開講年度
開講学部等
2025
人文学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
金9~10
講義
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1012314002
日本文学史(近代)[History of Japanese Literature (Modern)]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
野坂 昭雄[NOSAKA Akio]
ー
担当教員[ローマ字表記]
野坂 昭雄 [NOSAKA Akio]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
日本文学史において近現代(明治、大正、昭和、平成)に区分される時代に成立した主要な作品について、概要と特質を理解し、その歴史的展開に関する包括的な知識を修得します。とりわけ、近現代文学においては、半ば隔絶されていた我が国が開国によってそれまでほとんど接触することがなかった西欧世界から、多大な影響を受けることになりました。その結果、近世期(江戸時代)とは異なり、和歌・物語・日記という三つの文学形態の均衡状態から、物語の進化形態としての小説が表現の主流の座を得ることになります。それゆえ、本講義では小説作品の概要と特質を中心的に取り上げつつ、明治以降の文学の歴史を辿ります。
授業の到達目標
・近代文学史の包括的な知識を有している。
・個々の作品を、その特質等に従って文学史的に分類することができる。
・さまざまな作品に関心を持ち、実際に読んでみる。
授業計画
【全体】
主に講義形式で、近代の文学的な事象を取りあげ、説明していきます。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
導入 授業の到達目標及び概要の説明
授業の進め方などを説明
国語便覧等による日本文学史の確認(準備学修に必要な学修時間の目安:4時間)
第2回
近代文学と近代以前の文学──書物の流通と印刷
近代文学とそれ以前の文学の違いを考える
予習・復習(学修時間の目安:4時間)
第3回
明治文学史(1)──戯作文学と翻訳文学
明治文学出発期の歴史を辿る
予習・復習(学修時間の目安:4時間)
第4回
明治文学史(2)──仮名垣魯文「西洋道中膝栗毛」
「西洋道中膝栗毛」の冒頭部について説明する
予習・復習(学修時間の目安:4時間)
第5回
明治文学史(3)──言文一致と「風景」の発見
「言文一致」について説明する
予習・復習(学修時間の目安:4時間)
第6回
明治文学史(4)──浪漫主義から自然主義へ
北村透谷、島崎藤村、田山花袋などを取り上げる
予習・復習(学修時間の目安:4時間)
第7回
明治文学史(5)──国木田独歩
国木田独歩の「忘れえぬ人々」「窮死」などを読む
予習・復習(学修時間の目安:4時間)
第8回
大正文学史(1)──出版文化の発展
明治以降の新聞や貸本屋などの状況を辿る
予習・復習(学修時間の目安:4時間)
第9回
大正文学史(2)──白樺派
白樺派について説明する
予習・復習(学修時間の目安:4時間)
第10回
大正文学史(3)──デモクラシーと社会
大正期の文学者がどのように社会と対峙したかを考える
予習・復習(学修時間の目安:4時間)
第11回
昭和文学史(1)──プロレタリア文学
プロレタリア文学について説明し、小林多喜二「蟹工船」を読む
予習・復習(学修時間の目安:4時間)
第12回
昭和文学史(2)──都市文化とモダニズム
東京の変容と文化的成熟を説明し、都市を巡る作品を読む
予習・復習(学修時間の目安:4時間)
第13回
昭和文学史(3)──視覚と文学
昭和期の文学における視覚の問題を取り上げる
予習・復習(学修時間の目安:4時間)
第14回
昭和文学史(4)──戦争期の文学
日中戦争、太平洋戦争期の日本の文学的状況を説明する
予習・復習(学修時間の目安:4時間)
第15回
まとめ
これまでの授業の内容について振り返る
予習・復習(学修時間の目安:4時間)
第16回
期末試験
筆記による試験
試験のための復習
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
期末筆記試験と授業への参加度(コメントで判断)により評価します。
期末試験 70%、授業への参加度 30%
教科書にかかわる情報
備考
教科書は用いません。授業ではプリントを配布します。
参考書にかかわる情報
備考
授業中に適宜紹介します。毎回の授業の最後にリアクション・ペーパーを配布し、コメントや質問を書いてもらいます。
メッセージ
自分の好きな作家の本だけでなく、知らない作家の作品もいろいろと読んでみてください。その面白さに気づくことができます。
キーワード
日本文学史、近代
持続可能な開発目標(SDGs)
関連科目
履修条件
連絡先
anosaka●yamaguchi-u.ac.jp
(メール送信の際は●を@に変えて下さい)
オフィスアワー
オフィスアワーは特に設けませんが、研究室にて、適宜授業の質問・相談などに応じます。
授業の後、あるいはメールにてアポイントメントを取ってください。
もちろん、在室時にはいつでも質問に応じます。
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