開講年度
開講学部等
2025
人文学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
金5~6
講読
2.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1012310020
ラテン語(展開)[Latin (Advanced)]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
横田 蔵人[YOKOTA Kurato]
ー
担当教員[ローマ字表記]
横田 蔵人 [YOKOTA Kurato]
特定科目区分
対象学生
人文学部正規生のみ
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
「ラテン語(基礎)」の履修を踏まえて、ラテン語の基礎的な文法を学ぶ。
ラテン語は古代ローマの公用語であると同時に、西洋において中世から近代に至るまで学術言語として広く利用された言葉である。西洋の歴史・思想・美術・音楽・宗教・政治などに関心がある学生にとってラテン語の習得は新しい世界を拓いてくれる有益な体験となるだろう。ただし、言語の勉強それ自体は、あくまでも反復訓練の連続である。
授業の到達目標
ラテン語の基礎的な文法事項を習得し、定着させる。西洋古典文学作品に触れる。
授業計画
【全体】
「ラテン語(基礎)」の履修を踏まえて、ラテン語の基礎的な文法を学ぶ。
教科書として、中山恒夫『標準ラテン文法』白水社, 1987を用いる。
履修者は事前に教科書を購入しておくこと。
練習問題として、Hans H. Ørberg, Lingva Latina Per Se Illustrata, Pars I Familia Romanaを元にした教材を用いる。
こちらは購入する必要はない。
- 指定教科書の他に、自分の力量にあった日本語の教科書・参考書を購入して手許に置くことを勧める。
- 指定教科書の他に、ラテン語辞書を手許に置くことを勧める。(図書館や学生研究室の図書を利用するか、自費で購入する)
毎回の予習・復習を行えることが履修の条件となる。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
ガイダンスと復習
ガイダンスと前期の内容の復習
教科書に基づく事前学習と事後学習それぞれ2時間以上
第2回
第14章
練習問題第14章の内容
教科書に基づく事前学習と事後学習それぞれ2時間以上
第3回
第15章
教科書第15章の内容
教科書に基づく事前学習と事後学習それぞれ2時間以上
第4回
第16章
練習問題第16章の内容
教科書に基づく事前学習と事後学習それぞれ2時間以上
第5回
第17章
練習問題第17章の内容
教科書に基づく事前学習と事後学習それぞれ2時間以上
第6回
第18章
練習問題第18章の内容
教科書に基づく事前学習と事後学習それぞれ2時間以上
第7回
第19章
練習問題第19章の内容
教科書に基づく事前学習と事後学習それぞれ2時間以上
第8回
第20章
練習問題第20章の内容
教科書に基づく事前学習と事後学習それぞれ2時間以上
第9回
第21章
練習問題第21章の内容
教科書に基づく事前学習と事後学習それぞれ2時間以上
第10回
第22章
練習問題第22章の内容
教科書に基づく事前学習と事後学習それぞれ2時間以上
第11回
第23章
練習問題第23章の内容
教科書に基づく事前学習と事後学習それぞれ2時間以上
第12回
第24章
練習問題第24章の内容
教科書に基づく事前学習と事後学習それぞれ2時間以上
第13回
第25章
練習問題第25章の内容
教科書に基づく事前学習と事後学習それぞれ2時間以上
第14回
第26章
練習問題26章の内容
教科書に基づく事前学習と事後学習それぞれ2時間以上
第15回
定期試験
定期試験
教科書に基づく事前学習と事後学習それぞれ2時間以上
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 5% B: 5% C: 5% D: 5%
成績評価法
学期末の筆記テスト100%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
標準ラテン文法
ISBN
9784560017616
著者名
中山恒夫著
出版社
白水社
出版年
1987
備考
ラテン語の基礎的な文法を学ぶ。
教科書として、中山恒夫『標準ラテン文法』白水社, 1987を用いる。
履修者は事前に教科書を購入しておくこと。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
Familia Romana
ISBN
9781585104208
著者名
Hans H. Orberg
出版社
Focus Publishing, R. Pullins
出版年
2011
参考書
書名
しっかり学ぶ初級ラテン語 : 文法と練習問題
ISBN
9784860643669
著者名
山下太郎著
出版社
ベレ出版
出版年
2013
参考書
書名
アエネーイス
ISBN
4794809557
著者名
ウェルギリウス [著] ; 杉本正俊訳
出版社
新評論
出版年
2013
参考書
書名
教養としての「ラテン語の授業」 : 古代ローマに学ぶリベラルアーツの源流
ISBN
4478113289
著者名
ハン・ドンイル著 ; 岡崎暢子訳
出版社
ダイヤモンド社
出版年
2022
参考書
書名
世界はラテン語でできている
ISBN
9784815621261
著者名
ラテン語さん著
出版社
SBクリエイティブ
出版年
2024
参考書
書名
座右のラテン語 : 人生に効く珠玉の名句65
ISBN
9784815628017
著者名
ヤマザキ, マリ, 1967-,ラテン語さん,ヤマザキマリ, ラテン語さん 著
出版社
SBクリエイティブ
出版年
2025
備考
その他、ラテン語の文法書は日本でも数多く刊行されているので、教科書に加えて、自分に適したものを見つけ、併せて参照するとよい。
例えば、
・呉茂一『ラテン文法綱要:文法篇・演習篇 改訂版』要書房,1948年
・泉井久之助『ラテン広文典』白水社,1952年(新装復刊2005年)
・呉茂一『ラテン語入門』岩波書店(岩波全書),1952年
・呉茂一・泉木吉『ラテン語小文典:附ギリシア語要約およびラテン・ギリシア造語法』岩波書店,1957年
・村松正俊『ラテン語四週間』大学書林,1961年
・有田潤『初級ラテン語入門』白水社,1964年
・M. アモロス『ラテン語の学び方』南窓社,1970年
・片岡孝三郎『ラテン語文法』朝日出版社,1982年
・松平千秋・國原吉之助『新ラテン文法』東洋出版,1990年
・小林標『独習者のための楽しく学ぶラテン語』大学書林,1992年
・大西英文『はじめてのラテン語』講談社(現代新書),1997年
・中山恒夫『古典ラテン語文典』白水社,2007年
・逸見喜一郎『ラテン語のはなし:通読できるラテン語文法』大修館書店,2000年
・土岐健治・井阪民子『楽しいラテン語』教文館,2002年
・岩崎務『ニューエクスプレス:ラテン語《CD付》』白水社,2011年
・石川勝二『私はラテン語』渓水社,2011年
・山下太郎『しっかり学ぶ初級ラテン語:文法と練習問題』ベレ出版,2013年
・河島思朗『基本から学ぶラテン語』ナツメ社,2016年
など。
新刊で入手できない場合は、古書で探すこともできる。
メッセージ
ラテン語の授業は前期の「ラテン語(基礎)」と後期の「ラテン語(展開)」があります。両方を受講してはじめて文法を一通り習得できるようになっています。ぜひ両方の受講を目指して下さい。
キーワード
西洋史、欧米言語文学、西洋哲学、ラテン語、ヨーロッパ史、ヨーロッパ文化
持続可能な開発目標(SDGs)
関連科目
ラテン語(基礎)
履修条件
「ラテン語(基礎)」を履修済みであるか、同等のラテン語基礎知識を有すること。「ラテン語(基礎)」を履修せず、この授業からの授業参加を希望する場合には、教員に相談することを勧める。
連絡先
kyokota@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
随時。メールないし授業中に相談してください。
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