開講年度
開講学部等
2025
人文学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
火5~6
講義
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1012314006
日本文学特殊講義(近現代)[Topics in Japanese Literature (Contemporary)]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
中元 さおり[NAKAMOTO Saori]
ー
担当教員[ローマ字表記]
中元 さおり [NAKAMOTO Saori]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
日本の近現代文学作品を読み解くための能力の養成を目指して、日本文学史において近代および現代に区分される時代の代表的作品を取り上げ、講義します。講義では、作者および作品の成立事情や本文等について概説した後に、そこに伏在する問題と、その問題をめぐって営まれてきた研究の成果について検討を加えてゆき、近現代文学作品を読解するための方法を探究します。
授業の到達目標
近現代文学と同時代の文化や政治などの動向について知識を有している。同時代の動向や他の芸術ジャンルとの影響関係から文学作品をとらえ、幅広く考察することができる。講義で取り上げる作品や話題から、日本の近現代文学について自分なりの問題意識をもつことができる。
授業計画
【全体】
日本近現代文学について、戦後を代表する作家・三島由紀夫を中心に幅広い作家や話題を取り上げ、文学とさまざまな事象との影響関係を検討します。
教員による講義形式の授業ですが、授業の感想や質問を記入したリアクションシートを毎回提出してもらいます。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
ガイダンス 授業の進め方について
授業の進め方についての説明
日本近現代文学の流れについて調べる
事前学習2時間及び事後学習2時間
第2回
戦後を代表する作家・三島由紀夫について
三島由紀夫の作家活動について説明
授業計画に沿った学習を行う
事前学習2時間及び事後学習2時間
第3回
文学における告白、ジェンダー、セクシュアリティについて(1)
三島由紀夫「仮面の告白」を中心に、日本近現代文学における告白小説やジェンダー、セクシュアリティについて検討する
計画に沿った学習を行う
事前学習2時間及び事後学習2時間
第4回
文学における告白、ジェンダー、セクシュアリティについて(2)
三島由紀夫「仮面の告白」を中心に、日本近現代文学における告白小説やジェンダー、セクシュアリティについて検討する
計画に沿った学習を行う
事前学習2時間及び事後学習2時間
第5回
文学と戦争について(1)
昭和期における戦争と文学の影響関係について検討する
計画に沿った学習を行う
事前学習2時間及び事後学習2時間
第6回
文学と戦争について(2)
昭和期における戦争と文学の影響関係について検討する
計画に沿った学習を行う
事前学習2時間及び事後学習2時間
第7回
文学と検閲について
近代から現代における文学と検閲の問題について検討する
計画に沿った学習を行う
事前学習2時間及び事後学習2時間
第8回
三島由紀夫「潮騒」について
ベストセラー小説「潮騒」について、作品のテーマや問題点について検討する
計画に沿った学習を行う
事前学習2時間及び事後学習2時間
第9回
三島由紀夫「金閣寺」について(1)
代表作「金閣寺」について、作品のテーマや問題点について検討する
計画に沿った学習を行う
事前学習2時間及び事後学習2時間
第10回
三島由紀夫「金閣寺」について(2)
代表作「金閣寺」について、作品のテーマや問題点について検討し、映画「炎上」と比較する
計画に沿った学習を行う
事前学習2時間及び事後学習2時間
第11回
文学と映画の関係について
文学作品の映画へのアダプテーションについて検討する
計画に沿った学習を行う
事前学習2時間及び事後学習2時間
第12回
文学とプライバシーの問題について(1)
三島由紀夫「宴のあと」に端を発するプライバシー問題について、他の作家の作品も視野に入れて検討する
計画に沿った学習を行う
事前学習2時間及び事後学習2時間
第13回
文学とプライバシーの問題について(2)
三島由紀夫「宴のあと」に端を発するプライバシー問題について、他の作家の作品も視野に入れて検討する
計画に沿った学習を行う
事前学習2時間及び事後学習2時間
第14回
三島由紀夫と芸術について
三島とさまざまな芸術作品との関わりや、現在も続く影響関係について検討する
計画に沿った学習を行う
事前学習2時間及び事後学習2時間
第15回
三島由紀夫と川端康成について
全体のまとめ
師弟関係にあった三島と川端について、影響関係などを検討する
全体のまとめ
計画に沿った学習を行う
事前学習2時間及び事後学習2時間
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
授業内レポート 50%、学期末のレポート 50%
教科書にかかわる情報
備考
授業でプリントを配布します。
参考書にかかわる情報
備考
授業内で適宜紹介します。
メッセージ
キーワード
日本近現代文学
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
関連科目
日本文学基礎講読(近現代)
履修条件
連絡先
研究室 人文棟504
E-mail:s-nakamo@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
特に日時は指定せず対応します。質問などがある場合は、授業の前後やメールで事前に教員にアポイントメントを取ってください。
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