タイトル

開講年度 開講学部等
2025 人文学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 金7~8 講読  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1012314010 日本文学発展講読(中古)[Advanced Readings in Japanese Literature (Classical)] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
森野 正弘[MORINO Masahiro]
担当教員[ローマ字表記]
森野 正弘 [MORINO Masahiro]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
日本文学史において中古と区分される時代(平安時代)に成立した『源氏物語』のうち、帚木巻から花宴巻にかけての物語を取り上げ、講読する。教員は、作品について概説し、読解する上で参考となる諸文献について紹介した後、帚木巻から花宴巻にかけての物語を取り上げ、講読する。教員は、作品について概説し、読解する上で参考となる諸文献について紹介した後、帚木巻から花宴巻にかけての主要な場面を受講者に担当範囲として割り振る。受講者は、諸注釈書を参照しながら担当範囲についての本文・解釈・先行研究等について精査し、そこに伏在している問題について整理したプリントを作成する。授業では、受講者が作成したプリントに基づいて作品を読解し、検討を加えてゆく。
授業の到達目標
古典文学作品に書かれた内容を正確に読み取ることができる。古典文学作品に書かれた内容を通じて多面的な物の見方・考え方ができる。古典文学作品に関連する歴史的文化的事項について自発的に調べることができる。
授業計画
【全体】
『源氏物語』の帚木巻から花宴巻までの物語を対象として主要な場面を取り上げ、受講者に担当範囲として割り当てる。受講者は担当範囲についての本文・注釈・問題点などを載せた資料を作成し、発表する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 『源氏物語』の概説 『源氏物語』の作品内容、文学史上の位置づけについて講義する。 作者である紫式部について調べる。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第2回 『源氏物語』の文献案内 『源氏物語』の本文、注釈の諸相について講義する。 授業で取り上げた文献の閲覧方法について調べる。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第3回 『源氏物語』の研究案内 『源氏物語』の研究の諸相について講義する。 授業で取り上げた文献の閲覧方法について調べる。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第4回 帚木巻の講読(1) 帚木巻の主要な場面を対象として、どのような解釈が施されてきたかについて検討する。 帚木巻の主要な場面の本文について、諸注釈書を参照しながら解釈等を精査し、どのような問題があるか調べる。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第5回 帚木巻の講読(2) 帚木巻を対象として、どのような研究が行われてきたかについて検討する。 帚木巻を対象とした研究論文を参照し、どのような問題提起がされているかについて調べる。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第6回 空蝉巻の講読(1) 空蝉巻の主要な場面を対象として、どのような解釈が施されてきたかについて検討する。 空蝉巻の主要な場面の本文について、諸注釈書を参照しながら解釈等を精査し、どのような問題があるか調べる。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第7回 空蝉巻の講読(2) 空蝉巻を対象として、どのような研究が行われてきたかについて検討する。 空蝉巻を対象とした研究論文を参照し、どのような問題提起がされているかについて調べる。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第8回 夕顔巻の講読(1) 夕顔巻の主要な場面を対象として、どのような解釈が施されてきたかについて検討する。 夕顔巻の主要な場面の本文について、諸注釈書を参照しながら解釈等を精査し、どのような問題があるか調べる。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第9回 夕顔巻の講読(2) 夕顔巻を対象として、どのような研究が行われてきたかについて検討する。 夕顔巻を対象とした研究論文を参照し、どのような問題提起がされているかについて調べる。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第10回 若紫巻の講読(1) 若紫巻の主要な場面を対象として、どのような解釈が施されてきたかについて検討する。 若紫巻の主要な場面の本文について、諸注釈書を参照しながら解釈等を精査し、どのような問題があるか調べる。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第11回 若紫巻の講読(2) 若紫巻を対象として、どのような研究が行われてきたかについて検討する。 若紫巻を対象とした研究論文を参照し、どのような問題提起がされているかについて調べる。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第12回 紅葉賀巻の講読(1) 紅葉賀巻の主要な場面を対象として、どのような解釈が施されてきたかについて検討する。 紅葉賀巻の主要な場面の本文について、諸注釈書を参照しながら解釈等を精査し、どのような問題があるか調べる。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第13回 紅葉賀巻の講読(2) 紅葉賀巻を対象として、どのような研究が行われてきたかについて検討する。 紅葉賀巻を対象とした研究論文を参照し、どのような問題提起がされているかについて調べる。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第14回 花宴巻の講読(1) 花宴巻の主要な場面を対象として、どのような解釈が施されてきたかについて検討する。 花宴巻の主要な場面の本文について、諸注釈書を参照しながら解釈等を精査し、どのような問題があるか調べる。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第15回 花宴巻の講読(2) 花宴巻を対象として、どのような研究が行われてきたかについて検討する。 花宴巻を対象とした研究論文を参照し、どのような問題提起がされているかについて調べる。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
授業内の発表内容50%、レポート50%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 新編日本古典文学全集『源氏物語』① ISBN 4096580201
著者名 阿部秋生・秋山虔・今井源衛・鈴木日出男 出版社 小学館 出版年 1994
備考
大学図書館HPの学習用ポータルから「JapanKnowledge」に入り、「本棚」で「新編日本古典文学全集」を参照する。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 新日本古典文学大系『源氏物語』(一) ISBN 4002400190
著者名 柳井滋・室伏信助・大朝雄二・鈴木日出男・藤井貞和・今西祐一郎 出版社 岩波書店 出版年 1993
参考書 書名 『源氏物語事典』 ISBN 4479840605
著者名 林田孝和・植田恭代・竹内正彦・原岡文子・針本正行・吉井美弥子 出版社 大和書房 出版年 2002
参考書 書名 『源氏物語の鑑賞と基礎知識』全43冊 ISBN 4784302115
著者名 鈴木一雄・監修 出版社 至文堂 出版年 1999
参考書 書名 『人物で読む源氏物語』全20冊 ISBN 4585011420
著者名 上原作和・編 出版社 勉誠出版 出版年 2005
備考
該当なし
メッセージ
出席状況80%未満の者は欠格とする。
キーワード
中古文学
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
関連科目
日本文学基礎講読(中古)
履修条件
連絡先
morino@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
金曜日9・10時限

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