タイトル

開講年度 開講学部等
2025 人文学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 木5~6 講読 5.5
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1012310015 ドイツ語文献読解(展開)[Readings in German (Advanced)] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
稲垣 健太郎[INAGAKI Kentaro]
担当教員[ローマ字表記]
稲垣 健太郎 [INAGAKI Kentaro]
特定科目区分   対象学生 人文学部正規生のみ 対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
この授業では、ドイツ語で書かれた専門文献を、文法書や辞書を用いながら正確に理解し、その主張を把握する力を養うことを目標とします。この授業では、Kai BremerとUwe Wirthによって編集された『近代文献学へのテクスト(Texte zur modernen Philologie)』(Stuttgart: Philipp Reclam, 2010)に収録されたテクストのうち、この授業では序論の一部とフリードリヒ・アウグスト・ヴォルフ(Friedrich August Wolf, 1759-1824)の『文献学百科事典』、エーリヒ・アウエルバッハ(Erich Auerbach, 1892-1957)の『世界文学の文献学(Philologie der Weltliteratur)』、またハンス・ウルリッヒ・グンブレヒト(Hans Ulrich Gumbrecht, 1948-)の「文献学の力(Die Macht der Philologie)」を扱います。それにより、ドイツ語の読解能力の向上とともに、文献学や比較文学にかかわる方法について知識を得ることを目指します。
授業の到達目標
ドイツ語の文法と語彙の知識にもとづいて、辞書を使いながら専門的な文献を自力で読むことができるようになること。
授業計画
【全体】
この授業では、上記の『近代文献学へのテクスト』のうち、序論(「文献学問題:文献学の理論史への文化学的観点(Die philologische Frage: Kulturwissenschaftliche Perspektiven auf die Theoriegeschichte der Philologie)」(S. 7-48)とヴォルフによる『文献学百科事典』(S. 75-87)、アウエルバッハの「世界文学の文献学」(S. 179-197)、グンブレヒト「文献学の力」(S. 323-335)の一部を精読します。テクストを理解するために必要な背景知識の解説をおこない、講読を進めます。講読に際しては、担当箇所を受講者に割り振り、事前に訳文を準備した上で授業に参加することが求められます。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション 演習のスケジュールと問題設定 該当せず
第2回 文献講読 「文献学問題」(1) 講読箇所の文法や語彙を調べること(2時間)。また、講読箇所において説明される人物や出来事について、可能な限り調べておくこと(2時間)。
第3回 文献講読 「文献学問題」(2) 講読箇所の文法や語彙を調べること(2時間)。また、講読箇所において説明される人物や出来事について、可能な限り調べておくこと(2時間)。
第4回 文献講読 「文献学問題」(3) 講読箇所の文法や語彙を調べること(2時間)。また、講読箇所において説明される人物や出来事について、可能な限り調べておくこと(2時間)。
第5回 ヴォルフ『文献学百科事典』への導入 ヴォルフの生涯と著作
学問史におけるヴォルフ
講読箇所の文法や語彙を調べること(2時間)。また、講読箇所において説明される人物や出来事について、可能な限り調べておくこと(2時間)。
第6回 文献講読 ヴォルフ『文献学百科事典』(1) 講読箇所の文法や語彙を調べること(2時間)。また、講読箇所において説明される人物や出来事について、可能な限り調べておくこと(2時間)。
第7回 文献講読 ヴォルフ『文献学百科事典』(2) 講読箇所の文法や語彙を調べること(2時間)。また、講読箇所において説明される人物や出来事について、可能な限り調べておくこと(2時間)。
第8回 文献講読 ヴォルフ『文献学百科事典』(3) 講読箇所の文法や語彙を調べること(2時間)。また、講読箇所において説明される人物や出来事について、可能な限り調べておくこと(2時間)。
第9回 アウエルバッハ『世界文学の文献学』への導入 アウエルバッハの生涯と著作 講読箇所の文法や語彙を調べること(2時間)。また、講読箇所において説明される人物や出来事について、可能な限り調べておくこと(2時間)。
第10回 文献講読 アウエルバッハ『世界文学の文献学』(1) 講読箇所の文法や語彙を調べること(2時間)。また、講読箇所において説明される人物や出来事について、可能な限り調べておくこと(2時間)。
第11回 文献講読 アウエルバッハ『世界文学の文献学』(2) 講読箇所の文法や語彙を調べること(2時間)。また、講読箇所において説明される人物や出来事について、可能な限り調べておくこと(2時間)。
第12回 文献講読 アウエルバッハ『世界文学の文献学』(3) 講読箇所の文法や語彙を調べること(2時間)。また、講読箇所において説明される人物や出来事について、可能な限り調べておくこと(2時間)。
第13回 文献講読 グンブレヒト「文献学の力」(1) 講読箇所の文法や語彙を調べること(2時間)。また、講読箇所において説明される人物や出来事について、可能な限り調べておくこと(2時間)。
第14回 文献講読 グンブレヒト「文献学の力」(2) 講読箇所の文法や語彙を調べること(2時間)。また、講読箇所において説明される人物や出来事について、可能な限り調べておくこと(2時間)。
第15回 文献講読 グンブレヒト「文献学の力」(3) 講読箇所の文法や語彙を調べること(2時間)。また、講読箇所において説明される人物や出来事について、可能な限り調べておくこと(2時間)。
第16回 まとめ まとめ 該当せず
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 15% B: 20% C: --% D: 20%
成績評価法
講読の準備(訳文の作成など)45%、小テスト20%、期末レポート35%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 Texte zur modernen Philologie ISBN 9783150187241
著者名 Kai Bremer und Uwe Wirth 出版社 Reclam 出版年 2010
備考
上記のテクストのうち、講読箇所のコピーを配布します。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 Prolegomena to Homer 1795. Translated with Introduction and Notes by Anthony Grafton, Glenn W. Most, and James E. G. Zetzel ISBN 9780691637167
著者名 Friedrich August Wolf 出版社 Princeton University Press 出版年 1985
参考書 書名 『ミメーシス:ヨーロッパ文学における現実描写』上下巻 ISBN 9784480081131
著者名 エーリッヒ・アウエルバッハ著 篠田一士、川村二郎訳 出版社 筑摩書房 出版年 1994
備考
上記の参考書のうち、関連箇所のコピーを配布します。
メッセージ
ドイツ学や文献学の古典的テクストを読みながら、比較文学や文学理論についても知識を得ることができるような機会を提供できれば幸いです。
キーワード
ドイツ語、文献学、学問史
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
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