タイトル

開講年度 開講学部等
2025 人文学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 火3~4 講読 8.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1012313008 民俗学・文化人類学講読[Readings in Folklore and Cultural Anthropology] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
谷部 真吾[YABE Shingo]
担当教員[ローマ字表記]
谷部 真吾 [YABE Shingo]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
日本に暮らす「普通の人々」の生活を分析することで、日本文化の「本質」に迫ろうとする学問に、民俗学がある。この講義では、民俗学の教科書を精読していくことで、当該学問の基礎概念や基本的な考え方を理解していく。
授業の到達目標
民俗学の専門用語や民俗学的な考え方を理解し、解説することができる。日本文化の特徴について、自分なりの意見を述べることができる。自分なりの問題意識をもち、深く考え抜くことができる。
授業計画
【全体】
本講義では、福田アジオ(責任編集)2015『知って役立つ民俗学』ミネルヴァ書房を精読していく。

事前に、章ごとに発表担当者を決め、その週の発表担当者は、テキストの内容をまとめ、修学支援システムに提出する。
また、発表担当者以外の履修者も、事前にテキストを読み、感想と疑問点をまとめて、修学支援システムに提出する。

授業では、まず、発表担当者にテキストの内容を報告してもらい、その後、他の受講生から提出された感想・疑問点をもとに、受講生全員で議論をする。
そうすることによって、テキストの内容や民俗学に対する知見を深めていく。

なお、履修者が多い場合は、八木透(編)2013『新・民俗学を学ぶ』昭和堂も講読する。
その場合、授業計画が大幅に変更となることを、あらかじめ了承されたい。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 はじめに 担当箇所の割り振りと発表スケジュールの決定 教科書や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
第2回 第1章 現代の家族事情
テキストの説明と質疑応答 教科書や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
第3回 第2章 人間関係のゆくえ テキストの説明と質疑応答 教科書や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
第4回 第3章 墓と葬儀 テキストの説明と質疑応答 教科書や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
第5回 第4章 区別と差別 テキストの説明と質疑応答 教科書や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
第6回 第5章 横並び志向の心理 テキストの説明と質疑応答 教科書や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
第7回 第6章 くらしと自然環境 テキストの説明と質疑応答 教科書や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
第8回 前半のまとめ 『知って役立つ民俗学』の第1章~第6章の内容を、近年の民俗学の知見と関係づけながら解説する。 配布した講義資料や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
第9回 第7章 神と自然 テキストの説明と質疑応答 教科書や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
第10回 第8章 くらしと信仰 テキストの説明と質疑応答 教科書や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
第11回 第9章 ウチとソト テキストの説明と質疑応答 教科書や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
第12回 第10章 日本文化の多様性 テキストの説明と質疑応答 教科書や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
第13回 (第11章)民俗学が読み解く現代 テキストの説明と質疑応答 教科書や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
第14回 後半のまとめ 『知って役立つ民俗学』の第7章~第11章の内容を、近年の民俗学の知見と関係づけながら解説する。 教科書や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
第15回 全体のまとめ 全体を振り返り、民俗学の特徴と意義について解説する。 配布した講義資料や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 30% C: --% D: 50%
成績評価法
学期末レポート、課題レポート、授業への参加度、発表で評価します。

学期末レポート 30%
課題レポート  20%
授業への参加度 20%
発表 30%

なお、欠席と課題レポート未提出の合計が5回以上となった場合は、欠格とします。
教科書にかかわる情報
教科書 書名 『知って役立つ民俗学』 ISBN 9784623071265
著者名 福田アジオ(責任編集) 出版社 ミネルヴァ書房 出版年 2015
備考
参考書にかかわる情報
参考書 書名 『新・民俗学を学ぶ』 ISBN 9784812212561
著者名 八木透(編) 出版社 昭和堂 出版年 2013
参考書 書名 『民俗学講義』 ISBN 9784842914053
著者名 谷口貢(他編) 出版社 八千代出版 出版年 2006
参考書 書名 『はじめて学ぶ民俗学』 ISBN 9784623071258
著者名 市川秀之(他編) 出版社 ミネルヴァ書房 出版年 2015
参考書 書名 『日本民俗大辞典』上・下 ISBN 4642013326
著者名 福田アジオ(他編) 出版社 吉川弘文館 出版年 1999
備考
上記の他、適宜、参考文献を紹介するので、受講者は必要に応じて目を通すことが望ましい。
メッセージ
1.初回授業の際に、担当箇所の割り振りを行うので、履修希望者は必ず出席すること。
2.テキストは、発表担当者以外の履修者も、必ず読んでくること。
3.講義中の私語は厳禁とする(場合によっては、退出を命じることもある)。
4.30分以上の遅刻は入室を認めない。
キーワード
民俗 民俗学
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
履修条件
主な受講生として想定しているのは、2年生です。
また、毎回、課題レポートを課しますので、すべての課題を提出する意欲が求められます。
連絡先
メールドレス:yabe[a]yamaguchi-u.ac.jp([a]を@に変えてください)
オフィスアワー
必要があれば随時。

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