開講年度
開講学部等
2026
人文学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
月5~6
講義
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1012312011
東洋史特殊講義(近世・近代)[Topics in Oriental History (Early-Modern and Modern)]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
宮古 文尋
ー
担当教員[ローマ字表記]
宮古 文尋
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
アヘン戦争以降の中国は、西洋や日本との関わりの中で変化を始めます。まずは、変化を始める前の伝統的な中国の思想と社会、それに基づき構築されていた東アジアの国際秩序はどのようなものであるか確認します。その後、中国が西洋の国際秩序に飲み込まれ、伝統が崩壊していく過程を、清朝皇帝が外国公使を接見する際の儀礼の変遷から振り返ります。また中国は、自らも日本や西洋の技術や制度を取り入れようとし、近代化への道を歩み始めます。そのただなかにいたのは悪女として名高い西太后でした。西太后は改革の推進を阻み、中国の近代化を遅らせた人物として知られています。その認識は正しいのか、西太后は実際にはどのような人物であったのかを中心に、中国の近代化の試みを概観します。
授業の到達目標
・歴史上の出来事について「何が起きた」という知識を得るのみならず、「なぜ」そうなったのか、その理由を考えることができるようになる。
・既存の歴史記述を絶対視することなく、常に批判的に、疑問を持ちながら読み、考える力を身に付ける。
授業計画
【全体】
中国の伝統思想を概観した上で、それが近代化により変容していく様についてお話しします。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
清末中国の外国人接見儀礼①:朝貢から「外交」へ
中国の伝統思想に基づき構築された東アジアの国際秩序について、それが西洋の国際秩序と同衝突したのかについてお話しします。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
第2回
清末中国の外国人接見儀礼①:朝貢から「外交」へ
西洋の国際秩序に基づく公使の首都駐在、公使の皇帝への謁見が中国において実施されるまでの経緯についてお話しします。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
第3回
清末中国の外国人接見儀礼②:皇帝権威の誇示
清朝皇帝が居住する紫禁城の構造と、その背景にある伝統思想についてお話しします。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
第4回
清末中国の外国人接見儀礼②:皇帝権威の誇示
外国公使が清朝皇帝に謁見する際の儀礼はどのように定められていたのかについてお話しします。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
第5回
清末中国の外国人接見儀礼②:皇帝権威の誇示
外国公使が清朝皇帝に謁見する場所と儀礼はどのように変遷したのかについてお話しします。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
第6回
清末中国の外国人接見儀礼③:皇帝権威の失墜
外国公使が清朝皇帝に謁見する際の儀礼はどのような理由で変更されたのかについてお話しします。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
第7回
清末中国の外国人接見儀礼③:皇帝権威の失墜
西太后は外国人接見にどう臨んだのかについてお話しします。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
第8回
清朝の対外関係:対外連携策の破綻
外国人接見儀礼が変更され、政治制度改革を求める運動が高まる最中、清朝の対外関係はどのような状況であったのかについてお話しします。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
第9回
清朝の対外関係:対外連携策の破綻
光緒帝の幼年期の教育係であり、最側近であった翁同龢を、光緒帝が罷免追放した理由についてお話しします。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
第10回
清末中国の政治構造
清末中国の政治制度と政策決定過程、それがどのように記録され、歴史研究の史料となっているかについてお話しします。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
第11回
戊戌変法と戊戌政変:西太后と康有為の実像
政治制度改革を求める運動の中核を担った康有為の改革構想、その背景にある思惑についてお話しします。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
第12回
戊戌変法と戊戌政変:西太后と康有為の実像
西太后の政治制度改革運動に対する態度と、西太后が政変を起こし、光緒帝から政治的実権を奪った理由についてお話しします。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
第13回
戊戌変法と戊戌政変:西太后と康有為の実像
康有為が画策した西太后幽閉計画の詳細と政変後の康有為の動向についてお話しします。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
第14回
「悪女たちの真実:西太后」(NHK制作)の誤りと創作
資料映像を題材に、歴史の当事者と歴史研究者の主張の裏にある思惑について考えます。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
第15回
戊戌政変後の清朝
政変が清朝の内政外政に及ぼした影響、新たな改革の試み、革命に身を投じた人物の実像等についてお話しします。
読書・インターネットの閲覧・テレビ番組の視聴などを通じ、講義内容から生じた興味関心を深める(授業1回あたり合計4時間程度)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
平常点60%、学期末レポート40%
平常点:授業内で出題されるクイズ数問の回答と授業の感想を提出してもらいます。
期末課題:授業内容と指定される課題図書を基にレポート(5000字以上)を提出してもらいます。
教科書にかかわる情報
備考
講義内で配布するプリントをテキストとします。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
ハンドブック近代中国外交史 : 明清交替から満洲事変まで
ISBN
9784623084906
著者名
岡本隆司, 箱田恵子編著
出版社
ミネルヴァ書房
出版年
2019
参考書
書名
悪の歴史 東アジア編 ; 南・東南アジア編
ISBN
9784389500658
著者名
上田信編著
出版社
清水書院
出版年
2018
参考書
書名
?の歴史 東洋編
ISBN
9784389501235
著者名
上田信編著
出版社
清水書院
出版年
2020
参考書
書名
歴史家の調弦
ISBN
9784324106709
著者名
上智大学文学部史学科編
出版社
Sophia University Press 上智大学出版
出版年
2019
参考書
書名
清末政治史の再構成 : 日清戦争から戊戌政変まで
ISBN
9784762960437
著者名
宮古文尋著
出版社
汲古書院
出版年
2017
備考
講義内容についてさらに詳しく知りたい事項があった場合は、関連図書・参考図書を紹介しますので問い合わせてください。
メッセージ
キーワード
歴史、中国、思想、政治、外交、儀礼、憲法、日本、近代化
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
東洋史入門、東洋史概説、東洋史史料基礎/発展講読(近世・近代)、東洋史基礎/発展演習、東洋史実習
履修条件
「東洋史入門」「東洋史概説」の受講を前提として(これらの講義内容が前提知識としてあると想定して)お話しします。
※履修していなければ受講できないということではありません。
連絡先
miyako@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
火曜午前中、水曜(午前中~14:30)(人文学部312号室)
※その他の時間もできる限り対応しますのでお問い合わせください。
ページの先頭へ