 形態的格、英語とロシア語の節の構造 TeXを使って発表資料を作る。
授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第7回 語順 語順パラメータ、語順パラメータ間の相関関係 TeXを使って発表資料を作る。
授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第8回 主語 定義と範疇、能格性、意味的・語用論的要因 TeXを使って発表資料を作る。
授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第9回 格標示 格の識別的機能、他動詞構文の情報の流れ TeXを使って発表資料を作る。
授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第10回 関係節 関係節のタイプ、関係節形成への接近可能性 TeXを使って発表資料を作る。
授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第11回 使役構文 使役構文におけるパラメータ、結合価の変化、 TeXを使って発表資料を作る。
授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第12回 有生性 有生性に制御される現象、概念上の有生性の区別 TeXを使って発表資料を作る。
授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第13回 類型論と歴史言語学1 普遍性と類型論における通時的次元、地域類型論、類型論と再建 TeXを使って発表資料を作る。
授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第14回 類型論と歴史言語学2 類型論と通時的説明 TeXを使って発表資料を作る。
授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第15回 予備 予備 TeXを使って発表資料を作る。
授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 20% B: 30% C: --% D: 30%
成績評価法
プレゼンテーション、学期末の筆記テストで評価します。
プレゼンテーション 50%、学期末のレポート 50%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 Language universals and linguistic typology : syntax and morphology ISBN 9780226114330
著者名 Bernard Comrie 出版社 University of Chicago Press 出版年 1989
教科書 書名 言語普遍性と言語類型論ー統語論と形態論 ISBN 9784894761360
著者名 コムリー、松本克己&山本秀樹訳 出版社 ひつじ書房 出版年 2001
備考
参考書にかかわる情報
備考
授業中に適宜提示。
メッセージ
TeXによる発表資料作成が必須となります。
キーワード
言語普遍性、言語類型論、語順、主語、格標示、関係節、使役構文、有生性、歴史言語学
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 人や国の不平等をなくそう
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
関連科目
言語学概論(音韻・形態・統語)、言語学概論(意味・類型・歴史)、言語学特殊講義(言語学)、言語学特殊講義(言語情報学)、言語学演習(形態論)、言語学演習(フィールド言語学)、言語学演習(意味論)
履修条件
言語学分野の専門の演習です。
連絡先
inui@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
ゼミ用LINE使用。木金のゼミの授業前後。

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